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パスポートをなくした話(前編)

約1ヶ月のマレーシア親子留学についての投稿が続いていますが、今回はちょっとテイストの違うお話を。


実は初日に大事件が起きていました。





ヒント:娘がマレーシアに来て最初に覚えた新しい英単語



「embassy」














そう。パスポートを無くしました。
ありえなくないですか?
どの本やホームページを見ても「パスポートは命の次に大事」と書いてあるのに、ないんです。どこにも。



まず初日の行動を振り返ってみると、クアラルンプール国際空港からジョホールバルのセナイ空港に降り立ちました。




そこから初めてのGrabに挑戦!ホテルまで向かいます。




入り口でセキュリティの人にパスポートを見せてReceptionへ。
到着したのが10時ごろでチェックインまでだいぶ時間があったので、荷物だけ置かせてもらい、歩いて10分くらいのところにあるモールまで歩いていくことにしました。


モールでは、Subwayに行ったりスーパーに行ったり、スタバで時間を潰し、いざホテルへ。




さてここで事件発生。チェックインのためにカバンからパスポートを出そうと思ったら、ない。パスポートがない!!!!!!




(ここからははっきりした記憶がないです。娘曰く、私はずっと「ありえないんだけど」を連呼していたようです。)



最初に到着してセキュリティの人に見せたところまでは確かにありました。
でもそのあとカバンに入れた(はず)だし、出してない(はず)。



Receptionで大パニック。


Receptionのお姉さんも、とりあえずお部屋に行って荷物をもう一回落ちついて探してみて、となだめられとりあえずお部屋に。



本当は娘とルームツアーの動画を撮ろうと思っていたのに、そんなことしている場合ではなく、持っていた荷物をひっくり返すも見当たらず。



もう一度Receptionに戻り、お姉さんに「どうしたらいい??」とアドバイスを求めると、まずは警察に届けた方がいいよ、とのことで警察の場所を教えてもらいGrabで向かいました。




本当に娘には申し訳ないけれど、この時の娘との会話はほとんど覚えていません😭よく黙ってついてきてくれました😭




警察の入り口前で降ろされたはいいけれど、どこに行けばいいのかわからず、とりあえず一番近くの窓口に。


表示もマレー語多めだし、それぞれの担当ごとに部屋があったので入り口もわからないし、人が中にいるのかもよくわからない。でもとにかく必死だった私は、ありとあらゆる部屋に入りいろんな人に声をかけました。




1階で出会ったお姉さんに、2階に行ってくださいと言われ、2階に行くもまたいくつも扉が!次に会ったお兄さんに案内され、違う部屋に行くと優しいお兄さんが登場。パスポートを無くしたことを伝えると、紙を渡され「1階に行ってください」と。1階のどこにいくかもわからないまま、最初のお姉さんに聞くと、そこの場所が正解だったようで、たくさんの質問をされました。




どこで無くしたのか、いつ無くしたのか、誰のパスポートなのか、滞在先はなどなど。幸いパスポートのコピーを持っていたので話は早かったと思います。そして、質問の答えを元に書類を作成してくれました。これが、パスポートを無くした時に必ず必要になるPOLICE REPORTだったようです。




その後、そのレポートを持ってまた2階へ。さっき会った優しいお兄さんがその書類にハンコを押してくれて、これを持って大使館へ行くんだよ、と教えてくれました。



そこで、「パスポートは見つかると思う?」と気休めの質問をしてみたら、「見つからないかもね😅」というちょっと悲観的なご意見。ですよねーと思いながらも警察を後にしました。




その後、チェックイン前に立ち寄っていたモールに出向きました。もしかしたらどこかに落ちているかもしれない!と思ったのと、モールにはセキュリティの人もいるので、その人たちに聞いてみようと思いました。




モールと行っても10店舗ちょっとのファストフード店やスタバやコンビニがある小さなモール。とりあえず一番近くにあったmy Newsというコンビニのお兄さんに聞いてみることにしました。




「パスポートをなくしたんだけど、ここのモールのセキュリティの人や管理人さんを知っていますか?」



と聞いたら、優しいお兄さんがセキュリティの人がいる場所を案内してくれました。すると、管理しているところへの連絡先を教えてくれて、お兄さんが電話をかけてくれました。どうやら担当者がこっちに向かってくれるとのことなので、コンビニの中で待たせてもらうことに。



しかし、待てども待てどもやってこない😅時間は18:00を過ぎていたと思います。すると、コンビニのもう1人の優しいお兄さんが「ここのモールの管理人はとてもlazyだから来ないかもしれない」と(笑)「明日大使館に行ったほうがいいかな?」と相談すると、「突然行くよりも、行く前に大使館に連絡をとったほうがいいよ。連絡は取った?」と聞かれました。




ここでもう一つの問題は、電話が使えないこと。まさか電話することないだろうと、番号が割り当てられないeSIMを利用していたので、大使館に電話ができないことに気づきます。



そのことをお兄さんに伝えると、「僕の電話でかけなよ」と大使館の電話番号を調べてくれてかけてくれました😭優しすぎる!!




