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2023セレッソ大阪前半戦プレイヤーレビュー② MF&FW編

どうもMasyuです。

前半戦レビューシリーズ第二弾、プレイヤーレビューMF&FW編です!

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この前半戦レビューシリーズは9回構成の予定です。
①プレイヤーレビュー GK&DF編
②プレイヤーレビュー MF&FW編
③レンタル組ウォッチ 丸橋祐介編 来週投稿予定!
④レンタル組ウォッチ 西川潤編
⑤レンタル組ウォッチ 山田寛人編
⑥レンタル組ウォッチ 中島元彦編
⑦レンタル組ウォッチ 松本凪生編
⑧レンタル組ウォッチ 藤尾翔太編
⑨レンタル組ウォッチ 澤上竜二編
ぜひ全て御覧ください!

それでは行ってみましょう!

ボランチ

香川 真司

「奥埜が2人いたらなあ。」そんな願いを叶えてくれたのが復帰した香川真司だなんて誰が信じたでしょうか。
そう思ってしまうほどの圧倒的な存在感と走行距離を見せてくれています。
ボールを失わない身体の強さ・上手さ、ミスをしない技術力、視野の広さ、そこに届けるパスの精度…どれをとっても一品級で、ボランチとして欠かせない存在になっています。
復帰当初は記者会見から試合中、終了後まで厳しい表情が目立ちましたが、今は表情が緩んでいるところも見られ、サポーターとしてはとても嬉しく思います。
後半戦も怪我せず、チームを引っ張っていってほしいです。

奥埜 博亮

レベルの高い奥埜 オールウェイズ出してくれる奥埜はここまでチーム唯一の全試合先発出場中。
ビルドアップが未だに整わない現チームにおいて意地でも被ファールを取ってくれる奥埜は超貴重で、彼がいなければシーズン前半の内容は更に悲惨であったと思います。
直近はFWでのプレーが続いていますが、流石にお疲れのご様子…?と感じることもあったので、奥埜様といたしましては多少の休息をお取りいただいて、また後半戦から労働に励んでいただきたく存じます。

鈴木 徳真

パスを蹴る時の姿勢が綺麗。本当に綺麗。美しい。マイベストパスの姿勢徳真は去年のアウェイ大阪ダービー。あの試合の中央から散らす徳真は芸術だった…。
前半戦の評価は難しいところ。
人にガツガツ来られるとチーム自体が仕組みでその状況に対応できないため、一人ひとりがどうにかそれを躱すこと・いなすことが必須条件になってしまって、そこに弱い徳真を狙われる…みたいな感じになっているように見えます。
昨年に引き続いて同じような形で序列を落としてしまう結果となってしまいましたが、もう少しチームとしてボールを持てるようになれれば必要不可欠な人材になるはず。

原川 力

アンカーとしてしか使われてないし、使う枠がないというのが少し勿体ないなという印象。
天皇杯でのハーフスペースを突くプレー(これが加入時から抜群に上手い)、チャレンジパスの上手さを見るともう一列前、そうとは言わずともボランチの前出る役割を担わせたい。
アンカーとしてはマインドがアグレッシブすぎるから、それならゲームを作れる鈴木徳真の方がいいよねって感じで落ち着いてしまいました。どちらかとゲームを決める側の立場のプレイヤーだと思うんですよね、原川って。どちらかというと。できれば香川真司枠で使いたい。
彼をどう使っていくか。彼もどうアジャストしていくのか。間違いない実力者なだけにそこに焦点が当たる後半戦になりそうです。

喜田 陽

原川力と鈴木徳真のサラブレッドみたいなプレースタイル。原川よりは安定性を求め、鈴木よりはチャレンジング。
今季リーグ戦初先発となった神戸戦を見る限り、体力には改善の余地がありますが、ボールを刈り取る力もチャレンジパスの精度も十分。後半戦は更に先発争いに風穴を開けてくれそうです。
書くにあたって調べてたんですけど、57kgしかないんですって。彼。軽すぎやせんか。3cm身長が小さい徳真が64kgなので、筋トレ好きな先輩方の指導の元、もう少し重さをつけてほしいなと思います。

岡澤 昂星

今季途中にブラジルから帰国し、元気に練習に励んでいる姿は見られるのですが、中々出場はおろか、ベンチ入りのチャンスも回ってきません。
この理由については我々サポーターにしては窺い知れないところではありますが、そもそもの中盤の層が厚いっていうところにはなると思います。
後半戦はどこかにレンタルで出ていくのかな〜。どうなんでしょうか。

左SH

為田 大貴

為田ってめっちゃ賢いと思うんですよね。たぶん。
自分の実力・やれることが明確にわかっているからこそ、基本的には確実に仕留められる方へ流れる。確実に抜ける、と思わないと仕掛けていかない。シュート打てよ!!!って場面今季もありましたが、まさにそのようなマインドの表れなのでは?と感じています。
その姿勢・チームファーストの献身性でここまで何度も助けられてきましたが、それだけでは物足りないのも事実。よりアグレッシブな姿勢を見たいです。
あとシュート上手くなってくだされ。頼む。

カピシャーバ

歴代外国人選手の中でもかなりのスピードでサポーターからの圧倒的愛情を勝ち取りました。
いつの間にか逆サイドまで追って守備してたりと、あまり守備戦術の理解が進んでるというわけではないんでしょうが、刈り取る能力とパッションで守備もなんとかなってしまっている印象。まあここは時間が解決してくれるでしょう。
速くて、強い外国人選手が守備でも攻撃でも「頑張れる」っていうのがいかにアドバンテージか。
マリノスのエウベルやフロンターレのマルシーニョみたいな理不尽枠になれるポテンシャルは間違いなくあるので更なる覚醒に期待です。

