昭和の時代 個展で絵を粋に買っていた
もう20年くらい前のことだと思うのですが、個展で絵を購入して、後から「そうやって買うのか!なんて粋なんだ」と思った話を。
ちょこちょこ絵を買っています
気に入った絵があるとちょこちょこ購入しては壁に飾っています。(高いものは買えませんのでインテリアとしてね)
これは新婚旅行で行ったモンマルトルで買ったものなので30年近く前のもの。画用紙にその場でシャシャシャっと描いているのを買ってきました。
これは最近玄関に飾ったもの。ここにはTOKIOの直筆サイン入りポスターが飾ってあったのですが、2度目の事件以来見るのも嫌になって変えました。
ミッシェル・バテュという作家さんの絵で、彼女の絵が好きなのです。
気に入った大きなシルクスクリーンは80万円・・・買えない(笑)
いいんです。小さな写真でも!
実はまだ飾ってない、袋に入ったままの小さなミッシェル・バテュの絵もあります。飾る所を考えてから買えよですが(笑)
ノートルダム大聖堂、凱旋門、エッフェル塔。パリが好きなのです。
(写真が綺麗じゃなくてごめんなさいね。どの写真も窓からの光が写りこんでしまいます)
昭和の時代の絵の買い方は粋だった
30歳を超えるまで、個展で絵を購入したことはありませんでした。
お仲人さん夫婦の旦那様が定年退職されてから絵を描き始め、個展の招待状をいただき、見に行きました。
幼い息子たちを連れて銀座の画廊に行くのですから、そりゃ大変な騒ぎ(笑)
息子たちには一張羅を着せて、デパートの食堂(当時はまだあった)でお子様ランチを食べさせてから画廊に向かいます。
迎賓館が描かれた絵を購入しました。
確か6,000円だったと記憶しています。
同じように招待状を受け取った両親も個展に行き、絵を購入したそうなのですが…
「私も買ったよ!」と言ったら、母に
「あなた…まさか6,000円しか払わなかった?」と聞かれ
「へ???」
「こういう時はね、1万円札を出して、おつりはもらわないものよ」と言われたのです。
「え…(@_@)」←1万円札を出しておつりをもらった私
招待状をいただいたら、お祝いのお花を送るか、個展に行き、気に入ったものがあれば購入をする。「額装代です」と、おつりを受け取らないものだと習いました。(30歳超えてたんだけど)
個展の招待状をいただくってそういうことなんですね。(お店のセールの招待状とは意味が違う)
キャッシュレス時代
平成、令和と時代は変わり、今年に入ってキャッシュレス化が急激に進んでいます。
おつりを受け取らないという、粋な買い方ができなくなりますね。
少し前に、今の小学生は、おつりの概念がないという話をどこかで見ました。小さいころからキャッシュレスで払うことが普通になっているからだそうで。
そういえば、新築の家庭では、トイレが自動で流れるようになっているので、学校でトイレに入って流さないで出てくる子供がいて困るという話も聞いたことがあります。・・・と、話が逸れるのは得意技なのですが(笑)
キャッシュレス化で、粋な買い方ができなくなる。
タクシーから降りるときに「釣りはいらねーよ」とカッコつけることもできなくなるのかな。
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