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青ネギ畑でつかまえて。<南アフリカ/ソーヴィニヨンブラン&セミヨン>


こんばんわ(^O^)3000円ワインの民、ますたやです♪

先日公開した「一流ソムリエのサイゼリヤペアリングを、一般庶民が再現してみた」の記事ですが、ありがたいことにたくさんの方に読んでいただけたたようで、嬉しいです!ありがとうございました♪

一緒にサイゼリヤペアリング祭りを楽しまれたみなさん、へへ、おいしかったですね^//^

それにしても、まさか隠れサイゼリヤファンがこんなにいらしたとは。サイゼリヤの民たちの熱き想いに、なぜか胸を打たれています。なんだこれ。楽しいな。

わたしのワイン仲間のみなさんも、早速この日本のイタリアの扉を、ノックされたようで・・・

あ、ますたや知ってる、これおいしいやつ。

ついにアメリカ進出か?!

わかる。(心配)

破格のおいしさと楽しい時間、そしてふとよぎる一抹の不安。店をあとにする頃には謎の母性すら抱いてしまう、そんなサイゼリヤペアリングの輪。まだまだこれからも広がっていきそうな予感です🍷

なんだこれ。ちょう楽しいな。

あらためまして、このような楽しい時間をご提案くださった田邊公一ソムリエに、そして、ソムリエという立場でわたしたち一般庶民をお導きくださるすべてのソムリエのみなさんに、深い尊敬の念を表したいと思います。

「ワイン」と「ひと」を繋ぐ架け橋であるソムリエのみなさまには、まだまだこれからもお世話になる所存です!

どうかおいしいワインのことを、そして、願わくばおいしい3000円ワインのことを、このアルパカめにやさしく教えてくださいますと、大変幸甚にこざいます🐑🍷(ぺこり)


さて、「在宅ワイン」の需要が高いますたや家では、ワインショップでのソムリエとの会話をとても大事にしています。飲んだことのないワインを買うのですから、そこには何かしらの「ヒント」が欲しいところ。

ソムリエから教えていただく情報は、さながらこの広いワイン海を進むための航海図です。ショップのすみっこで交わされる楽しいお話の数々は、ますたや大航海時代における、大切な方位磁針(と書いてログポースと読む)となっています。

そんな我が家が「在宅ワイン」を求め、定期的に足を運ぶ場所が人形町にあります。

それが、こちら。南アフリカワイン専門店、その名もアフリカ―さんです。

▼ ますたやと南アワインの出会い、そして、アフリカーさんでの正しい夏の過ごし方についての記事はこちら。

奥深く広い南アフリカワインの海との出会いを、いつも素敵にコーディネートしてくださるアフリカーさん。

「なんか・・・いい感じのおススメありますか」などという、一見リクエストのようでいてなにもリクエストしてないリクエストをもとに、いつだってお宝(=おいしいワイン)のもとへと、我々を導いてくださいます。神か。


さて、そんなアフリカーさんに、週末の #ワ活 で行ってまいりました。

今回のますたやからのリクエストは、

「なんか・・・おいしい白ワインを・・・」

もはやリクエストする気がない。(信頼感)


メントーズ ソーヴィニヨンブラン・セミヨン 2014[¥ 3850 ]

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<ワインdata>

国:南アフリカ 種類:白ワイン 品種:ソーヴィニヨン・ブラン/セミヨン ヴィンテージ:2014 生産者:KWV インポーター:国分グループ本社株式会社

酸味★★★★☆ 糖度:★★☆☆☆ 香り:★★★★★


相変わらずノーリクエスト状態の丸腰ますたやに、今回も激親切にご紹介いただいたのがこちらの1本。ソーヴィニヨンブラン&セミヨンの、ボルドーブランブレンドの南ア白ワインです。

先日、エノテカさんのワイン診断で「あなたの好きなワインは、ソーヴィニヨンブラン!」と出たますたや的にも、まさにタイムリーな1本。

しかもヴィンテージが2014年ということで、7年熟成の「ちょい熟」となっております。へー!

実はわたしのなかで南アのワインは今のところ、「デイリーワイン」としての存在感が強いのです。もちろん、絶対においしいワインがあるとは知りながら、なかなか高級ラインには手を出せずにいます。

だからこそ、「ちょい」であれ「めっちゃ」であれ、南アの「熟」に対する経験値が低い。おやおや。どうやら、また新しい海域に入ったようですね。なんだ、この静けさは。先達たちは、いったいどこにおられるのか・・・


ちなみにこの日はほかにもいくつかワインをご紹介いただいたのですが、最終的になぜこのワインを選んだかといいますと、

「あ、ちなみにこれ、あと1本ですね」

買います(即答)


えー、いいな、南アのちょい熟。俄然楽しみになってきました。

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さて、まずは外観から入っていきます。おお、これぞまさに「グリーンがかったレモンイエロー」のお手本みたいな、グリーンがかったレモンイエロー。「ほーなるほど、これが噂のグリーンがかったレモンイエローかぁ」などと言いたくなるような、グリーンがかったレモンイエロー色をしています。

お手本のようなグリーンがかったレモンイエローを眺めながら、実はますたや、この時点ですでに若干にやけています。

そう。もはやグラスにそそぐ最中からすでに漂う、気の早い、この香りは・・・

あ、青ネギだーーーッ!!

