妖紫眞純
創作物を置いてあります
はじめまして私は誰? 私は、妖紫眞純といいます。 何か作りたいな、何か書きたいな、 と思ってこのネット空間に姿を現しました。 とはいえ、具体的にこれを作ろうと決めたものは ないのですけれどもね。 作りたいものが先にある人と、作りたいという思いが先にある人がいると思いますが、私は後者に近いのです。 妖紫眞純は作りたい 作りたい、という気持ち自体はずっと昔からありました。 幼いころから本を読むのが大好きで、小学生の頃には自分で書いてみたいと物語を作って先生に見せたりしたこ
「上へ参ります」 扉の先の闇は深く、 この箱の外に出れば地獄の底まで落ちていくかのように見える ぼんやりとしていた私は、 どのくらい上まで来たのか、どのくらいこの箱の中にいたのかも分からない 「どのくらい上まで来たのか」 そう尋ねても 「上へ参ります」 そういうものかと思って私はボタンを押した |>|<| 「上へ参ります」 扉の先には線香ほどの灯りさえ見えず、 この世で輝くものはこの箱の中のものだけであるかのように思える 草臥れた私は、 どこへ向かうのかも分からず、どこへ
何もできない 私はその前に立ち尽くした 目の前の道 通る車はほんとうにあるのか 確かめるための目は、それに奪われて何も見えず 私は無為に時を過ごした それがなければ、どうしたいのか 退屈したカッコウが私に聞く もちろん渡っていくでしょう 私は答えた それなら早く渡っていくといい カッコウは言うけれど 目をつぶれば渡れるでしょうか それではまっすぐ歩けない 宙を跳べば渡れるでしょうか それでは息切れしてしまう 回り道するのはどうでしょう それでは迷ってしまうかも 目
あけましておめでとうございます。 新年早々から大地震・航空機事故・鉄道内での無差別傷害事件と続き、アポカリプティックな始まりに先が思いやられますね。 次は隕石でも降ってくるのではないかと思っておりましたがひとまずは落ち着いたようで何よりです。
真っ白なキャンパスに 紫の手から雫を落とした 生まれた染みは 私にとって何であろうか あなたは何をみるのだろうか 一度触れてしまったキャンパスは もう純白に戻ることはないけれど 色を乗せ、線を引き、 破って、濡らして、貼りつけて 続けていけばいつの日か 純粋な「何か」となるでしょう