阪田 澪哉

選手権が不調であったため、「出番を掴むには時間がかかるかな」と思っていたのですが、結果として今年のルーキー組(北野を除く)で一番出場した選手になりました。
阪田が出てきたらチームとしてはとにかくアイソレーションを作って、1対1を挑んでもらう。というスタンス。
今はある程度通用していますが、先発として出れるかと言われれば別の話。今年はジョーカーとして出場機会を増やしながら同時にできることも増やしていく、みたいな感じになりそうです。
ブルメンチャント継承にはびっくり。

清武 弘嗣

現状の闘い方を続けるのであれば左SHでの出場がメインになりそうな気がする。ボランチは昨季の感じを見るとないな、となるだろうし、FWで使うか…とはならないと思う。左SHで為田のタスクを背負って彼のクオリティを60分間発揮してもらうみたいな感じが良さそう。
本人としては焦らず、後悔が生まれないような後半戦にしてほしいなと思います。
待ってます。

右SH

ジョルディ クルークス

完成品としてセレッソに来たかと思ったら、まだ伸び代があった。
開幕戦を見た時既に「少しモノが違うな」感があったのに、それにキレキレな縦突破が加わって手をつけられなくなった。
縦に仕掛けてくれと監督から助言があったという話もあったけどそんなに早くモノになるものなのか??
あとは山中あたりから坂元ismを学んでいただければ更に手のつけようがなくなるんじゃないでしょうか。

中原 輝

左SHに加えボランチも務め始め、去年人いなかった時期に左SBも練習でやっていたセレッソのジェームズ・ミルナーになりそうな勢いの中原。
シーズンオフの段階からクルークスの加入により厳しい立ち位置になると言われてきましたが、その通りになってしまっています。
基本的には全体のバランスを取ることを第一に考えて、勝負どころを見極めて仕掛ける・ゴール前に飛び込んでいくことが上手い選手だと思うのですが、そのセーフティファーストの姿勢が今の立ち位置になってしまっている理由のひとつなんじゃないかな、と。
攻守のリスク管理をするのはすごく上手いと思いますし、だからこそボランチで試されてるのだろうなという納得感はあります。
今年で27歳になり、今後どういうキャリアになるのかの正念場になりそうです。

FW

レオ セアラ

何年待ったか分からない、待望のストライカー。
レオの何が良かったって、ワントップがしっかり務まるCFだったということ。メンデスにしろ、タガートにしろ、加藤陸次樹にしろ2トップタイプなんですよね。少なくともJ1で、かつ1トップに多大な労力とタスクを課すセレッソのサッカーでそれをこなすには割と厳しいところがあった。それが超絶収まるわ、サイドに展開するのも上手いわ、シュートもゴール前に飛び込んでいくのも上手いわとまさに待ち望んだFW像でした。
ただ高レベルなFWが故にレオがピッチからいなくなった瞬間、前進がどうしようもなくままならなくなるため、できるだけレオには頑張って連続的な出場が望まれます。
前半戦は5点。Jリーグでのキャリアハイまで7点。届くでしょうか。届いてくれ。

加藤 陸次樹

なんと前半戦13試合の出場でシュート8本しか打てていません。チームの犠牲になっている感はありますが…。
左WGやらされてた時はロングボールでのサイドのターゲット・押し込んだら2トップの一角のような鹿島の知念が一時期やっていたよう感じではなく、ひたすらサイドに張って一対一仕掛けさせてたのは可哀想だった。そういうタイプじゃないやろがい。
元より1トップ向きの選手ではないので4-3-3から4-4-2になったのは本人にとってはチャンスのはず。
レオの負担を減らすべく走れるか。できるだけ競り勝てるか。決めるとこで決め切れるか。
本人にとっては不本意かもしれないが、レオと争うのではなく、レオの相棒一番手になることが定位置獲得への一番の近道な気がします。

上門 知樹

実は昨季2点しか取れていなかったので、既に去年の得点数に並びました。
といえば聞こえが良くなるものの、序列が上がっているか?と聞かれればそうではないし、左WGでの起用も増えたが正直、イマイチハマっているようには見えない。
彼の武器がミドルシュートにあることは間違いないので、もう少し前を向いてボールを持つ回数を増やしていきたいですよね。これは戦術との兼ね合いもあるのですが、もう少し組み立ての際は降りてきてもいいのにな、と思ったりもします。
トラップをミスして、チャンスに繋げられない、みたいなことも多い記憶なので、そこをミスせずチャンスに持っていくorゲームを落ち着けることができれば、先発にしろ途中出場にしろもっと出場機会は増えると思います。

北野 颯太

ようやく結果を出したワンダーボーイ。
いかんせんチームとして終盤戦どうボールを持ってゲームを支配するのかがはっきりしていない(もしくは機能していない)ために、それの犠牲になっている感もあります。
とはいえ、WGとしてのポジショニングや判断の質と速さについてはまだまだですし、1トップという選手ではないので、これからは奥埜のポジションで奥埜や上門とポジションを争うことになるんでしょうか。
とにかくまだまだ若いので、より多くの試合に絡める場所にいてほしいなと個人的には思います。

木下 慎之輔

怪我のため、出場機会なし。
FW組は前半戦不調気味であったために怪我さえなかったら出番が回ってきていたかもしれません。
まずはしっかりとトップコンディションを取り戻し、練習からアピールを続けたいところ。

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