金遣いの傾向

こんにちわ。日頃の買い物は安いスーパーの特売品狙いのますいけです。普段はこうやって、つつましく生きているのですが、使う時はパーンッと使ってしまう時もあります。大きな出費でやらかしたことはありませんか?今回はお金の使い道のお話です。

今年四十路で24歳から病み始めた私ですが、双極性障害と診断を受けてからはまだ数年しかたっていません。元々双極性障害だったのをうつと診断されていたとしたら、気づいていないだけで躁状態だったという可能性もなきにしもあらずです。躁状態の症状に浪費がありますのでメンタル病んでからの大きな出費についてみていきたいと思います。

夢見て出費

三十路のころの時の話です。ある職業につきたいと考えていました。何故その職業に惹かれたのかは今となっては謎なのですが、その頃はその職につく事しか考えられませんでした。当時、障害者雇用で働いており、収入も安定していたし、仕事にも慣れていて金銭面ややりがいと言うものに関しては全く問題はなかったのです。
そのつきたい職業につくためには学校に通って専門知識を学ばねばなりませんでした。知識だけではなく、実技の勉強も必要で、その学校に通うためのお金をポーンっとためらう事無く80万払ってしまったのです。働きながら専門学校に通う。という今から考えたら体力的にも無茶なことをしました。

必死になってその資格(民間ですが)を取って、その職業に就きましたが、1年で体調を崩してやめてしまいました。それ以降はその職とは全然違う職種ばかりですし、あんなに勉強した知識も実技の腕もすっかりなくなってしまいました。使わなきゃ忘れるの当然ですよね。

その職業に就くという夢は見させていただきましたが、80万ぶっこんで現在何の役にも立っていないというのは、今思えば痛い出費だったなと思っています。

ダイエットに金を費やす

以前太っていた時期に必死になってダイエットについて検索していました。なんとかしてやせられないか。と血眼になってネットをさがしまわり、なんとダイエット専門のクリニックへ足をのばしたのです。
そこでは、栄養指導やボディチェック、ダイエットの薬などを出してくれるところでした。私はここでもポーンと25万払ってしまったのです。痩せさせてください!頼みます!!と。

貯金の事なんて全然考えずに、その時も迷うことなく払っていました。
結果的にはその時そんなに痩せず、今現在、太っているのでお金をどぶに捨てたことになります。

サプリメントに散財しそうになる

これは、6年ほど前の話ですが、友人にセミナーに連れていかれ、セミナーを受けその友人曰く「素敵な大好きな人達」を紹介してもらいました。そして、「ますいけの事大好きだから、すすめるの!」とサプリメントを勧めてきたのです。ぶっちゃけセミナーの内容は分かりにくく、当時うつでしんどかった私には頭が働かず理解できないものでした。ですが、友人は言ったのです。「うつ治るよ!」と。(当時はうつ病診断でした)
うつがしんどかった私からしたら神の言葉です。ここで売ってるサプリ買ったらうつが治る?!セミナーが終わった後お茶をしながらそのサプリについて聞きました。私はそのサプリが欲しくてたまらなくなったのですが、姉宅に行く約束があったので、お茶を終えてその日は返事をせずに友人と別れました。
姉宅にいき、姉と義兄に「うつ治るんだって!!買おうと思うんだけど!!」とセミナーの事とサプリの事を鼻息荒く話したら「サプリメントでうつが治るなんてありえない。そのセミナーや人を紹介されたってのは、ネットワークビジネスの一種だと思うよ。」と無い無い。と二人は首を振ったのです。
「え?だって、うつ治るって…」としどろもどろに言う私に「国が薬として認めている抗うつ剤飲んでてもしんどいんでしょ?サプリメントって薬程の強い効果はないんだよ。」とズバリ。

ここでハッと気づいて紹介された「大好きで素敵な人達」や理解できなかったセミナーの内容を思い返しました。それらが脳内で一本の線になって繋がりました。あれは、ネットワークを広げるための会だったのか。と。姉夫婦のおかげでここでは散財しませんでしたが、あやうく数十万ポーンっと払う所でした。

現在の出費の傾向

現在は、日々の暮らしはとてもつつましいです。冒頭にも書きましたがスーパーで安くて好きな食材を繰り回しています。過去の自分のように数十万ポーンと払う事もしていません。その割には貯金できてないなぁ。と思ったので、何にお金を使っているのか考えました。手帳やレシート、日記を見返してみて気づきました。
使っているお金は交際費でした。
調べてみたところ、交際費は月約10000円が全国平均のようです。10000円…それ以上使ってました。
現在の職場では仕事帰りにお茶やお酒をどうのこうのと言うのは全くありません。ですので仕事関係の交際費ではなく全部私的なものです。友達とランチをしに行ったり、カフェでだべったり、飲みに行ったり。10000円は、2回飲みに行ったら消えてしまいます。
他にも姉や姪っ子と出かけてご飯を食べたり。
何かを飲み食いして話しあう時間にお金を使っているのです。

でも、これを躁状態の浪費ととらえるかと言うと、違う気がします。飲み食いしつつ話すことで、私の心は満たされますし、知的好奇心も満たされます。その場で味わう美味しいお茶やご飯、お店の空気も私を幸せにしてくれます。飲み食いしながら話す時間は私にとって、心やすらかでいるためには必要な時間です。もし、この時間が無かったら私はもっと荒んだ気持ちになっていたことでしょう。”不要なもの”に多額のお金を使う躁状態の浪費とは違う気がするのです。

趣味に使う金は無駄な金じゃない

他の双極性障害を持つ友達にも聞いてみたのですが、多くは趣味にお金をポーンと使うと言います。趣味の物を作る材料を買ったり、好きな舞台を見に行ったり、コンサートに行ったり、DVD買ったり、服を買ったり、アクセサリーを買ったりと、そこにポーンとお金を使ってしまう。と言います。私にとって飲み食いしながら話をする時間にお金をかけてしまうのと同様に、趣味の物事にお金をかけるというのです。友人たちはその使ったお金に後悔していません。
楽しかった、素晴らしかった。また行きたい、また作りたい。と言うのです。

私も、人よりお高めな交際費に気づいてショックを覚えましたがそのこと自体には全然後悔していない事にも気づきました。それだったら過去の大きな出費の方が心理的な理由で後悔しています。

生活に影響しない程度なら

これまで、どんなお金の使い方をしてきたがを見てきましたが、これらの大前提にあるのは「生活に影響しない」という事です。生活に影響を及ぼして食費が足りないとか、家賃が払えないのに趣味にお金をかけたり、夢にお金をつぎ込んだりと言うのはちょっと私の中ではナシな感覚です。

まずは、生きていくの大事なので、生きるためにお金を使って欲しいと思います。そこで上手くやりくりしたりして趣味等にお金を使うという順番は守った方がいいと思います。

また、双極性障害の躁状態で浪費をすると後から「なんであの時あれにお金をかけたか?」とうつ状態になったときに後悔することが多いと言います。後悔する事柄が多いとそれだけうつ状態もしんどくなるので、躁状態の時に大きな買い物をしたくなった時にはちょっと立ち止まって財布のひもをぐっと握りしめてから買うかどうか考えるのが、のちのちうつ状態になったときに後悔しない買い物になるかどうかの分かれ目かと思います。


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