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人生初登山レポート

どうも、マルチポテンシャリストのmrです。
(言ってみたかったw)

今回、勤めてる会社の方々と日本一の高さを誇る富士山(3776.24m)に挑戦してきたので、
そのレポートとしてのnoteです!

◆注意◆
参考にするのは問題ないですが、この通りに行けば問題なく登山できるとは限りません。
山はタイミングによってはとても恐ろしいので、特に初めての登山の場合は慎重に挑んでください。
何かあっても私は責任をとれませんのでよろしくお願いいたします。


予定

・10日14時に都内にある弊オフィスに集合し、他の社員の方の車で出発する。
・18時頃に富士北麓の駐車場に車を止め、5合目まで、バスで移動。
・20時頃まで、休憩を取り、20時半頃に登山開始。
・11日4時半頃に日の出があるので、そこまでに登頂予定。
・5時頃下山開始。
・13時頃下山完了。
・17時頃、弊オフィス前で解散。

準備

今回、登山道具はすべてやまどうぐレンタル屋さんで借りることで用意しました。
こちらのお店は普段は新宿に店舗があるのですが、
富士登山期間中(今年は7月始めから9月始めごろまで、店舗や年によって変動があるかもしれないので、要確認)は、
・河口湖(山梨県富士吉田市新倉2938-3)
・吉田ルート五合目店(吉田口五合目 雲上閣1F)
・富士宮五合目店(富士宮口五合目 五合目レストハウス)
の3店舗も日中開いています。

店舗で受け取るパターンや、郵送してもらうパターンなど、いろいろなレンタル方法があるのですが、
自分は、新宿店でサイズ確認をして、後日郵送していただくという方法をとりました。
選んだのはフルサポート12点セットです。
懸念点がいくつかありましたが、どれもカバーされていました。

懸念点
1.郵送手数料
  →1万円以上のレンタルで無料。最高。
2.キャンセル料
  →前日までの連絡であれば無料。とても最高。
3.郵送された実物がきちんと使えるか
  →利用日の3日前には到着し、最悪、当日に麓の店舗で交換できる。(在庫の問題があるので、そのときは要連絡)
4.返却方法
  →麓の店舗で返却可能。または、着払いでクロネコ郵送OK(後者は、事前に申請が必要っぽい。とりあえず申請しておくのが無難な気がする)
  ちなみに、通常利用での汚れや、破損も特に弁償の必要もなくそのまま返せる。

神か?

しかし、ひとつだけ失敗したな、と思ったのは、
登山一週間前に試着しに、閉店間際の新宿店に訪れたところ、
狭い店舗にたくさんのお客さんが集まっていたので、
くそ暑かったです。試着もたいへんでした。
なので、余裕をもって来店することをおすすめします。

当日

登山中の飲食物はコンビニで購入しました。
・水(1L)2本 1本はほぼ不使用。
・ポカリ(1L)2本
・カロリーメイト4本入り 1つ
・inゼリー2本
・クラッシュタイプの蒟蒻畑 2本

2000円いかないくらい。

他にもいくつか持ってきましたが、消費したのは以上のものだけでした。

そして、駐車場で登山服に着替えるつもりだったので、
普段着で集合場所へ向かいました。

なので持ち物は、
・私物リュック
 ・着替え
 ・コンビニでの購入物
 ・ポータブル充電器(スマホ用)
 ・イヤホン(ほとんど使わなかった)
 ・財布(だいたいコンビニ含めて1万5千円くらい使用した、節約すれば1万円で十分)
・レンタル物が一式入ったボストンバック(ボストンバックで郵送される

これくらいでした。

14時に出発。
途中、談合坂サービスエリアで遅めの昼食。
17時過ぎ、麓の駐車場(山梨県立富士北麓駐車場)に到着。

私物リュックには着替えだけを残して、
後をレンタルした登山リュックに移す。

私物リュックは車内に置いていきました。
駐車料金はマイカー規制期間中は1000円で、それ以外なら無料。

ここから5合目までシャトルバスで向かう。
片道1000円。いい値段する。

バスに乗る前の調子乗ってる自分がこちら。
https://twitter.com/MasujimaRyohei/status/1160109624131018752?s=20

5合目には、 おみやげ屋さんや、カフェ、レストランなどがいくつかあり、
登山者がたくさん休憩していました。


自分も、入山までに時間があったのでまずは早めの夕食をとります。
料理はだいたい1000円くらいで自分は富士山カレーライスとやらを食べました。
https://twitter.com/MasujimaRyohei/status/1161135463907745792?s=20
皿が大きいので量があるように見えますが、
個人的には物足りないかなと。
後、ルーが少ない。

