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【エクストラ】殴り合い最強?メロエッタ【BW1~sI】

はじめに

 昨年12月、おもしろいデッキがエクストラレギュレーション(Expanded)に現れました。それがこちらのxerneas12352さんによるデッキ(①)。

メロエッタ①

https://play.limitlesstcg.com/tournament/61b8f9009265f87e5e6920d5/player/xerneas12352/decklist

ダメージを与えるワザが<メロエッタ>の「メロディアスエコー」のみとなっています。エクストラレギュレーションには

スペシャルチャージ

があるので<フュージョンエネルギー>を使い回すことができ、非Vでありながら280ダメージ+α(<パワータブレット>による加点)を連発することが可能となっています。
 デッキレシピ①では<デデンネGX><クロバットV><ジラーチEX><ジラーチ>といったカードでデッキを回すようになっていましたが、<メロエッタ>がフュージョンであるため、<ゲノセクトV>にするのがいいのではないかと考えていました。他の方もそのように考えていたようで、以下のようなレシピが現れました。

APackOfAlpacasさんのデッキレシピ(②)

メロエッタ②

https://play.limitlesstcg.com/tournament/61c14bc49265f87e5e694412/player/apackofalpacas/decklist

 サポートを<カミツレのきらめき>のみとし、<ランダムレシーバー>も採用することで<カミツレのきらめき>を毎ターン使うことを狙った構築となっています。また、エネルギーは<フュージョンエネルギー>のみの採用となっている一方で、ポケモンは<ミュウVMAX>ラインも採用されています。

Leuさんのデッキレシピ(③)

メロエッタ③

https://play.limitlesstcg.com/tournament/61c6977154b82a0ab761bfb9/player/leu/decklist

 ポケモンは<メロエッタ>と<ゲノセクトV>のみとなっていますが、エネルギーはデッキレシピ①と同様に<基本超エネルギー>も採用されており、加えて<次元の谷>も3枚採用することで「メロディアスエコー」が打ちやすくなっています。サポートは<カミツレのきらめき>の他に<グズマ>が採用されています。また、他のデッキではなかなか見ない、<リザーブチケット>というカードが採用されています。

リザーブチケット

<ウッウロボ>とは違い好きなカードを手札には加えられませんが、「フュージョンシステム」があるため、差はあってないようなものです。
 本記事では、デッキレシピ②③を参考に自分でも<メロエッタ>のデッキを組んだので、そのデッキを紹介します。また、このデッキで昨年12/30(木)にホビーステーション名古屋大須本店で開催されたジムバトルに参加してきたので、その結果も簡単に記載します。

デッキレシピ

メロエッタ 2M3pyp-VVEVna-SypypM

https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/2M3pyp-VVEVna-SypypM/

ポケモン 8
メロエッタ(フュージョン) 4
ゲノセクトV 4

グッズ 41
クイックボール 4
ハイパーボール 4
バトルVIPパス 4
ウッウロボ 4
パワータブレット 4
スペシャルチャージ 4
リザーブチケット 3
トレーナーズポスト 3
フィールドブロアー 2
レスキュータンカ 2
ダウジングマシン 1
ネストボール 1
あなぬけのヒモ 1
ロトム図鑑 1
ともだちてちょう 1
かるいし 2

サポート 4
カミツレのきらめき 4

スタジアム 3
次元の谷 3

エネルギー 4
フュージョンエネルギー 4

デッキレシピ②からは
・サポートは<カミツレのきらめき>のみ
・エネルギーは<フュージョンエネルギー>のみ
・<スペシャルチャージ>4枚

といった点を、デッキレシピ③からは主に
・<バトルVIPパス><ウッウロボ><リザーブチケット>の採用
・<次元の谷>3枚

といった点を参考にしました。

 以下では、いくつかのカードについて説明します。

ACE SPEC枠について
 今回はACE SPECのカードとして<ダウジングマシン>を採用しました。その理由は<パワータブレット>を5回使えるようにしたかったからです。
 VMAXポケモンが主軸のデッキは<アセロラ>のような耐久手段が用意されていることが多いため、できれば一撃で倒すのを2回やって勝ちたいわけですが、VMAXポケモンを一撃で倒すには基本的に<フュージョンエネルギー>4枚+<パワータブレット>2枚が必要になります。しかし、4枚しかない<パワータブレット>を全て必要なタイミングで使用することはなかなか難しいので、<ダウジングマシン>を採用して<パワータブレット>を5回使えるようにして、VMAXポケモン一撃の難易度を下げることにしました。
 もちろん状況によってトラッシュから手札に加えるカードは変わってきます。1枚しか採用していない<あなぬけのヒモ><ロトム図鑑>を2回使うことも可能となります。

