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エッセイ 勉強をしようと画策する可能性があるだろうと思われる
今日は午後から、勉強をしようと画策する可能性があるだろうと思われる。要するにやらないということである。
なぜなら、天気が良すぎるからである。天気が良いと、外に出て何かことをなさないと己が人生の無意義さに苛まれて死滅しそうになる。
「アナタ、勉強して」菜穂子さんが言う。(なるべく、瀧本美織さんに近い声で)
「プルームテックなんて吸って、中途半端に健康に気を使う、にい兄様は意気地無しです!」妹には怒られる始末である。
資料をほっぽり投げて、中の人は宙ぶらりんと空転する。「ああああ、めんどくさい〜めんどくさい〜」「何もしたくな〜い」
そうして、ゴロゴロと転がる。といっても、池田屋事件の長州浪士のように階段から転げ落ちるわけではない。
とにかく天気が良すぎる。「こういう幸せは噛み締めなければならない」と中の人は官邸関係者に述べた。
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