山の上では何もかもが高いので、このタイミングの飲食ならおにぎりとかでけちれそう。

そして、富士山でのスタンプラリー的な焼印を押してもらえる杖を500円で購入。
https://twitter.com/MasujimaRyohei/status/1161137126919950336?s=20

自分は登山杖があったので、500円で30cmくらいの杖を購入したんですが、
他にも、もう少し長い700円のものや、
ちゃんと杖として使える1000円オーバーのものもありました。

焼印は、7合目以降の各山小屋で押してもらえる(有料300~500円)んですが、全部の小屋で押してもらおうとすると、700円のものでも足りないくらいでした。
でも長いやつだと邪魔になるかもしれないので、この選択は難しかったです。
数はきちんと数えていないですが、10箇所くらい押してもらえるとこがありました。

そして、少しでも睡眠時間を稼ぐために仮眠。

入山

18時半頃でした。正確には歩き始め。

吉田ルートというところを登りました。

20分くらいは下り坂で、そこから10分くらい登ったところで、6合目に到着。

写真ではわかりづらいですが、
目的地はものすごく高いところに見えました。
https://twitter.com/MasujimaRyohei/status/1160160924054851585?s=20

あとから知ったんですが、この明かりはだいたい8合目らへんで、さらに上がありました…w

6合目→7合目

特に事前にコースを調べてなかったのですが、
最初の山小屋までは階段状の道だったのが、
急な岩場になり、とてもびっくりしました。

なるほど、これが富士山なのか、と。

杖が邪魔になるくらいだったので、一旦カバンにしまい、両手を使って登りました。
個人的に両手に体重をかけて四つん這いで登ると楽でした。
足への負担も減らせるので。

この辺までは上はTシャツでしたが、肌寒くなってきたので、
フリースを着用。

7合目→8合目

さらに岩場が急になり、落ちたら死にそうだと思う箇所もありました。
基本的に後ろに倒れて、滑落するのを防ぐために、
前傾姿勢をものすごく意識しました。
油断せず、四つん這いで一歩ずつ歩きました。

このあたりから少しずつ頭が痛くなってきた気がしていたので、
おそらく高山病が始まっていたのだと思います。

特に女性や、こども、体力に不安がある方は、
この辺で、十分な休憩や、山小屋での宿泊をおすすめします。

あとから知ったんですが、自分のような団体で行くケースの方が、
個人で登る人よりも、休憩がとりづらかったり、
ペースを合わせないといけなかったりと、高山病になる人が多いそう。

これから団体登山を行おうとしている方は、
こまめなメンバーへのヒアリングを忘れないで欲しいですね。


8合目→9合目(須走ルートとの合流)

時期が連休初めということもあり、そもそも混んでいたのですが、
このあたりで、別ルートと合流し更に混み具合が増しました。

また、階段のような急な坂道が始まります。

後半は混みすぎて、全然進めなかったのですが、
割り込んできたり、ルートを外れて近道しようとしている方がとても目立ちました。
一歩間違えると、普通に滑落して死にますし、
落石とかを発生させることもあり、他の方の怪我にもつながるので、やめてほしいですね…。

時間はもう少しで4時とかだったので、日の出に間に合わせたいのはわかりますが、冗談抜きで危険です。

https://twitter.com/MasujimaRyohei/status/1160262403717599232?s=20

後ろを振り向くと、大勢がこっちの方を向いているので、
気持ち悪かったですw


9合目→山頂

一番地獄でした。

ものすごく急な崖道。時期的にとても混んでいるので人が邪魔になる。

止まっていないと凍えるように寒い。高山病。

時間的には4時10分あたりで、空が少し明るくなってきました。

ものすごく綺麗だったので、自分もスマホで撮影したのですが、
周りをきちんと見てから、撮影しないと危ないし、邪魔になってしまうので気を付けてください。

撮影のために場所を確保し、カメラを広げている人や、
日の出前の登頂を諦めて休憩している人などが目立ちました。

しかし、山頂へ向かう列は、先ほどとは打って変わって、
まだ間に合うと急ぐ人で増えました。

誘導員の方の、「現在4時20分です!まだ日の出には間に合うので、止まったり、後ろを見たりせず、どんどんと進んでください!」といったアナウンスがあり、ペースがものすごく早くなっていきました。

自分もランナーズハイのような感じで、
日の出に間に合いたいという思いや、部活での走り込みの後半のような気持ちでいっぱいになり、全力で登っていました。

高山病による、頭痛も増してましたが、まだ大丈夫そうでした。


山頂

自分はぎりぎりのところで山頂の鳥居をくぐりました。

日の出は一応見たかったのですが、
山頂の人の数はものすごかったので、
はじめだけみて諦めました。

https://twitter.com/MasujimaRyohei/status/1161151041250852864?s=20

やはり、山頂手前の方がもっと綺麗に日の出が見れそうですね。
それにしても人の数がえぐいw

朝食?

