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歩き遍路の話30 なぜか靴が血に染まる


お久しぶりです。
前回の遍路日記は、88番札所から1番札所へ行く途中の地点まで書きました。

今回はそこをスタートして1番札所を打つところから書こうと思います。

ちなみに前回の記事↓

11月15日

宿~1番札所・霊山寺~2番札所・極楽寺~3番札所・金泉寺~4番札所・大日寺~5番札所・地蔵寺~6番札所・安楽寺(安楽寺の宿坊泊)

この日歩いたのは約29km。

1番札所・霊山寺の山門は豪華

さすがスタート地点。今までより出会うお遍路さんが多い。みんなここからスタートするのだ。

私は地元の24番札所からスタートしたのだが、遍路用品を買い揃えるのに、近所の店ではあまり多くの用品を取り扱っていなかった。しかしここ1番札所には、あらゆる遍路用品が揃っていた。

売店のおばちゃんも丁寧に色々と教えてくれる。ほー!これはやさしいな!と思った。快く初心者お遍路を出迎え、そして後押ししてくれる場所だなぁと感じた。

だけど私には必要ないので、売店はさらっと見て出発。

霊山寺を出てすぐ、ふと足元を見て気がついた。

なぜかここに来て流血……!

えっ?てなった。でも全然痛くない。当時インスタに載せたら、みんなめっちゃびびって心配してくれたけど。

歩き遍路も残すところ3分の1か4分の1くらいで、もうだいぶ歩き慣れている実感もなるのに、なぜここでこんな流血したのか謎。多分爪が割れたか何かだろうけど。

これよりも、左足にできているマメのほうが痛かった、と日記に書いている。

5番札所・地蔵寺のイチョウが青空に映える
目に留まった石碑「百薬に優る遍路に出でにけり」

遍路の道中には、ときおりこのように様々な精神的なメッセージが出てくる。車遍路ではきっと素通りしてしまう。歩いているから心に響くんだと思う。

だからといって車遍路、バス遍路をする人たちを批判するわけではありません。それぞれの事情があり、それぞれの想いがあるのだから。

でもやっぱり自分に必要なのは「歩くこと」だったんだろうなと思うし、遍路をしてみたいという友人には「一人で」「歩いて」遍路するのがいいと勧める。

こういった何でもない景色に感動するのは、遍路中じゃなくても感動するよね
それってすごいことだ


歩いていると風に乗って甘い香りが漂ってきたので、あたりを見回すと、銀木犀があった
このタイミングで風が吹かなければ、完全に見逃していたなぁと嬉しくなった
偶然だけど必然、奇跡


さて、この日の宿は6番札所・安楽寺。

とっても素敵なお寺と宿坊ですが、今日はもう書く時間がないのでここまでにしておきます。安楽寺の紹介は次の投稿で。

最後に1枚写真を。

宿の部屋に入って一息ついて、さっきの流血部分がどうなってるのか確かめようと、靴下を脱いだ写真。

私の足がちょっと汚いので見せるの恥ずかしいのと、嫌な人は嫌かも?なので(個人的には全然グロくないと思うけど、人には許容範囲があるので)、見たくない人はここで記事を閉じてくださいね。

そしてよかったらフォローしていただいて次回の投稿も見てください。笑



昼間、流血していた足の写真↓


多分中指の爪が割れているんじゃないかと思うが、痛くもないしよく分からん
血は完全に固まっていた


お見苦しいちんちくりんな足をお見せして、失礼いたしました。

次回、この日の夜の安楽寺宿坊について書きます。とっても素敵なお寺だったので、ぜひ次も読んでくださいね。

ありがとうございました。


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