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転ばぬ先の杖より転んだ人を助けよう

女性起業家の中には、自分の経験から転ばぬ先の杖を提供しようという人がいます。

人は自分事にならないと行動をしません

  • 子育てでこんな大変なことがあったからそうなる前にやれることを教えたい

  • 更年期で大変な思いをしたから更年期に入る前にしておいてもらいたいことがある

  • 介護生活に入って大変だったから介護生活に入る前にやっておいてもらいたいことを伝えたい

その気持ちはよーくわかるのですが、あなたが大変になってから解決策を探したように、大変な状況になってから解決策を探す人がほとんどなのです。

そうなる前の段階の人はまだ他人事なので「そうなる前にあれやって、これやって」はスルーです。ところがいざ自分事になると「誰か助けて」になります。

転ばぬ先の杖を差し出したところでスルーされるのは、人は痛い目に合わないと行動を起こさない。自分事にならないと行動をしないのです。

お金を払ってでも解決したいことじゃないと仕事にならない

お金を払ってでも解決したいことじゃないと仕事にはなりません。人は予防にはなかなかお金を払わないからです。

予防にお金を使うのは意識が高い一部の人です。虫歯もないのに半年に一度歯科検診に通っている人はどのくらいいるのでしょうね。

家電製品などが良い例ですよね。冷蔵庫や給湯器がちょっとおかしくなっても買いません。使い物にならなくなったら「今日届けてもられるのはどれですか?」「いつ工事してくれますか?」もう必死です。

安くなる日まで待っていられないし、若干高くたって「早くどうにかして!」になっていますよね。あなたが助けられるのは「どうにかして~!」の人じゃないでしょうか。

お客様は自分の悩みを解決したいだけなのです

今日久し振りに話をしたクライアントは、昨年私が言っていることが腑に落ちていなかったのですが、昨年後半大変な思いをして、やっと自分が誰の役に立てるのかがわかったようです。

名乗っていた資格名の肩書きすら違和感を覚えるようになったというのを聞いて嬉しくなりました。

資格がお客様を連れてきてくれる訳じゃありません。お客様は知られていない民間資格のメソッドを買いたいのでもありません。

自分の悩みを解決したいだけなのです。

ここを間違えると集客は難しいのですが、いくら伝えても自分で腑落ちするまでは真の意味で伝わらないのですね。

大切なことなのでもう一度書きますが、資格がお客様を連れてきてくれる訳じゃありません。お客様は知られていない民間資格のメソッドが欲しいのでもありません。自分の悩みを解決したいだけなのですよ。

転ばぬ先の杖より、転んでしまった人を助けてあげてくださいね。

私が書いていることが腑落ちしたらいつでもご相談にいらしてくださいね。

▼この記事を書いた増田恵美のプロフィールはこちらから▼


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