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技術書典5で頒布した本を国立国会図書館に納本した

先日(10/8)に開催された技術書の同人誌即売会である「技術書典5」。
ここで「技術書を書く人のための得する制度、損する行動」という本を頒布しました。

納本制度とは

この本でも書いたように、日本には「納本制度」があります。「国立国会図書館法」という法律があり、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。
これは、一般的な出版物だけでなく、自費出版についても同様で、民間の場合は発行日から30日以内の納入が必要です。

以下にある国立国会図書館「納本のお願い(民間出版物)」にあるように、日本国内で頒布を目的として発行された出版物は、原則として、すべて納本の対象となります。

「国立国会図書館法」の第25条の2には以下の記述もあります。

発行者が正当の理由がなくて前条第一項の規定による出版物の納入をしなかつたときは、その出版物の小売価額(小売価額のないときはこれに相当する金額)の五倍に相当する金額以下の過料に処する。

もし納入しなくても、小売価額の5倍なので私の本だと2500円程度の過料ですし、インターネット上の情報によると罰則が適用された事例はないとのことですが、法律で定められているので、今回の技術書典で頒布した本も納本することにしました。
(本に書いた本人が納本しないわけにはいかないし…)

郵送で納入する

国立国会図書館を訪れて納本しても良いのですが、交通費も考えて郵送することにしました。このサイズだと私はいつもクリックポストを使っています。
クリックポストだと税込185円で発送できるので、往復の交通費や時間を考えると割安です。

なお、「納入出版物代償金」を支払っていただける場合もありますが、今回は寄付(寄贈)することにしました。
東京と京都に図書館があるので2冊を入れて発送。

納入完了

郵送して無事に届いたことを確認するために受領書をいただきました。

国立国会図書館オンラインで検索できるようになるには1か月前後かかるとのこと。

最後に

その他、技術書を書く人が役立つ情報を書いた「技術書を書く人のための得する制度、損する行動」は現在BOOTHにて販売中です。


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