ずっと起きているので、朝食なのか夜食なのか分からないテンションですが、食事をとることにしました。

頂上の食事処はものすごく混んでいますが、食べ終わったら、すぐに出される感じだったので、すぐに列が消化されていきました。

しかも自分の番に来た頃には、席も空きが増えてきて、
食べ終わってもすぐに追い出されることもなくなっていました。

自分は醤油ラーメンを食べようと決めていたのですが、
このあたりから高山病が悪化し、とてつもなく吐き気に襲われました。

しかし、空腹でもあったので、予定通り醤油ラーメンを購入しました。
体調は悪い状態だったので、一口ごとに横になっていましたが、おいしく頂きました。

その後、トイレのために、またしても長蛇の列に並びました。

が、ここで吐き気がピークに達してしまい、嘔吐。
食べた分をほとんど戻してしまいました...。

申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、おかげで少し復調しました。

またしても空腹になってしまったのですが、
残しておいた蒟蒻畑を食べて乗り越えました。

ちなみにトイレなんですが、
富士山はどこも200~300円の有料です。

5合目は故障しているトイレがあったので、
仮設トイレになっていましたが、
普段は無料なんでしょうかね...?

頂上以外のトイレは自分の通ったコースでは、
常設されている集金箱にお金を入れて、利用する形式でした。
無料でも使えてしまいますが、今後の設備の維持のためにも、
きちんと利用料を支払いましょう。

分かってはいましたが、ほとんどのトイレが和式なので、
道具が邪魔になり大変でした。
あと、電気がないので、ライト必須です。


下山

食事を含め、2時間ほど、休憩してから下山しました。

日頃から運動はしていたので、体力的には余裕をもって下山し始めれました。
高山病も少し頭痛が残ってましたが、ほとんど元気治っていました。

下山道は登山道と、全く違い、延々と柔らかい砂と石の混ざった道でした。
ここで、ショートスパッツ(靴とズボンの間につけ、靴に石が入るのを防ぐもの)をつけました。

また、日が出ているので、ものすごく暑かったです。
涼しい風もとても吹いていたので、まだマシでしたが...。

砂利道は予想以上にきつかったです。
コツをつかめば、転ばずに進むことができますが、
足の裏への負担は避けられず、皮が剥がれたりして痛かったです。
砂利具合もころころと変わり、石が大きいところでは、
何回か足をひねってしまいました。

ずっと景色が変わらないので、
精神的にも疲れました。

折り返すたびに、まだあるのか...と。

だいたい3時間くらいかかったと思います。

5合目付近あたりで、空腹と高山病の残りにより、
また、体調を崩し始めましたが、
2度目の朝食を目標にひたすら足を進めました。


5合目(下山)

スタート地点でもある5合目に戻ってきました。

他のメンバーと合わせる余裕がなかったので、
一人でしたが、そのまま朝食をとり、待っている間はひたすら仮眠をとっていました。

そしてメンバーが揃ったのがだいたい12時頃で、
そのまま、シャトルバスに乗り、駐車場まで帰還。

5合目で登山装備を返却できますが、
登山リュックの中にずっと着替えを入れているのは大変だと思ったので、
自分は着替えを駐車場に置いていました。


都内に到着

解散後は先に登山具を返却するために、
近くの郵送に対応しているコンビニに寄りました。

そして帰宅後は爆睡しました。


翌日

背筋回りと、足全体に筋肉痛が来ましたが、
完全に復調したので良かったです。


最後に

富士山はとても大変でしたが、
それ以上に達成感とかがすごかったので、
また挑戦したいと思います。

ですが、今回はたまたま気候も良かったからいいですが、
次回も同じようにいくとは限らないので、
油断せず挑みたいです。

このレポートの内容は、参考にしてもいいですが、
鵜呑みにはしないでください。

(Twitterのポストがあるので、分かると思いますが、
富士山は電波ありました!
主要キャリアはだいたい大丈夫かと。
あと山小屋付近はフリーWi-Fiもありました!
通話も問題なくできました!)



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