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5分で読める、株式会社メルカリを深読み【2018/6マザーズ上場】

※上場企業の決算を読もうプロジェクトについて※

9/6から1ヶ月間、上記のプロジェクトをFBグループで行うことにしました。ルールは以下になります。入りたい方がいれば、TwitterでDMかFBで申請をお願い致します。

プロジェクトのルールについて

目的:上場企業の決算資料を自分で読む癖をつける
期間:とりあえず9月の間毎日

①毎朝、テーマとなる決算資料をグループに貼ります
②各々読んでみてポイントとなりそうな所や気になった所を呟いてください。
※必ず一日一つはチャットで呟きましょう。内容は、数字の話でもビジネスモデルの話でもいいので、決算に対する呟きを自分なりにしましょう。
※2日間連続で何も呟かない場合やROM専の場合は、今回意図にそぐわないのでグループ退会してもらいます。
③皆さんの呟きは後で私がNote?などにまとめて読みやすく出来ればと思います。

※誹謗中傷も禁止で、カジュアルに議論しましょう。初心者の方も多いと思いますが、自分の意見をアウトプットする癖作りのために。よろしくお願いします

今日のテーマ

9/7本日のテーマ、メルカリ

成長可能性に関する資料

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/b5i0bd/

目論見書


深読みコメントまとめ

※参加者が後で読みやすいようにまとめています。学習の為の意見の提示・議論が目的となり、特定の人物や企業様を誹謗中傷する意図ではございませんが、もし、何か問題あればご連絡頂ければ直ちに対応いたします。宜しくお願い致します。

メルカリさんについてはずっと前から疑問だったことがあるんですよ。メルカリの当期純損失って平成29年6月締めのタイミングで42億円の赤字なんですが、なぜか、法人税など合計が11.8億円もあることですね。これは正直謎でした。なんでこんなことが起きるのか、わかる人いたら教えてください。(メルカリの中の人に聞いても明確に答えられた人、誰もいなくて。)

ほんとですね🧐詳しくないですが、国内は黒字、海外が赤字という構図が何か影響してるとか…
全体では赤字なのに、法人税そんなにかかるか…

スライド17のところで気になった点があったので質問させてください。
なぜ比較対象にLINEやfacebookなどの主要サービスを入れたのでしょうか?
僕の仮説としては海外展開、海外グローバルに伸ばすために資料にやったのでしょうか
それだったらapple,googleを入れるべきかと思うのですが
メルカリは、顧客の売却したお金を、ポイントという形でウォレットに保管してますが、これは売上として計上しているのでしょうかね?
日本事業の営利は黒字って書いてますね。これに法人税かけたら大体そのくらいの金額になります。海外法人とは別会計なのではないでしょうか?