 話は変わりますが、ダメージ増強という意味ではデッキレシピ②のように<ちからのハチマキ>を採用するのがいいかもしれません。また、カードを使い回すという意味では<リサイクル>というカードもあります。

リサイクル

<あなぬけのヒモ>について
 デッキレシピ①②③いずれでも採用されていませんでしたが、今回採用しました。<こくばバドレックスVMAX>等のデッキで多く採用されている、特性「がまんのかべ」を持つ<ソーナンス>を相手のバトル場からどかし、「フュージョンシステム」を使えないことを防ぐというのが一番の目的です。<ウッウロボ>や<リザーブチケット>→<トレーナーズポスト>という手段でほしいときに手札に加えられる可能性があるので、採用の価値はあると思います。
 ちなみに、<ゲノセクトV>に<フュージョンエネルギー>がついていると<フュージョンエネルギー>の効果によって<ソーナンス>の「がまんのかべ」や<ダストダス>の「ダストオキシン」の効果を受けなくなるので、「フュージョンシステム」が使えます

<ロトム図鑑>について

ロトム図鑑

 <フュージョンエネルギー>がサイド落ちすると困るわけですが、<グラジオ>や<シャクヤ>を使っている暇はないため、運任せにはなってしまいますが<ロトム図鑑>でサイドから救えるようにしています。

目指す動き

 じゃんけんに勝ったら後攻をとり、1ターン目から<カミツレのきらめき>+<フュージョンエネルギー>手貼りで「メロディアスエコー」210ダメージを出していきます。各種グッズや「フュージョンシステム」を駆使すれば、この2枚を揃えることはスタンダードレギュレーションと比べるとかなり簡単なはずです。
 2ターン目以降も<スペシャルチャージ><カミツレのきらめき>を使って「メロディアスエコー」280ダメージ+αを与え続けましょう。

ジムバトルの結果

<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX><ザシアンV> 6-1○ 後攻
 じゃんけん勝って後攻。初手に<メロエッタ>と<ゲノセクトV>2枚があった。
 後1<リザーブチケット>によって<カミツレのきらめき>+<フュージョンエネルギー>手貼りに成功し、「メロディアスエコー」210ダメージでお相手の<カプ・テテフGX>きぜつ。
 先2<ザシアンV>の「ブレイブキャリバー」230ダメージで<メロエッタ>きぜつ。
 後2<スペシャルチャージ><カミツレのきらめき><パワータブレット>を使用して「メロディアスエコー」310ダメージで<ザシアンV>きぜつ。このとき<次元の谷>が出ており、<メロエッタ>2匹と<ゲノセクトV>2匹に<フュージョンエネルギー>が1枚ずつついていた(その他に何もついていない<ゲノセクトV>が2匹いた)。
 先3<パラレルシティ>を出されて何もついていない<ゲノセクトV>2匹トラッシュ。<ザシアンV>にエネルギーが3枚つかず、バトル場で「ふとうのつるぎ」。
 後3<次元の谷>を持っていなかったが、<スペシャルチャージ>と<カミツレのきらめき>があったので、<フュージョンエネルギー>をトラッシュすることでバトル場の<メロエッタ>をにがしてベンチの1エネ<メロエッタ>をバトル場に→<スペシャルチャージ>で<フュージョンエネルギー>を山札に戻す→<カミツレのきらめき>でバトル場の<メロエッタ>に<フュージョンエネルギー>を貼って2エネにして「メロディアスエコー」280ダメージで<ザシアンV>きぜつ。勝ち。

おわりに

 グッズロックと<ザオボー>はやめてください。

画像の引用元:
 ポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」
 https://www.pokemon-card.com/
 Limitless
 https://play.limitlesstcg.com/

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