学校現場のNewNormal~何のためのフェイスシールド?

職場でフェイスシールドが配布されました。

本来、目の防護が必要な臨床現場において用いるための道具だと思うのですが、教育現場で教員が装着する理由のか誰もわかっていないため、多くの現場で上下逆につけた方が曇らない・蒸し暑くないということで、私の勤務校では半分の職員が上下逆につけています。

教員が顔面を保護するためのものなのか、教員が飛沫感染を拡大させないためのものなのかコンセンサスがないまま、一部の学校が取り入れたというだけでの理由で装着することになっています。

それよりはプリントの配布についてなんとかした方がいいと思うのですが、それについては特に対策はうたないようです。久々の登校日ということで配布するプリントがわんさと渡されました。

従来通り、一番前に着席している生徒にバサッとプリントを渡して、後ろに後ろに回していくとすると、多くの生徒が触れたプリントを渡されるであろう最後列に着座する生徒ほど感染リスクが高まります。各自取りにきなさいでも、密集した空間ができてしまいます。生徒登校前までに生徒の机の中に配布しておくとか、密集しないように取りに来させるとか工夫しながらやるしかありません。

私の勤務校は教室内にWi-Fiが飛んでいるので、タブレットなりスマホなりにその場で(あるいは前日までに)ダウンロードさせて、必要なものは家庭でプリントアウトという方法がいちばん感染リスクが低くなると思うのですが、そうはならないようです。

学校現場にはちょっとへんてこりんなNew Normalが訪れています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?