"これからがいいところ"宇多田ヒカルさん25周年おめでとうございます
宇多田ヒカルさんのベストアルバム『SCIENCE FICTION』が良すぎてずっと聴いています。
特に「traveling」大好きで
このCMの影響もあるのか、頭の中に「traveling」流すとこの上なくチャキチャキ颯爽と歩けるんです。
イントロでクリアな音の粒がポコポコと弾けて飛んでくる感じ、サビ前のカッティングギターのピリッとスパイシーな感じ、軽快かつドラマティックで気持ちに拍車かかる~。
あとは彼女の書く歌詞、どうしたらそんな事を思いつくんだろうと毎回思ってしまいます。冒頭の「仕事にも精が出る」とか、日常の会話では使うかもしれないけど、歌詞で使おうという発想が驚きです。あとは母音の揃え方が心地良いんですよね。
デビューした時の世間の衝撃はいまだに覚えています。音楽関係の番組や雑誌だけでなく、ワイドショーなどでも取り上げられていました。
あれから25年も経つなんて。
「Automatic」あたりからCD業界でシングルが8cm盤と12cm盤、ビデオクリップ集はVHSとDVD。音楽や映像を楽しむ形が変わっていく最中でした。
「Movin' on without you」では歌詞にPHSが出てきましたが、その後「traveling」は第3世代携帯電話FOMAのCMソングでした。
離れた人と好きな場所で電話ができるだけでも嬉しかったのに、テレビ電話ができるなんて夢のようだと思ったものです。当時は私もFOMAを使っていて、最初の頃は使えるエリアが狭かったり繋がりづらかったりと苦労した思い出があります。今にして思えばカクカク/ザラザラした映像だったと思いますが、それでも嬉しかったな。
時が経ち「One Last Kiss」では自分のお子さんにiPhoneで撮影してもらった映像をMVに使うようになり、いろいろな過去のMVの4K版をYouTubeで見られるようになりました。昔のデータ量では考えられないですね。
この数十年、音楽業界もいろいろな事があり、世界では辛い事や哀しい事が次々起こり、宇多田さん自身も様々な経験があったと思います。
それでも音楽を続けて、様々な作品を発表し続けてくれて本当にありがとうございます。これからも楽しみにしています。
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