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エッセイ 「坂の上の雲」を見終わる

NHKドラマ「坂の上の雲」を見入っていたノリスケ氏がようやく全13話の視聴を終えたことが周辺関係者の話で分かった。見終わったのは28日の16時過ぎで、アルバイトに行く直前であったという。同氏は「大変良い作品だった。戦争について考えさせられた」と話した。

司馬遼太郎の書いた歴史小説「坂の上の雲」は、明治維新を経て近代化を歩む日本が幾多の困難を抱えながらも日露戦争においてロシア帝国を破るまでを描く。2009年~11年にかけてはテレビドラマとして放送された。

ノリスケ氏がこの作品を集中的に見ていたのは27日と28日。二〇三高地ならぬ四五高地(自室の机の高さが45㎝であるため)で籠城していたところ、ついに怒涛のクライマックスによって涙腺が陥落した。ちなみに広瀬武夫が死ぬシーンでも陥落しかけたという。「良い男として描かれすぎている。あれはいかん」と警鐘を鳴らした。

ただ印象的だったのは、広瀬のロシア人の恋人アリアズナの可愛さである。四五高地が陥落せしめたのは、おそらくアリアズナによって氏の繊細なハートが動揺したからなのではないかという周辺関係者の見解もある。「良いシーンはいっぱいあった。真之が放屁するところや、真之がちんぽを掻くところや、高橋是清が全く歳を取っていないところや、後、阿部寛と渡哲也の副業は職業軍人なのではないかというところ…etc.」

だが氏は強調した。「どんなに伏線があろうと、ドラマというものは最後は可愛さに収斂していくものだ」と。

「それが今回はアリアズナだったのだ」

氏は現在抜かりなく、「坂の上の雲 アリアズナ」 とGoogle検索を用いて調べ上げている模様。

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