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愛を注がれたシステム、注がれなかったシステム

あなたは自分の仕事に愛を注いでいると言えますか?

元SEなので利用するシステムは厳しい目で見てしまう。
そんな中でも素晴らしく使いやすいシステムに触れると、エンジニアに愛されているんだなあ、と感動する。
お手伝いしているコワーキングスペースでAirレジを触っていて思った。

愛を注がれたシステム

使いやすいシステムというのは、経営層が多額のお金を投資して開発したというのもあるけども、それだけじゃ感動するほどのシステムにはならない。
日々エンジニアが知恵を絞って、ああでもないこうでもないと仲間と一緒により良いシステムを作ろうと愛を注いでいる姿が目に浮かぶ。
残業が多く厳しい労働環境でも楽しんでやっているんだろうなあと思う。
本当に素晴らしい仕事だ。

愛を注がれなかったシステム

一方で使いにくいシステムも世には溢れていて。
そんなシステムに触れるたび上から降ってきたやらされ仕事をこなすエンジニアが目に浮かぶ(自分もそんな1人であったことが不甲斐ない)。

なんとかPayのセキュリティ事故の件はまさにそう。
経営層が決めたことをただ作る情報システム部、そこから受注を受けるベンダー、ベンダーから発注を受ける開発会社。
どこの誰もができるだけ波風立てないように、問題に気付いてもそっと蓋をして気付かないふり。
そうやってあんなセキュリティ事故につながったのだ。

愛を注げる仕事を

今やっている仕事に愛を持てるか、次の仕事に愛を求めるか。
何にでも愛を注げる人は素晴らしいけど、なかなかそうはなれない。

日常を振り返れば、誰もが何かには愛を注いでいるはずだ。
それを見つけて育てていこう。少しずつ。

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