だいたい数字があったんですね!何らかのルールにより、海外の損失を相殺できない説…
マッチングプラットフォームのていにしてますが、売買は、他人物売買にすれば売上計上出来ますね。
内部システム的に、買付額と同額で即転売扱いになってるのかな?
売主→メルカリ→買主の商流ににすれば、自分のもの売ってなくても売上になりますよね。
ポイントが1年と言うのが曲者ではないかと。使わなければ消えるはずですよね。それが利益になってしまうのではないかと。
あくまでも想像です。
あ、売上原価がだいぶ安いので他人物売買ではなさそうです。
手数料と配送料っぽいですね
販管費内訳見たら、宣伝広告費150億円とか…フルベットすごすぎます…
気になったのは、人の流れです。
オプションの量は多い感じなので、それで優秀な人材についてリテンションをしつつ、1年程度の勤続が平均ということは、カルチャーにフィットしないですぐやめる人が多いのだろうなと。
何故米国に力を入れつつ、外国人の役員、執行役員など増やさないか(撤退の見極め?)。何故、女性マーケットが大きいのに、経営者側は女性が少ないのか(cなのに)。
2018年6月期3Qの未払金254億円がエスクロー勘定の預かり金ですよね、、?エスクローにすることでこんなにキャッシュリッチになるとは。金融って大事ですね
ほんとですね。
エスクローでも、現金と同額まで融資受けられるんですかね。
無条件で
25,400万円の未払金に対して、短期借入金、長期借入金が24,262百万円
広告宣伝費にこれだけのお金をブチ込める理由ですね、おそらく
仮にエスクローされた現金同額まで無条件で融資を受けられるとしても、0.05%-1.3%の準備預金で、100%の元本を貸付出来る銀行業が最高ですね。
25,400百万円の未払金に対して、短期借入金、長期借入金が24,262百万円。でした。
その辺りも気になりますね。
エスクローでユーザーがどれくらいの期間引き出してないのか、分布が気になりますね。感覚値ですと10,000円までは預けとくかって人多そうですが。
メルペイの加盟店展開が拡大すればそれだけエスクローによる預かり金は流動性高まりますよね。
金融知識疎いので高めようと思えました。
ストックオプション狙いの人が上場前に一気に入って、上場して一気にやめて、上場ブランドに惹かれて入った人と入れ替わって、みたいな流動的な感じかもですねー
少なくとも出金手数料割れする金額までは強制的にエスクローですねw
この流通総額を生み出した金融はほんとに強いですね
おー、そういうことですか!外国子会社合算税制とかが本来のタックスヘイブン防止とかとは違う意味で逆適用されて、日本税金も下がるとかそういうのもないんですかね
エスクロー分はこれからメルペイ後払の原資にもなっていくのかなと思います。
手数料が固定というのは珍しいので、クレジットに抵抗ある方の代替サービスになる可能性は十分にあるのかなと。メルペイをIDに流しましたが、きっと今後も続くんでしょうし、国内はかなり磐石な気がします。
他のサービスと協業するのは自分だったらできない決断な気がするので笑(できればメルカリだけで使ってほしいなーって部分に固執してしまいそう)、優先順位をしっかり見極めていて、素晴らしいと思いました。
ただ、cartuneのような特化型アプリは使うシーンのわかりやすさを得る一方で管理面では煩雑さも同時に手に入れちゃうので、今後どれだけ増やすのかは気になっています。
アメリカについてはガレージセール文化とフェイスブックやoffer upなどに勝てるかかなーと思うのですが…今のところavgは他のアプリに比べて高めなので「知ってもらえれば使い続けてもらえる」状態はできているのだと思うのですが、例えば0.3の評価の違いがスイッチングコストを超えるかという問題は大きいのかなと。

2Q(10〜12月)にかけてGMVが急激に伸びてる現象が毎年起きてるけどこれって季節性関連のことなんですかね?
ハロウィンとクリスマス特需?

この時期はいつもクーポンをばら撒いてた記憶があります!
意図的にその時期のGMVが伸びるように仕掛けてるんですかね。
ハロウィンの時、CM打ってたような気もします
いろんな施策やイベントが重なって増えてそうですね。
あとは取引量の3割近く占めるレディースの冬物需要も入ってくるかもしれないです。
zozotownと楽天のIR見てもちょうど10~12月が伸びてますね(zozoは3Q、楽天は4Q)
アパレルを中心として冬はGMV大きくなりそうですね
(クリスマスには毎年メルカリに4℃出品されてる!みたいなネタがありますしそういう贈り物の高額商品流通もあるのかも)

アパレル業界自体そうなんですね!
クリスマス後のメルカリは業が深そうです笑笑
メルカリの上手くやってるな〜と感じるところは、顧客が販売した商品の売り上げをポイントという形でウォレットに貯め、顧客がそのウォレットから現金化する際には手数料がかかるため、多くの顧客がそのポイントを現金化せずにアプリ内で消費しようとする仕組みを作ったことですね。こうすることで財務上はキャッシュがメルカリ自体からはあまり出て行かないと聞きました。
ベースはそうなのですが、今はIDでも使えるので、今はアプリ内で完結せず、流通面を重視してきているのだと思います。
メルペイで買い物をすると、タダで手に入れた錯覚を若干覚えるのが面白いというか、恐ろしいところだと思います笑
メルカリがフリマサービスとして後発にもかかわらず、ここまで成長出来たのってCM打ったり広告に力を入れたからなんですかね?
資料には差別化ポイントとして「楽しい」「安心、安全」「楽しい」とありますが、確かに今ではヤフオク等に比べてこの差別化ポイントが当てはまるとは思うのですが、サービスがローンチした段階ではそこまで差別化されてる点がなかったんじゃないかなと思っておりまして、その中でここまで成長出来たのは何でなんだろうなと興味があります。

