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[3000円ワイン]ガチ恋勢量産型の名脇役ワイン〈南アフリカ/サンソー〉

最近のわが家は、「サンソー」に興味津々。

▶ 経緯はこちら。

そんなわけで、再びアフリカーさんに立ち寄って「サンソー」をいただいてきました。

これがまた美味かったんだわ…!

ナット・ファレー・ワインズ コースタル・サンソー 2020[¥3200(税抜き)]

<ワインdata>
国:南アフリカ 種類:赤 品種:サンソー ヴィンテージ:2020 生産者:ナット・ファレー・ワインズ インポーター:Humming bird

<バランス>
酸味★★★★☆ タンニン:★★★☆☆ 香り:★★★★☆

ここのとこ、ぐっとくるミディアム系の赤ワインを探し求めている我が家。「重い赤ワイン」からワイン界に参入したわたしとしては、だいぶこう、舌レベルが熟練してきた気がします。

ちなみに、かつてバローロが好きだったわたしのワイン仲間が最近、「白ワインしか飲めなくなってきた。年かな…」って言ってました。もしやこれって、舌の成長じゃなく…経年変化…?と、思わなくもないところですが、ものごとなんか、認知の仕方次第なんですよ!

というわけで、引き続きますたの舌成長説を推して行きたい所存です、ほら笑ってないでそこ!

さて、外観です。

ゆらゆらと揺れる、やや淡いレッド。2020年ヴィンテージということで、まだ若々しい紫色も見えます。

さて香りなんですが、わ、わ、ワァっ…♡これがまた、カワイイ香りなんですよ…!

酸味のある赤いフルーツと、ちょっとしたスパイシーさ。野性味を感じる素朴なベリー感に、思わず胸がキュンとします。

飲んでみると意外なほど味わいはしっかりしてて、意外にタンニンも感じます。野原からもいできた真っ赤なベリーを、ぎゅぎゅうっと絞ってボトルに詰めちゃいました💓みたいな感じ。
果実味がしっかりあるから、酸味だけが際立たなくて、生絞りフルーツのようなピュアな口当たりに仕上がってました。

洗練されたお洒落フルーツじゃなくって、草原にはえてる低木の果実感。草をかきわけて出会ったベリー。その素朴さ、意外なほどの芯のまっすぐさに、思わず頬がほころびます。か、か、かわい~…♡

こんなワインを「好き」って言えちゃうなんて、そんな自分の感性ににやにやしちゃう。こんな純朴な娘がいたなんて、きっとみんな、知らなかったでしょ…?!

▶ インスタ2.4万フォロワーのKOZE先生が広めてた(みんな知ってた…!)

「映画には脇役がいるように………」

ここで夫氏が、おもむろに口を開きます。おっと、どうした。

「きっとワインにも、脇役が必要なんだ。みんなが主役になれるわけじゃない。でも、安定感のある脇役ポジションが必要なんだよ。サンソーはそんな影の主役になれる、ポテンシャルを秘めた素晴らしいブドウ品種だ……!」

どうした??(美味すぎてバグる)

「先に好きになったのは、俺だもんね~~~っ!

まさかのサンソーマウントをぶちかまし、ご満悦の夫氏。なにそれズルっ…!
どうもこのワイン「自分だけが知ってる」感を、ひしひしと感じさせてくれるいじらしいワインだったみたいです。

し、知ってるぞこの感じ…!さてはきみ…ガチ恋勢大量生産型でしょ……!

敏腕アイドルだった

というわけで、あけたてからしっかり美味しく、時間が経つごとにますますフルーツ感が強くなる、右肩上がりに美味しいハッピーサンソーだったのでした🍷

いやあ、いいですね。ワイン界の名脇役サンソー、まだまだ見つけて行きたいところです。

今度こそわたしが先に見つけてやるんだから……っ🔥

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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)、夫婦で1本を分けあって飲みます。2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得、2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得、現在はWSETLevel3を英語で挑戦中の、ワイン大好き夫婦です!

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