所感 レーティング詐欺について

久々。

今回はレーティング詐欺についてだ。この話題の舞台として最も取り上げられるのは将棋倶楽部24だろう。異論はあるかもしれないが僕はここの話題しか知らない。

将棋倶楽部24はレベルが高いとも言われるサイトだ。実際、将棋ウォーズや将棋クエストなどと比べても段位の不一致が目立つ。例えばウォーズの初段~二段が24では級位者ということもよくある話だ。実際は持ち時間などにもよってくるため絶対とはいえないが。

そこで聞くこともあるのがレーティング詐欺やレート詐欺である。もっと上のレート帯でも良いのに何故そこのレート帯なんだ、という思惑からこの意見がたびたび上がる。実際、僕も言われたことがある。ネット上でよく見かけるかもしれない。言いたい気持ちも分かる。実際、この人もっと強いだろうと思うこともある。(逆に関しては意見を控えさせていただく)

ここからは僕の意見であるが、他人(や自分)のレートを正確に見極めるというのは非常に難しいと言うことである。相手のレートを実際に指して見極める場合は相手の一側面しか基本的に見ることができないように思う。対局すれば、相手の一部の戦法に対する見識が見えてくるが、重要なのは「一部」ということである。レーティングはあらゆる戦法に対しての理解が平均化して現れるもののように思える(ただし、戦法の理解だけがレーティングを成立させる要素ではないことを記述しておく)。

また、相手が自分より強い場合は、どれだけ強いのかというのはより見えなくなるだろう。レーティングには競技人口の分布の兼ね合いも出てくるのではないか思う(申し訳ないが、イロ・レーティングに関しては不勉強であるためこの認識には相違があるかもしれない)。もしそうであれば、レーティングに関してはより推測が難しくなる。また、将棋に対する理解度とレーティングが線形的な変化をしているとも思えない。知識量で推測するのも難しいのではないかと思う。

上記のように、レーティングの推測は難しいのではないかと思う。また、相手や自分の強さに関しては主観が入り、より困難になるだろう。それが悪いとは思わない。今まで散々否定的なことを書いてきたが、思うことは自由だ(意見する場合は良識が求められるが)。しかし僕が思うことは、人からどんな意見を言われても、またどんな意見を持ったとしても、自分や誰かのレーティングにしっかり向き合うことが重要だということだ。その数値は対局してきた結果だ。これと向き合い、行動することが強くなるためだと思う。


まあでも一番思うことは、「強くなりたいなあ」だ。

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