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〝Mixed Juice〟のいうとおり


約4年ほど前の秋、当時応援していたグループが出演している舞台の期間中。
劇場付近で友人と待ち合わせしていたものの、お互い早めに到着し「それならどこかで時間を潰そうか」と、近くにあったカラオケに足を運んだ。

その時に友人が選曲した曲のひとつが『青空願ってまた明日』。
聴きながらぼんやりと〝優しくて、素敵な歌詞だな〟と思っていた。
それにしても良い曲だな、誰が歌っているのかな。
あ、ジャニーズWESTの曲なんだ。



・・・ジャニーズWEST?



わたしの中でジャニーズWESTと言えば『ええじゃないか』『ズンドコ パラダイス』などの楽曲のイメージや、バラエティ番組での軽快なトーク・切り返しなどの立ち居振る舞いから〝関西のにぎやかなお兄さんたち〟という印象を抱いていた。それから、メンバー6人から繰り出される多種多様なボケを、あるメンバーが1人で捌いている ということも聞いたことがあるぞ。とんだ苦労人だなぁ~


さてこのカラオケでの素敵な(一方的な)出会いがあってから、ジャニーズWESTというグループが少し気になる存在になった。


思えば同じく関西出身のグループ・関ジャニ∞を応援しているし、元を辿れば そういえばわたし、劇場に足を運ぶくらいお笑いも好きでした。
ジャニーズに興味をもつ前は所謂〝邦ロック〟もたくさん聴いていた。こちらはいまでも聴くけれど。
フェスに行くことも好きだったし、キラキラしているだけではない、熱量も併せ持ったパフォーマンスをする人たちにどこか惹かれているところがあったのだろうな。
思い返せば、好きになるきっかけというのは色々なところに転がっていた。

W杯バレーボールの期間中に幾度となく耳にした『Big Shot!!』や、仕事で慣れない勤務形態にしんどさや辛さを感じている時に〝頑張っている証拠だよ〟と肯定してくれた『証拠』などなど。
ほんのすこし知識をつけた状態で聴く彼らの楽曲は、いままでよりも響いてくるように感じました。こういうことを解像度が上がったと言うのだろうな。

とはいえ、専ら曲を聴くばかりでメンバーの1人1人がどういう人なのかというところまで調べたりしたことはなかった。その代わり、時間を見つけて最寄りのTSUTAYAに立ち寄りCDを借りて、愛用のウォークマンに取り込んだ。
けれどももうさすがに、この頃にはメンバー6人から繰り出される多種多様なボケを捌いている人が中間淳太さんだ、ということは覚えた。
(先日のヒルナンデス!では 當間琉巧くんがお世話になりました)



そしてだんだんと仕事に、職場の環境に適応できるようになってからは、少しでも出社することが楽しくなるようにと ジャニーズWESTの楽曲を聴きながら通勤することも増えた。


そうして月日は流れて、わたしのウォークマンに『Mixed Juice』『サムシング・ニュー』の楽曲たちが追加された。
余談ですが、自分が覚えている限りで最も古い記憶、いちばん初めに好きになったアーティストがポルノグラフィティなのだけど、その中でも好きな曲の特徴として天体とか季節の要素がちりばめられているのです。
たとえば関ジャニ∞の中では『応答セヨ』や『夕闇トレイン』が好きだ。


ワクワクしながら取り込んだ曲たちを聴いていたら、イントロのピアノの音が流れた瞬間に 直感で「好きかもしれない」と思える曲と出会った。

真昼間の月に僕は種を植えに行くんだ

ムーンライト/ジャニーズWEST


今まで月というのは、夜を表すことばだとばかり思っていたよ。重岡さんの感性が羨ましいな。
カラッとしたシンプルな曲調と、まっすぐに明るく照らしてくれるような力強さを兼ね備えた歌詞にものすごいパワーを感じて。憂鬱なことが多い世の中だけれど、こういう曲に出会える瞬間があるから きっと人生はやめられないのかな~~と思ったり。
昨年、この曲を歌う琉巧くんそしてLil かんさいと、楽ちゃんの姿を観られたこと とても嬉しかったな。宝物になった。


昨年の春には大切なフォロワーさんからご縁をいただき、はじめてジャニーズWESTのコンサート『Mixed Juice』に足を運んだ。もちろん、移動中のお供はアルバム曲を筆頭にジャニーズWESTの楽曲たち。
ずっと聴いていた『ムーンライト』をはじめ、これまでウォークマンを通じて聴いていた楽曲たちが、自分の目の前で披露されているの、わたしいま生で聴いて・観ているのだな~・・と感動しつつも、この貴重な機会を余すことなく楽しんで帰りたいという一心で 自分の目と耳をフル活用させて目に・耳に・心に焼き付かせた。
うろ覚えだった『微笑み一つ咲かせましょう』のダンスは、ジャニーズWESTのメンバーやバックについていたLil かんさいを観ながら踊ってみたのだけれど それでもとっても楽しかった!


公演のセットリストを振り返りながらの帰り道。
「好きな曲」がまたひとつ増えた。『セラヴィ』という曲。


日に日に 変わっていく僕も悪くはないと
変わっていく君も素敵だと

セラヴィ/ジャニーズWEST


会場で聴いたのは1番の歌詞だったのだけど、改めてフルで聴いたときに2番のサビに心をガッと掴まれたような感覚に陥った。
というのも、ちょうどこの頃 変化していっている・それが顕著にあらわれている自分に対して後ろめたさを感じていたから。どんな応援ソングよりも、この曲にわたしはすごく救われた。


ちなみに、わたしは『Automatic』のパフォーマンスをずっと心待ちにしているのですが いつか観られる機会あるかな。いつか機会が訪れたらいいな。


好きになった・応援しようと思ったきっかけを覚えていることが珍しいので、せっかくだからと文章にまとめてみた次第です。
ちなみに、今回のブログのタイトルは 以前よく聴いていたバンドの楽曲をもじったもの。



アルバムのリード曲『Mixed Juice』でも歌われているとおり、ジャニーズWESTにしっかり気づけた自分、これからも〝イイ予感しかない〟な。




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