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【藤尾翔太編】2023セレッソ大阪 レンタル組ウォッチ

お疲れ様です。Masyuです。

梅雨がないまま(?)、夏になってしまいました。暑いですね。

セレッソにとってはレオと陸次樹の2人の夏男の本領発揮の季節になりました。先週は敗れたとはいえ、まだまだここから。期待です。

本日は彼らとスタメンを争うはずだった、藤尾翔太の町田ゼルビアでの半期を見ていきましょう。

この前半戦レビューシリーズは9回構成の予定です。
①プレイヤーレビュー GK&DF編
②プレイヤーレビュー MF&FW編
③レンタル組ウォッチ 丸橋祐介編
④レンタル組ウォッチ 西川潤編
⑤レンタル組ウォッチ 山田寛人編
⑥レンタル組ウォッチ 中島元彦編
⑦レンタル組ウォッチ 松本凪生編
⑧レンタル組ウォッチ 藤尾翔太編
⑨レンタル組ウォッチ 澤上竜二編 今週投稿予定!
ぜひ全て御覧ください!

前回まではこちらから↓

◆町田で挙げた成果

■出場時間

リーグ戦・19/23試合出場(うち3試合先発) 428/1980分 2G1A
天皇杯・0/1試合出場(うち0試合先発)  0/90分 0G0A
(7/4時点)

※シーズン開始後の合流となったため、最初の3試合が出場不可。また、リーグ戦1試合・天皇杯1試合を代表活動で欠場。

■出場ポジション

・CF(4-4-2,3-4-2-1) 18試合
・左SH(4-4-2) 1試合

「彼には本当に期待しています。」チーム始動の会見にて、梶野チーム統括本部長からこう言われた彼の今年はなんと町田の地で折り返しを迎えることになりました。
昨季は、本人が「ポゼッションを重視するチームで、ボールの引き出し方やファーストタッチを磨きたかった」という理由で移籍を決断した徳島で30試合で10ゴールと成果を残し、今季セレッソに帰還。
彼にとって不運だったのは自身のコンディションが中々整いきらなかったことと、清武弘嗣の負傷と香川真司の復帰でしょう。清武の負傷でチームはゲームプランの再構築が余儀なくされ、香川真司の復帰でスタメンの枠は1つ埋まってしまいました。

J1内での争奪戦が行われていた、ということで本人もここで勝負したいという思いがあったと思いますが、単純に枚数だけ見れば前線は多いですし、五輪もあるし、ということで移籍を決断。開幕前から声を掛け続けてくれていたという町田への加入が発表されました。

さて、彼の町田でここまで求め続けられていたロールは簡単に言えば「デュークを休められる人材」でしょう。
現に途中出場で出た16試合のうち半分の8試合をデュークとの交代で出場しています。

しかし、十分な出番を得るだけのパフォーマンスを見せられておらず、献身的かつポストプレーが武器のデュークと比べて、藤尾はよりオールラウンドな技術のあるタイプ。そのミスマッチからサポーターからは「走らない」などと叩かれていた時もありました。

しかし、ようやくの初ゴールを決めてからは出場可能な5試合で2ゴールとまずまずな成績を残しており、ようやくチームに馴染んできた印象です。

◆後半戦に向けた展望

■スタメンを掴み取れるか

前述したように藤尾が昨年徳島に移籍した理由は「ポゼッションを重視するチームで、ボールの引き出し方やファーストタッチを磨きたかった」という明確なものでした。
ともなれば、彼なりに町田に移籍したのにも出場機会の他にも明確な理由があるはずです。
それは「どのようなスタイルのチームでも必要な存在であり続けられるようにする」みたいな感じではないのかな?と感じます。
町田は徳島・セレッソとは違い、かなりシンプルな堅守速攻のようなスタイルを志望しており、選手人数も随分と多いです。(セレッソとはにているかもしれませんが、ディテールは大きく違うと思います)
今後のキャリアを見越すといろいろな状況のチームで戦うことになると思います。そのような状況に対応できるように普遍的な力を身につける。そして、そのカオスな状況の中でも選ばれる存在になり、結果を出す。
もしかしたらスタメンになれずとも、J1でもスタメンレベルになれるであろうミッチェルデュークとエリキの背中を見ることで学ぶことも多いと思います。
しかし、それだけではオリンピックのスタメンやJ1に戻ってくることは厳しいでしょう。黒田ゼルビアの上で2トップの2人は絶対的な存在とはいえ、それを肉薄できるようになってもらいたいものです。
その面では左SHに起用された大宮戦は転機にもなり得そうで、「やはり前を向いて真価を発揮する選手」ということが見ている側にもひしひしと伝わってきたので、「デュークの代わり」ではなく「藤尾翔太」としての起用が増えていくことを期待しましょう。

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