匿名配送や配送の楽ちんさ、当初は手数料がかかっていなかったこともあると思います。
が、仰るとおり、広告にがっつり資金を傾けたことは大きかったみたいです。
「メルカリ希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間」という本の中でも、メルカリがテレビなど含め一気に広告のブーストをかけてきたことで、フリルなどの競合企業の対応が後手に回った、という内容の記載がありました。
SNSの企業がテレビでCMはなんだか不思議な感じですが、効果は大きいんだなと読んでいて感じました。
初めて目を通すことになって大変勉強になっております。メルカリの業績等をまじまじと見たのは今回が初ですが、純粋にエンゲージメントの部分、DAU/MAU比率が40.6%なことに驚きました。
僕自身久しぶりにメルカリを開きましたが、UI/UXの部分やお知らせでのポイントサービスやキャンペーンなどの企業努力が効果的に働いているのかな?と思いました。
単純にユーザー体験≒ユーザー数になるビジネスモデルであり
なおかつ2013/7にローンチされてから2013/8に3億、2014/3に14.5億、2014/10に23.6億を調達するという今の水準でも訳の分からないペースで資金調達されてマスマーケを踏んだことが最大の差別化かなと思っておりました!
(何回見てもこの調達ペースはすごいですね…)
なるほど!当初は、匿名配送や配送の楽ちんさに加え、手数料がかかってなかったんですね!勉強不足でした!
やはりすでに似たようなサービスで強者がいる場合には、広告廃課金が必要になるんですね!
とはいえ、それだけ廃課金できるほどの資金を調達するのが難しいですよね...
本の紹介ありがとうございます!
ネットで調べても核心ついた記事がなかったので、読んでみようと思います!

個人的にメルカリで好きなのは、2016.1〜2Qと2018.1〜2QのGMVの伸び率跳ねてるのが、ヤマト運輸や日本郵便との提携で、らくらくメルカリ便とか、出品者側のUIUXの改善によって成された仮説好きです。
皆さんのコメントを一件一件(わからない言葉をググりながら)拝見するだけで、1時間かかってしまいました 笑
2017年冬に売上金をポイントに変換しないと使えなくなる改正があって、勢い落ちるのかなと思ってたんですが、(一旦は落ちたものの)逆に勢いづいているんですね😶
他のサービスローンチと合わせてメルカリ商圏が広がったから?
>メルカリ商圏が広がったから?
メルカリ内の購買回数の増加に寄与しそうなので、購買頻度のアプローチでもっと流通総額を伸ばしていく感じでしょうか・・。
メルカリの直近の決算資料を読んで思ったこと
(もうすでに以前のトークで話されていたら申し訳ございません)
MAUは増え続けているのに今四半期で流通総額が減少しているということは、ユーザーの購買頻度or単価(もしくは両方)が減少している?
その理由としては、①他社サービスに流れている②値下げしないと売れない③季節性?、など様々な要因が考えられそうですね。
あと、決算資料の流通総額やMAU推移、販管費内訳などをみて計算してみたのですが(誤ってたら申し訳ございません・・)、
直近のMAU:1357万人
一年前MAU:1075万人
増加分:282万人
年間広告宣伝費:約100億円
1MAUあたり獲得コスト:約3,700円
流通総額:5,307億円
売上:516億円
テイクレート:9.7%
四半期1MAU当たり流通総額:約9,520円
四半期1MAU当たり売上:926円
月間1MAU当たり売上:309円
となりました。
ということは、メルカリとして獲得コストを回収するためには、約13カ月(一年以上)かかる計算になりますね・・。
あと、やっぱりこの手のサービスって男性より女性の方がアクティブになる傾向ありますよね

一時期、知り合いが次から次へとメルカリに転職していった時期があったのは驚きましたが、全体で1年で260人近く増えているんですね💡
ただ計画的にきちんと増やしているかは謎で、離職が進んだり組織としては不安定な印象。
そんな中で業績が伸びてるとなると、中の人が心配ですね💦
目論見書より、mercariはC2Cマーケットプレイス上でユーザーに宝探し体験を提供しているという事業説明の仕方がユニークポイントだと思いました!

いつもありがとうございます。少しでも皆様の為になることを願っております