せっかく電話したんですが、その日の営業時間は過ぎていました。
するとお兄さんが「明日の10時から出勤しているから、またおいでよ。」と😭




ということで、そのコンビニでカップ焼きそばを二つ買い、とりあえずホテルにもどりました。
部屋についてからも、私はネットで色々検索したり、大使館の場所を調べたりと大忙し。娘は1人でカップ焼きそばを作って食べてくれていました。




翌日。10時に約束したコンビニへ。お兄さんが私たちの顔をみるなり笑顔で電話を貸してくれました。
そこで大使館の人と繋がります。
ここからやっと日本語での対応。優しい大使館のお姉さんに日本語で状況説明ができ泣きそうになりました😂




結論、
パスポートをなくしたら方法は二つ。
1️⃣新しいパスポートを発行する。
必要なものは、紛失届出書、申請書(大使館に行って作成)6ヶ月以内荷発行された戸籍謄本の原本、ポリスレポート、写真、お金
→4営業日で発行

2️⃣渡航書を発行する。(ただし発行後1週間以内しか使えない。)
必要なものは、紛失届出書、申請書(大使館に行って作成)、6ヶ月以内に発行された戸籍謄本のコピー、ポリスレポート、お金、飛行機の予約券




ともに発行後、移民局へ行って手続きが必要。




ということを教えてもらいました。
その時滞在していたジョホールバルにはあと2週間滞在予定。その後1週間クアラルンプールへ行く予定を立てていました。



すぐに渡航書を作ることは予定上できないし、結局戸籍を日本から送ってもらうのにも1週間以上かかるとのことだったので、予定通りの日程でクアラルンプールに行ってから大使館に出向き、再発行手続きをしてもらうことにしました。

大使館に出向くには予約が必要なので、その電話で予約をしました。また、事前に戸籍のコピーを送ってもらえると手続きが早いとのことだったので、メールで後から連絡をすることにしました。

日本語で話せる人に色々聞いておかなければ!といくつか質問しました。パスポートをなくして悪い人が悪用することもあるのか(笑)と聞いたところ、絶対ないとは言い切れないけれど、今のパスポートはICチップもあるし、よっぽど大丈夫だと思います。と。


また、もし見つかったらどうすればいいか、と聞いたらこちらに連絡をくださいとのことでした。


ここまでで、だいぶ先が見えたし、電話は繋がらないけれどメールで繋がれることがわかったので一安心。電話を切りました。

お兄さんに、大使館の人との話を伝え、とりあえずどうしたらいいかがわかったよ!本当にありがとうございます🙇‍♀️と何度もお礼を💦
電話代やアドバイス料、不安な心を支えてくれたお礼とし少しだけですが感謝の気持ちを渡しました。いらないよ!と一度は断られましたが、間違いなくその優しいお兄さんは私たちにとって命の恩人だったので(笑)受けとってもらいました。



ということで、到着当日から二日間、こんな感じでパニック状態で過ごしていました😅



正直、初日にしてホームシック(笑)しかし、娘にはバレないように切り替えて楽しまなければと必死に過ごしていましたが、常に頭の中にはパスポートのことがよぎり、不安な毎日でした😅


そしてたくさんの人が応援してくれていた親子留学だったので、このことを伝えると心配させてしまうし、まだ心の傷が癒えてない状態で何度も状況を説明するのも辛い😂ちゃんと解決してからご報告しようと思っていました。

ホテルのセキュリティのおじさんたちにもReceptionのお姉さんたちにも毎日のように「パスポートは見つかったか?」と心配され、コンビニのお兄さんにも定期的に報告へ😂


そして事件発生から10日目。
そろそろJBからKLまでの飛行機をキャンセルしてバスの予約をしなければと思っていました。それでも、もしかしたら・・・という0.001%の可能性を信じてギリギリまで予約できずにいました。




なんと、奇跡が起こります。





後半へ続く。



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