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【エクストラ】安定性重視のはくばバドレックスVMAX【BW1~s6H・K】

はじめに

 白銀のランス(s6H)で収録された<はくばバドレックスVMAX>は2エネで250ダメージを与えることができますが、TAG TEAMのポケモンのHPは270のものが多く、<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>はHPが280もあり、一発で倒すことができません。そのため、スタンダードレギュレーションではその少し足りない打点を補うために「クイックシューター」を持つ<インテレオン>を採用していることが多いのだと思われます。
 しかしエクストラレギュレーションであれば、

こだわりハチマキ

があるため、容易にGX・EXポケモンに280ダメージを与えることができ、<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>も一発で倒すことができます。さらにエクストラレギュレーションには、

ダイブボール

アクアパッチ

といった、水タイプをサポートする強力なトレーナーズがあります。
 そこで本記事では、これらのカードを用いた<はくばバドレックスVMAX>のエクストラレギュレーションのデッキを紹介します。また、このデッキで4/29(木・祝)にホビーステーション大須万松寺店で行われたエクストラバトルの日に出場してきたので、その結果も記載します。

デッキレシピ

 1・2ターン目の安定性を重視して構築してみました。先攻をとって2ターン目から「ダイランス」で攻撃していきたいため、<はくばバドレックスV>を持ってこれるカードを10枚採用しているのが特徴です。

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ポケモン 14
はくばバドレックスV(sH6) 4
はくばバドレックスVMAX 3
テッポウオ(イオンプール) 2
オクタン(アビスハンド) 2
デデンネGX 1
クロバットV 1
カプ・テテフGX 1

グッズ 27
クイックボール 4
ダイブボール 4
アクアパッチ 4
バトルサーチャー 3
はかせのてがみ 2
パソコン通信 1
グレートキャッチャー 1
フィールドブロアー 1
まんたんのくすり 1
ぼうけんのカバン 1
かるいし 3
こだわりハチマキ 2

サポート 9
博士の研究 4
メロン 2
グズマ 2
N 1

スタジアム 2
せせらぎの丘 2

エネルギー 8
基本水エネルギー 8

カード解説

はくばバドレックスV(s6H) 4
はくばバドレックスVMAX 3

 メインにしてほぼ唯一のアタッカー。<はくばバドレックスV>は1エネで攻撃でき、場合によっては200ダメージを出せる点を評価してs6Hのものを4枚採用。<はくばバドレックスVMAX>も4枚ほしいが、枠の都合上3枚。

テッポウオ(イオンプール) 2
オクタン(アビスハンド) 2

 置きドロソ。「ダイランス」でエネルギーをトラッシュした後に<N>や<マリィ>を打たれて動けなくなってそのままずるずるといってしまうのを「アビスハンド」が防いでくれる。<はくばバドレックスVMAX>ラインと<ダイブボール>を共有できるのが偉すぎる。<テッポウオ>はスタジアムをトラッシュできる「イオンプール」を持つものを採用した。

デデンネGX 1
クロバットV 1
カプ・テテフGX 1

 お守りたち。

クイックボール 4
ダイブボール 4

 1ターン目にベンチに<はくばバドレックスV>も<テッポウオ>も置きたいため4枚ずつ採用。水タイプであれば進化ポケモンでも持ってこられる<ダイブボール>が強すぎる……。

アクアパッチ 4
 水タイプ版<メタルソーサー>。<はくばバドレックスVMAX>の2体目の準備に好都合。

バトルサーチャー 3
 サポートの使い回しに。4枚ほしいが序盤は使いづらいので3枚に。

はかせのてがみ 2
 <基本水エネルギー>になるカードが現物含めて10枚ほしくて、山札の圧縮を進めやすくするために10枚のうち2枚を<はかせのてがみ>に。<たっぷりバケツ>でもいいが、基本エネルギーが<基本水エネルギー>しかないのがバレるのでこちらで。

パソコン通信 1
 ACE SPEC枠。他のACE SPECにする理由がない場合はこれが安定。

グレートキャッチャー 1
 ドロサポと併用できるのが強い。

フィールドブロアー 1
 TAG TEAMに貼られた<闘魂のまわし>を剥がしたり、<デデンネGX>等を使う前に<サイレントラボ>を剥がしたりすることを想定して採用。