思わずうれしくなって笑っちゃいました。にこにこしちゃう。グラスに鼻を近づけるまでもなく、鼻腔をくすぐる、この香り。

なんでしょうね、この、たとえばリースリングに「ぺトロール香」を感じたときや、カベルネソーヴィニヨンに「ピーマン香」を感じたとき、マスカットベーリーAに「キャンディ香」を感じたときに、思わず嬉しくなっちゃう、この「やったーーー!」みたいな感覚。

なんというか、小学生的嬉しさを感じるんですよね。

お財布の中にギザ10を見つけたときとか、ビックリマンチョコにキラシールが入ってたときとか、そういう、くだらないけど「やったーーー!」ってなるような感覚。

いわゆるワインの「品種特徴香」に出会ったときって、なんかそういう、にこにこしちゃううれしさを感じます。

たぶんこの小学生的嬉しさを持ったまま、大人になってしまった残念… いや無邪気な大人たちが、夜な夜なワイングラスに鼻を突っ込み、にやにやしているんでしょうね。あたしじゃん。


さて、ただいまますたやの目の前に広がる、広大な青ネギ畑。あ、でも念のためですが、これ、全然イヤな匂いじゃないんですよ。むしろ心地よい爽やかさ。ハーブのニュアンスの強いバージョン、といった感じで想像してもらえるといいかもしれません。

難しいですよね、えぇっと、そうだな、この香り、なにに似てるんろう… たとえば、そうだなぁ・・・あ、あれだ。青ネギだ。(無限ループ)

小学生的嬉しさを引きずるますたや、ひとしきり青ネギ畑で遊んでおりましたが、ようやく本題のワインです。そうだ、ワインは、飲まねば、わかりません。

ごくり。

おぉっ

おいしッ

しまった、おいしくて初っ端から思いっきり飲み込んでしまいました。わたしとしたことが。もう一度じっくり味わってみましょう。

うん。ぎゅっとした凝縮感のある口当たり、厚みのあるフルーツ感がたまりません。なんだこれ、おいしいな。7年熟成とはいえ、まだまだ酸はフレッシュで伸びやか。なんだったらかすかに微発泡さえしていますし、わー酒質もつよつよ、えーなんだこれ、おいしいな(3回目)

こうして口内をジューシーな酸が駆け巡るあいだも、その背後には塩味やうまみ、かすかな苦みなど、重層的な味が追いかけてきているのが感じられます。

アフリカ―さんの紹介ページによると、スキンコンタクトからのシュールリーをしているとのこと。はー、そのあたりの複雑さがよく表れているんだろうな。

さらにこのワインがすごいのは、とにかく飲み終わったあとの余韻の長さ。飲み終わったあともしばらくの間、塩味とうまみがじわじわと後を引いていきます。

いやー、長い。まじで長い。

まだいる。

・・・まだ、いる。(長い)

ワインを飲み込んだあとも、口内がおいしいワインによって満たされる無双状態。もはや残り香だけで、牡蠣フライが食べられるレベル。牡蠣もおいしいしワインもおいしい。おいしいは正義、これが人類の真理…


このワイン、今でこそ輪郭に丸みが感じ取れますが、できたてほやほやの最新ヴィンテージのときは、さぞかしビシバシして飲みにくかったんじゃないかなぁと想像がふくらみます。

へー、そうか。あなたも大人の階段のぼったのね。今のあなた、とっても好きだけど、でもちょっと、かつてのあなたにも会ってみたかったかしら。若くて、ぴっちぴちで、ばりばりのツンデレだった、そんな若かりし頃のブランちゃん。そんな初々しいあなたにも、ぜひお会いしてみたかっ・・・

ハッ・・・

こ、これが・・・・・

熟成ワインの愉しみかた・・・?!(新しい航海図を手に入れました)


いやあ、それにしてもおいしくてうれしくて、思わず盛りあがっちゃいました。さすがアフリカーさん、「おいしいワインください」っていうリクエストでおいしいワインが飲めるなんて、もうリクエストは毎回これでいいんじゃないかな?(迷惑)

これからもわたくしますたや、せっせと南アのワインを、そして、さまざまな国のおいしいワインを飲み続けていく所存です。

そうかあ・・・熟成ワインかぁ・・・(新しい航海図を広げ、感慨にふけるアルパカの絵文字)


それではみなさん、ここまでお読みいただいてありがとうございました♪ また次の #3000円ワイン  か #ワ活  で会いましょう(^O^) 週末 #ワ活びと、3000円ワインの民ますたやでした♪

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■ ますたやとは:

関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!

twitter:@3000wine_tami
Instagram:@3000wine_no_tami

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