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同じ土俵に立たされる人

「争うと同じ土俵に上がることになる」みたいな謎理論。
あれを聞くたびに、心が「なんでだよ?!」とシャウトします。

今回は、あの謎の「同じ土俵理論」について思うところをお話します。

【蚊に刺されても腹は立つ】

フランス在住の某インフルエンサーが、「悪口を言われて腹が立つのは、対等だと思ってるから」といった旨のことを言っていました。
それに感化されたんだとしたら、「思考停止やめてもらっていいですか?」って感じなんですが。
相手が対等かどうかって関係ないと思うんですよね。
蚊に刺されようが、犬に噛まれようが、熊に喰われようが、対等とか関係なく嫌なモンは嫌じゃないですか?
私は嫌です。
単純に、なるべく無用な被害を受けたくないだけです。
「 ( これ以上無用な ) 被害を受けることを拒否する=同じ土俵に上がることになる」って、どういうロジックでそうなるの?と思います。
じゃあ、蚊に刺されて叩き潰したら蚊になるんですか?と。
蚊になるならぜひ見せてください。
途中経過とかぜひ見たいです!早く見せてください!( キラキラした無邪気な目で )

小バエを払うようなもんで、大袈裟に言えば「守るための戦い」もあるのです。

【土俵にも上がっていない人々】

本来、批難されるべきは「土俵に上がる気すらないくせにガタガタ言う人」です。
そう、誰かがどうにかしなきゃいけないのに、傍観を決め込む事なかれ主義者たちです。
「争いはよくないです〜争いは好きじゃないです〜」などと、さも常識人でございって顔しながら、無害で有能な方を盾にしてるセコい連中のことです。
彼ら彼女らは、平和主義者ではないですよ?
自分に火の粉が降りかからなければなんでもいいという、他力本願な事なかれ主義者ですよ。
職場などでも、特に権限も関係ないような内容なのに、「〜したほうがよくない?」と提案風に言ってくる人は要注意です。
プライベートで例えば困ってる車椅子の方を見かけたときに「助けたほうがよくない?」と言ってくる人も同様です。
「いいね、やってみたら?」と返してみてください。
おそらく、何もしません。
ゴニョゴニョし始めると思います。
要するに、あなたに責任を押し付けたかったのです。
彼ら彼女らは、土俵に上がりたくないのです。
なぜなら責任が伴うから。
でもきっと、達成できたときは「言い出しっぺは自分だ」みたいな顔をします。
どこまでも他力本願なくせに、「イイヒト」として賞賛は浴びたい。
それが、土俵に上がりもしない人々の正体です。

【土俵に上がらされる人

そんな「土俵に上がりもしない人々」などというモブキャラみたいなのは割とどうでもよくて。
私は、対局に位置する「土俵に上がらされる人」にあたる方々の肩を持ちたいです。

いつだって、優しい方や責任感がある方は、理不尽を飲み込んでいます。
事なかれ主義者や 自 称 弱い人たちが、わかっていながらやらないせいです。
なぜ優しい方や責任感がある方が、損な役回りをやらされる=土俵に上がらされるのか。
全く仕事を覚える気がない人のフォローや、誰もがやりたくない上に割とどうでもいい作業の押し付け…
それを思うと不憫でなりません。
理不尽を飲み込んで、飲み込んで…それでも守らなきゃいけないものを守ろうとしたときに、事なかれ主義者たちは言うのです。

「争うと同じ土俵に上がることになる( ・´ー・`)キリッ」

と。
もう、グーでいいと思います。

「責任感が強い人はうつ病になりやすい」という説があります。
どれぐらい " なりやすい " のかは知りません。
日本人のうつ病率は、 15 人に 1 人だそうです。
適応障害も含めればもっといそうだなーと思います。
仮に、うつ病か適応障害になる率を 10 人 に 1 人としましょうか。
もちろん発病の要因は様々です。
ですが、「責任感が強い人は 10 人に 1 人」と代入すると…肌感ですけど、ちょっと納得してしまう数字だなと思いました。

こういった構図で私が思うことは一貫しています。
優しい方や責任感が強い 10 人に 1 人の逸材に、報われてほしい。

逆に言えば
10 人中 9 人、自分で守るべきものを人様に守らせずに、もっと頑張りなさい。
頑張らなくていいのは、すでに頑張ってる方または頑張った方です。
頑張ってもいないのに、頑張ってる方や頑張った方に向かって「同じ土俵に立つことになる⭐︎」とか平和ボケしたこと言ってる場合じゃないんですよ。

繰り返しますね。
私は、優しい方や責任感が強い 10 人に 1 人の逸材に、報われてほしいです。
逸材です。
胸を張って生きてください。

疲れたら、少し休んでくださいね。


以上
本日はこの辺で。

ありがとうございました!

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