まんたんのくすり 1
 「ダイランス」でエネルギーをトラッシュすることが多いので、デメリットはあってないようなもの。やっぱり全回復は強い。

ぼうけんのカバン 1
かるいし 3
こだわりハチマキ 2

 基本的に1ターン目はベンチの<はくばバドレックスV>にエネルギーを貼り、2ターン目にバトル場に送り出す必要があるため、<かるいし>は少し多めの3枚採用。<こだわりハチマキ>は相手の1ターン目終了時にバトル場にTAG TEAMがいる場合は2ターン目にほしいカードだが、それ以外の場合は2ターン目には必要ないため<かるいし>よりは少ない2枚採用。また、双方のカードに触りやすくするために<ぼうけんのカバン>を1枚採用。

博士の研究 4
 2ターン目に<はくばバドレックスVMAX>進化と2エネつけるのを遂行しやすくするために、最強ドロサポを4枚採用。

メロン 2
 エネルギー加速したうえでドローもできる強いサポート。2ターン目に使うのは少し難しく、また<アクアパッチ>もあるので2枚の採用に止めた。

グズマ 2
 倒したいベンチポケモンを呼べるのが強いのはもちろんのこと、自分もポケモンを入れ替えられるため、バトル場に0エネ<はくばバドレックスVMAX>がいる状態で<グズマ>→手貼りと<アクアパッチ>→バトル場に出て「ダイランス」連発、ということが可能になる。3枚にしてもいいかもしれない。

N 1
 手札干渉札。こちらには<オクタン>がいるのでいつ打っても安心できる。基本は他のサポートを使いたいため1枚採用。

せせらぎの丘 2
 <クイックボール><ダイブボール>に加えて、さらに<はくばバドレックスV><テッポウオ>を並べやすくするために採用。

基本水エネルギー 8
 <はかせのてがみ>の箇所で書いた通り。エネルギーの現物がこれくらいはほしかった。

採用候補となりうるカード

ケルディオEX
 
特性「かけつける」のおかげで、「ダイランス」を使って0エネになった<はくばバドレックスVMAX>に<アクアパッチ>でエネルギーを供給しやすくなる。

バトルコンプレッサー
 <アクアパッチ>や<バトルサーチャー>からサポートが使いやすくなったり、いらないカードを捨てて山札を圧縮したりできる。

やまびこホーン
ターゲットホイッスル

 TAG TEAMを2回倒して勝ちにできる可能性があるカード。

ローズ

 <オクタン>と相性抜群。高崎実さんのYouTubeチャンネルの動画では採用されているので、そちらを観ていただくといいかもしれない。


フヨウ

 現状のレシピだと「みつりんめいさい」の<ジュナイパー>相手に詰んでしまうので、対策札がほしい方は入れるべし。

うねりの大海
 確定数をずらすことができるかもしれないカード。

ウォッシュ水エネルギー
 <ダークライGX>の「デッドムーンGX」などを防いでくれるカード。このカードを入れるなら、<グズマ&ハラ>などの特殊エネルギーをサーチできるカードも入れたい。

エクストラバトルの日の結果

 まず、4戦の結果をまとめておきます。

<ゲッコウガ&ゾロアークGX>(<マニューラGX>入り) 0-2●ポケモン切れ
マッドパーティ 6-3○
<トゲキッスVMAX> 4-3○投了
<ゲッコウガ&ゾロアークGX> 0-2●ポケモン切れ
2勝2敗

 次に、各対戦の詳細です(記憶違いの箇所もあるかもしれません)。

<ゲッコウガ&ゾロアークGX>(<マニューラGX>入り) 0-2●ポケモン切れ
 じゃんけん勝って先攻。引き直しで相手に手札1枚与える。
先1<カプ・テテフGX>スタート。<はかせのてがみ>で<基本水エネルギー>を持ってきて手貼りしてエンド。ボールも<せせらぎの丘>もなし。
後1<ミュウツー&ミュウGX>スタート。<バトルコンプレッサー>で<基本悪エネルギー>と<博士の研究>をトラッシュ。<クイックボール>で<ガラルファイヤーV>と<ニューラ>を持ってくる。<ダークパッチ>で<ガラルファイヤーV>にエネ加速。<バトルサーチャー>から<博士の研究>。「じゃえんのつばさ」と手貼りで<ガラルファイヤーV>が3エネに。<かるいし>を<ミュウツー&ミュウ>に貼ってにげる。「オーラバーン」190ダメージできぜつ。負け。
 ……1・2ターン目の安定性とは?

