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暗い曲

明るい曲より暗い曲が好きだ。
コードの話ではなく、歌詞の話だ。
いや、やっぱりコードの話かも。
メジャーよりマイナーのほうが好きになりがちな気がする。

明るい曲は、心に余裕がないと聴けない。
「いつか夢は叶うよ♪」みたいな歌詞は、余裕がないときに聴いても全く響かない。
「いや、嘘じゃん。」と思ってしまう。

一方で、暗い曲というのはいつでも聴ける。
それを聴いて落ちるところまで落ちるのも良し。
「こうならないにしよ!」と思うのも良し。

そもそもの話、生きていたら嫌なことのほうが多い。
取って付けたような明るい歌詞を押し付けられるより、むしろ暗い曲のほうが共感できる。

いわゆるラブソングもそうだ。
7 人と交際した後に結婚した人がいたとして、成功した恋愛は良くても 7:1 だ。
圧倒的に失恋のほうが多い。
結婚すら 100% 成功とは言えないのが現実だ。


以前、友人から「切ない曲教えて」と言われたことがある。
厳選した 10 曲ぐらいの CD-R をプレゼントした。
しかし、私の努力の甲斐なく、「切ない曲を教えてって言ったのであって、死にたくなる曲を教えてとは言ってない!」と怒られた。
プレゼントした CD-R も呪物扱いである。
私が不憫すぎる。
ちなみにうろ覚えだが、ラインナップは以下のような感じだったと思う。
有名な曲を教えても仕方ないので、一般的には知名度が低そうな選曲にした。

1, 九日 / ムック
2, ザクロ / Dir en grey
3, Having betrayed is why? / ギルガメッシュ
4, 透明ナカゴ / ヴィドール
5, 君は何も知らないまま / チャゲ&飛鳥
6, 腐った海で溺れかけている僕を救ってくれた君 / 蜉蝣
7, 菫 / ガゼット
8, 遺書 / ムック
9, せつなさよりも遠くへ / SIAM SHADE
10, 冷たい雨 / cali≠gari

最後の 2 曲は希望のある曲にしたのに、私が不憫すぎる。


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