不沈艦を築く

やあ

二度目の投稿は将棋についてだ。将棋とは8種40枚の駒を9×9マスの盤上で動かすボードゲームだ。まあこの辺の説明はいいだろう。

僕が指す将棋は居飛車党本格派。本格派といってもどちらかといえば本格派なだけで、力戦形のようなものも指す。他のアマには失礼だが、アマとはこんなものかもしれない。棋力は24やウォーズで三段程度。よく居る強さだ。

今回は特に好きな戦型について語ろう。僕が好きな戦型は対抗形。対抗形はかなり好きで、これを指すために飛車を振ったりする。基本的に初手は2六歩。後手のときは多くの場合で8四歩と指すが、相手が2六歩のときには3四歩と指したりもする。相手の居飛車性が保たれており、対抗形が指せるからだ。それくらいには対抗形が好きだ。

「おいおい、居飛車党本格派じゃないのかよ」とここまで読んだ居飛車党本格派の読者は思うだろう。安心してほしい。僕は居飛車党本格派だ。相掛かりも指す。たまに飛車を振るだけだ。

まあそんなわけで対抗形が好きなわけだが、対抗形でもどちらかといえば居飛車を持ちたい。特に僕は、居飛車の「急戦」を指したい。桝目ノ熊を名乗っちゃ居るが、僕は穴熊をほとんど指さない。持論だが、熊は穴に引きこもらない方が怖いと思う。だから急戦だ。

最近の急戦はエルモ囲いや金無双急戦なんかも登場してバリエーションは豊富になったが、僕は船囲いでバチバチするのが好きだ。古風ともいうだろう。しかし、船囲いをよく見てほしい。機動性と柔軟性に富んだ機能的な美しさがそこにはあるだろう。僕はこれをよく知っている。この美しさを他の言葉で表せば「脆い」の一言になってしまうことも。

私には野望がある。そう、不沈艦を築くことだ。船囲いは脆いが、機動性と柔軟性がある。駒を躍動させ牽制し、厚みを持って押し、あるいは隙を突いて戦いを制す。そんな急戦が指したい。

そんな急戦がもし指せたなら。私の元には沈まぬ船が残るだろう。ぼろぼろでもいい。沈んでなければ大勝だ。私は不沈艦を築きたい。

ここまで読んでくれた人々よ、振り飛車を指してくれ。そうすれば対抗形が指せるから。

P.S.次は将棋の内容にも触れたいな。

この記事が参加している募集

#将棋がスキ

2,667件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?