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【日記】 妄想の歴史と机上の冒険

筆者は現在、マリアナ海溝に匹敵する活字の海(=約100年前の史料)にどっぷりつかっている。普通なら旧字体が語るセピア色の歴史に思いを馳せたりするものだが、残念なことに筆者の脳内は常にピンク色に染まっているので、どれだけ素晴らしいことが記述されていても「へえ」としか思わない。ここに筆者の人間的限界が読み取れる。

さて、筆者はなんの研究をしているのか。
筆者曰く、「妄想の歴史」だという。
頭が大変よろしい人たちが「あんなこといいな、できたらいいな」と鼻歌を歌いながら当時の社会のあり方についてifを唱えている史料が少しばかりあるのだ。
つまり、「もし〇〇があったら当時の社会はどうなっていたのだろう?」という偉大なる妄想を先人たちは科学的見地で行っていたのである。
そこで筆者の登場だ。
妄想好きの筆者は「偉大なる人たちの妄想」をもう少し広く深く詳しく分析する必要性を感じ、現在それにメスを入れようとしている。

これは大変危険な机上の冒険である。何せ、ただの妄想好きが「妄想の歴史」にどっぷりと浸かっていくのだから。
帰ってこられないかもしれない。妄想ばかりしていてはいけないのに…それは分かっているはずなのに…

色んな想いを飲み込んで筆者は「妄想の歴史」に潜り込んでいったとさ。

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