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HHKB日記最終日

明日でHHKBのレンタルが最終日を迎えます。
14日間、長いようであっという間でした。
その間しっかりとお試しができました。

というわけで、HHKBの良かった点、悪かった点についてを記したいと思います。
(個人的な意見ですので、怒らないでくださいませ。。)

良かった点

HHKBのよかった点は以下の通りです。

  • 素晴らしい打鍵感

  • 必要十分なキー数でコンパクトなボディ

  • 考えられたキー配列(US配列)

  • 合計4台に接続できる

  • 有線での接続も可能

今ひとつな点

  • 特殊すぎるキー配列

  • Bluetoothのみの無線通信とスリープ問題

それでは、一つ一つ簡単に理由を述べていきましょう。

良かった点

素晴らしい打鍵感

これは言わずもがな、な話だと思います。
さまざまなブログやYoutubeなどの動画にもあると思いますので多くは語らなくても良いかと思いますが、一つだけ言うとすると。

この打鍵感の良さは、やはり反発力にあると思います。

K3の他にメカニカルキーボードを知らず、静電容量無接点方式が良いからなのか、わからないのですが、キーを押した後に反発され、指が自然と元の位置に戻ろうとした力を利用することで、次のキーに移る。

そんな力が働くことで、打ちやすさを感じるのではないかと思います。
K3にも似たような 反発感はもちろんありますが、HHKBほど戻される反発は感じられません。
K3の方はロープロファイルが故の、押し下げの距離の短さゆえに次のキーへの移動距離が短くて済むというような感じの打ちやすさを感じます。

また、反発力のためか、底打ち感があまり感じられず、ふかふかした柔らかさを感じることも素晴らしい打鍵感を作り出しているということなのかと思います。

必要十分なキー数でコンパクトなボディ

非常にコンパクトなボディなので、マウスとの距離が短いということがとても良い点になるかと思います。
私はテンキー不要派なので、マウスとの距離が近ければ近いほど良いと思っています。
そのため、HHKBはK3とは違いEnterの右にキーがなく、すぐにマウスに手が届くということと、K3のようにEnterの右側のキーを押し間違えてしまうということもありません。

Enterの右側に一列キーが存在している。これがあるから矢印キーがあるとも言えるけれど。。

考えられたキー配列(US配列)

必要十分なキーを採用しているからこそ、必要なキーを内側にあまり使わないキーを外側にという発想なのか、通常のUS配列とは違い、DeleteキーがEnterキーの真上にあり、Deleteキーへの距離がかなり近くて、私は結構使い勝手がいいと感じています。
しかし、これはデメリットでもあると考えられますので、後ほど今ひとつな点で述べたいと思います。

合計4台に接続できる

これはもう言葉そのままで、Bluetoothで4台のデバイスに接続をすることができます。

例えば、私の手元にあるデバイスで言えば、

  • Mac

  • iPhone

  • iPad

  • FireHD10

という4台に接続することができ、私の手元にある全てのデバイスでHHKBを使うことができます。
4台くらいだったら結構多いのではないかと思います。

有線での接続も可能

有線での接続も可能なので、後述するBluetoothのスリープ問題にも対応が可能です。
有線接続ができることの何がメリットかというと、Macbook Proのスリープ解除ができるという点や、再起動した時などにBluetoothの接続だと再起動直後はキーボードを認識してくれず、パスワードをMacbook本体のキーボードを使わなければいけないタイミングがあります。

対処方法があるのかもしれないですが、私は結構それがストレスで、結構気になります。
そのため、有線接続ができるというのは私にとって結構大事だったりします。

今ひとつな点

特殊すぎるキー配列

良い点でもあり、今ひとつな点であることが、考えられたキー配列です。
DeleteキーがEnterキーの真上に来ているが故に、一般的なUS配列のキーボードに戻ったときに、瞬間的に「\\\\\\\」とDeleteキーを押しているつもりで打ちまくってしまいます。

この点はもはや、HHKBしか使わない!と割り切ってしまって、いつも持ち歩いて使うことで解決ができると思います。(解決できてないw)

Bluetoothのみの無線通信とスリープ問題

Bluetoothのみの無線接続なので、キーボードがスリープしてしまうとマシンの起動ができません。Dipスイッチというのでスリープしないようにできるらしいのですが、そうすると電池の持ちが良くなくなってしまうので、スリープはしてもらったほうが良いような気がします。

また、前述の通り、再起動をしたときにBluetoothの接続が切れてしまうので、パスワードの入力が本体のキーボードでないとできないというのが割とストレスです。これについては、有線接続をすることで解決できますが、せっかく無線対応なのに。。という気もします。(解決方法あったりします?)

これは、今使っているトラックボールマウスLogiのM575についているUSBのドングルをつけることでトラックボールは問題なく動いているため、無線用のドングルをつけるなどすることで解決できるのではないかと思います。

結果的に、有線接続することで解決できるので基本有線接続して使っています。
(そもそもK3は海外製品で技適マークがついていないので、有線で使っているという事情もあり。。)

HHKBを使って(まとめ)

HHKBを14日ほど使った結果。
素晴らしいキーボードであることは間違いありません。
常に携帯して使いたくなる、常に携帯して使う覚悟がある人は間違いなく良いと思います。
そして、それを実現できると考えられる、現実的なコンパクトなサイズで、とても良いキーボードです。

矢印キーについてもじっくり使っていけば、慣れて気にせず使えるようになると思います。

複数キーボードを持っている場合は、やるべきことに合わせて使い分けをすると良いかもしれません。

私の場合は、PPTで図表を操作したり、XDやPhotoshopなどを使う場合は、矢印キーが単独である方が使い勝手が良いので、K3を使う。

メールの作成など、集中して何か文章を入力する作業をする場合には、HHKBを使う。
というような使い分けが考えられます。

ということで、HHKBを使ってみて、とても良いキーボードだと思いました。

ナラティブ
アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。

東京大学 名誉教授 和田英一

HHKBのWebサイトにある通り、キーボードはインターフェースなので、常に使うことを許される環境である場合は、きっと楽しく文字の入力ができるのではないかと思います。
高級なキーボードなので、レンタルで試してみて、どのようなものなのかというのを試してみてから、覚悟を決めて購入をしてみてはいかがでしょうか。

私はどうするのかというと、チャンスがあれば、HHKBを購入したいと思います。
ただ、あれも欲しいこれも欲しいがあるので、優先順位を決めてからということになりますね。
K3も気に入っているので、HHKBを返却しても使い続けていきたいと思います。

そういえば、K3は、スプレールブをしたり、テープMODをして静穏化カスタマイズをしているので、いつかそのことも書いてみたいと思います。

ということで、HHKBを使ってみた感想でした。
長々とありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございます。 それだけでとてもとてもうれしいです。