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3000円ワインまとめ

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3000円台のワインである『3000円ワイン』についてのまとめマガジンです。 ワイン好きのアルパカが、とある3000円ワインについて考えたことや妄想したこと。 そんなワインエッセ…
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2021年11月の記事一覧

『作り手買い』と、チーズバーガー現象。〈フランス(ブルゴーニュ)/ピノノワール〉

みなさん、こんばんわ(^O^) 3000円ワインの民、ますたやです♪ ところでみなさん、小説の『作家買い』、されますか? ますたやには、新刊が出るともう内容なんかまったく確認しないまま、流れるようにエクストリーム納税する小説家が3人います。 それが、村上春樹氏、よしもとばなな氏、西加奈子氏のますたや的御三家です。 わたしはわりと本が読めるほうのアルパカなので、ご本に関しては基本的に、どれも最後まで読み通すことができます。 それこそ、前の記事(▼)にもあるように ”一

キャンティと、肉塊。〈イタリア/サンジョベーゼ(キャンティ)〉

みなさん、こんばんわ(^O^) 3000円ワインの民、ますたやです。 ところで、ここでみなさんに、うかがいたいことがあります。 お料理、しますか?ーー ・・・はい。質問からお察しのとおり、ますたや、実はあんまり料理をしません。 しません、というより、日常生活のなかに「料理」の時間を組み込むことが苦手です。 休日にはりきって、とか、パーティ料理、とか、そういうのはできるんですよ。それはむしろたのしい。料理をすることが「できるか/できないか」と聞かれれば、つまり「可能/

思い出ワインはなんですか。<フランス(ローヌ)/シラー>

みなさんの思い出ワインって、なんですか? こんばんわ!3000円ワインの民、ますたやです(^^) さて今回は、『思い出のワイン』にまつわるお話です。 あらためましてみなさん、『思い出に残っているワイン』って、あるでしょうか。 たとえば、とっても感動するほどおいしかったワイン、とか。 旅先で出会った一期一会のワイン、とか。 めちゃくちゃ働いて手に入れた清水の舞台ワイン、とかーー 味わい、ロケーション、一緒に飲んだ仲間たち、目玉が飛び出るような値段・・・などなど、いろ

イタリアの才能、自由のテロワール。〈イタリア(カンパーニャ)/グレコ・ディ・トゥーフォ〉

最近、イタリアワインを購入すると、ちょっと困ることがあるんです。 それは、 ボトルの形が独特すぎて、セラーのスペースに入らないこと・・・ ▶ よくよく見ると、逆三角形型をしています。これくらいだと、頑張って突っ込めばセラーには入る。 ▶ これは横置きでは、絶対に入らない。棚を取って縦に置くしかない。 ▶ フランチャコルタ型。これも入らない。あと、重い。 ▶ フランチャコルタ型ともまたちょっと違う。やっぱり入らない。そして重い。 どうやら最近のイタリアワイン界隈で

春はあけぼの、晩秋のボルドー。〈ボルドー/カベルネ・ソーヴィニョン メルロー〉

それぞれの季節ごとに、飲みたいワインがあります。 たとえば、真夏。ぎんぎらと照りつける太陽、アスファルトから立ち込める熱気。こうなってくると、俄然、泡が飲みたくなります。あわい黄金色に、シュワシュワとはじける泡。フルートグラスにそそいで横から眺めているだけで、体温が1度さがる気がします。 たとえば、冬。金属製のドアノブを触るのもためらうような、きんと冷えた寒い夜。窓に吹き付ける細い風音と、室内に満ちた蒸気。ことことと鍋が歌うのをきいていると、こっくりと深い赤を飲みたくなり

ひとはいかにしてブルオタとなりしか〈ブルゴーニュ/ピノ・ノワール〉

ブルゴーニュ大好き人間のみなさん、こんばんわ!3000円ワインの民、ますたやです(^○^) さて本日の3000円ワインは、泣く子も黙るワイン界の帝王、いや我らが女帝、ブルゴーニュです! あらためまして、ブルゴーニュ大好き人間、縮めてブルオタのみなさん(意訳)、こんばんわ!(^O^) ブルゴーニュ、飲んでますか? 一般の善良な市民たちが『ワイン好き』をイメージするとき、なんとなく一番に思い浮かぶのは、実はこのブルオタのみなさんのことなのかもしれません。 「ワイン好きっ

ワインが繋ぐ、輪。〈アルザス/ペティアン〉〈サンセール/ソーヴィニヨン・ブラン〉

こんばんわ!(^O^)3000円ワインの民、ますたやです。 さて、この週末は、とあるイベントに参加しておりました。 わたしの推しポッドキャスト番組であるワインの輪さんが主催で開催された、その名も『ワインの部屋』というオンラインイベントです。 ▶ こちらの記事でも、ワインの輪についてちょっと触れています。 このイベント、土曜日の夜8時から翌日日曜日の夜8時まで、24時間出入り自由な「部屋」がオンライン上に開放される、というものでした。参加者はそこに好きなタイミングで集い