マッドパーティ 6-3○
 じゃんけん負けて先攻。引き直しで相手に手札1枚与える。
先1<カプ・テテフGX>スタート(またか……)。今回はベンチに<はくばバドレックスV>と<テッポウオ>を展開することに成功。
後1のお相手の展開があまりよくなく攻撃されずに終了。
先2・先3で<デデンネ>と<クロバットV>を倒してサイド3枚先取。
後3で<はくばバドレックスVMAX>が倒される。
先4で「エンペラーライド」で<ミュウ>を倒し、後4の「マッドパーティ」を耐え、先5で<グレートキャッチャー>で<デデンネGX>を呼んで「ダイランス」250ダメージで勝ち。 

<トゲキッスVMAX> 4-3○投了
 じゃんけん負けて先攻。
先1<はくばバドレックスV>スタート。お相手のバトル場が<トゲキッスV>で苦戦を予想。ベンチに<はくばバドレックスV>と<テッポウオ>を準備して、バトル場の<はくばバドレックス>に手貼りして終了。
後1にベンチに<トゲキッスV>を出して終了。
先2<ダイランス>250ダメージで<トゲキッスV>を倒す。
後2から<トゲキッスVMAX>の「ダイグライド」で攻撃される。
先3・先4と「ダイランス」でダメージを与えていくが、都度「まんたんのくすり」で回復され、後4で<はくばバドレックスVMAX>きぜつ。
先5も「ダイランス」で攻撃するが、後5に<アセロラ>で回収され、ベンチに<トゲキッスV>を置いて「ダイグライド」。
先6<グズマ>で<トゲキッスV>を呼んで「ダイランス」250ダメージで倒す。サイドから<N>を救出するも、後6<マリィ>で<まんたんのくすり><N>が流されて「ダイグライド」。王手をかけられる。
先7<せせらぎの丘>で<サイレントラボ>を割る。山札を薄くしていたため、<クイックボール>からの<クロバットV>「ナイトアセット」と「アビスハンド」で<まんたんのくすり>と<N>にたどり着けて両方とも使用。<アクアパッチ>も引いて3体目の3エネ<はくばバドレックスVMAX>で「ダイランス」130ダメージ。この時点で手札・山札ともに2枚で、エネルギーを貼る手段が<メロン>しか残っていなかったため、返しのターンで回復されると負けが確定。
後7<フウロ>を使われて負けたと思っていたところ、山札に<まんたんのくすり>が残っておらず、投了。勝ち。どうやら<まんたんのくすり>を2枚入れ忘れていた模様(お相手も4枚入れてるつもりでプレイしていたらしい……)。

<ゲッコウガ&ゾロアークGX> 0-2●ポケモン切れ
 じゃんけん負けて先攻。
先1<はくばバドレックスV>スタート。エネルギーを貼って終了。ボールも<せせらぎの丘>もなし。
後1<デデンネGX>スタート。<バトルコンプレッサー>で<ダークライGX>と<基本悪エネルギー>2枚落として「リザレクション」<ダークパッチ>手貼り<どくさいみん光線>コインウラからの<N>。<パソコン通信>で<かるいし>を持ってきて<デデンネGX>にげて「デッドエンドGX」。負け。
 ……1・2ターン目の安定性とは?(2回目)

 この後フリー対戦をしていただき、その際は後1・後2で<どくさいみん光線>を使われたものの「デッドエンドGX」には至らず、一方こちらは先2で<ゲッコウガ&ゾロアークGX>、先3で<カプ・テテフGX>を倒すことができてサイド5枚先取。後3で2体目の<ゲッコウガ&ゾロアークGX>の「あくのはどう」を耐え、先4「ダイランス」250ダメージで勝ちとなりました。

おわりに

 「安定性重視」と言っておきながら後1で負けるのを2回やっているのでお恥ずかしい限りなのですが、プロトタイプとしてはそれなりの出来だと思っております。是非このデッキを叩き台として遊んでみてください。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

画像の引用元:
 ポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」
 https://www.pokemon-card.com/

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