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いい編集者さんは褒め上手

ライターという職業を選ぶと、当然ですが編集者さんと関わることが多くなります。

紙媒体の編集者さんがいれば、Webメディアの編集者さんもいます。

企業内で働く編集者さんもいれば、フリーの編集者さんもいます。

同じ企業内で働く編集者さんでも、人によって仕事の進め方はまちまちです。

この一年でいろいろな編集者さんとお仕事をする機会があり、気づいたことがあります。

それは「褒め上手な編集者さんとはお仕事をしやすい」ということです。

編集者さんによっては校正をしてくれる人もいます。

例えばコンビニスイーツを紹介する記事を書くとします。

私が提出した原稿に編集者さんが修正を入れ、戻すときです。

「ヨウコさんのこの原稿を見て、私もこのスイーツを食べたくなりました!冒頭に少しだけ修正があるので、そちらだけご対応お願いします」

と言われたら、修正があったとしても、「あ!私の書いた文章で魅力が伝わったのね!」と、うれしく思います。

文章じゃなくてもいいんですよね

「写真、上手です!」のように、褒めるのは文章以外でもいいのです。

お世辞がうれしいというは、もちろんあります。

それ以上に、いいところを見つけて褒めることで、私のモチベーションを上げようとしてくれることがうれしいのです。

私とコミュニケーションを取ろうとしてくれる気持ちが見えるので、それに応えたいと思えるのです。

反対に私が仕事ををしづらいなぁと思うのは、その逆のタイプの編集者さんです。

「褒めてくれない」という編集者さんではありません。

どちらかと言うと私は、褒めてくれなくても、お互いきっちり仕事ができれば別にそれでいいと思っています。

そうではなく、中には私のモチベーションを大いに下げてくれる編集者さんもいるんですね。

例えば、原稿提出先のメディアからのダメ出しを伝書バトのごとく、まるっと正確に伝えてしまう人です。

もうちょっとマイルドに言い換えてくれると、やる気も保てるんだけどな~と感じます。

そのダメ出しをチャットツールのタイムライン上に投稿されちゃったりすると、他のライターさんに見られてしまうので、なお気分が下がりますね

「みなさーん!ヨウコさんの記事、こんなダメ出しがされてましたから、こんな記事を書かないでください」

と、晒されているようなものですからね。

もうほとんどけなされているようなものです。

具体的なことは私個人に言えばいいですし、共有するなら一般論に落としてタイムラインに投稿してくれればいいのでは……と落ち込みます。

それに、こちらとしてはダメ出しに対する反論があったとしても、あくまでも個人の仕事の話であって、タイムライン上にそれを投稿するのは憚られますからね……。

絶対に褒めろとまでは言いません。

でも、けなされていると感じさせられるのは、楽しいことではありません。

仕事をしづらいと思う編集者さんの特徴は「モチベーションを下げる」以外にもあります。

仮に毎月定期的に頂いているお仕事があり、翌月に何本記事作成をできるか尋ねられ、「2、3本」と答えたとします

そして渡された本数が5本あったとします。

もし、「すみません、ちょっと多めにお願いできますか?」と言ってもらえれば、私としても「まぁ何とか頑張るか!」と思えます。

でも、何も言わずに5本渡されると、「え、やれってこと? やれってことかな?」と命令されているような気分になってしまうのです。

そう、仕事をしづらと感じさせる編集者さんは、コミュニケーションを取ろうとしてくれない人です。

これは編集者という職業に限らず、全ての働く人に言えることかもしれません。

まぁこうしてつらつらと書きましたが、編集者さん的にも「このヨウコというライター、やりづらいなぁ」と思っているかもしれません。

仕事のクオリティを高めるだけでなく、コミュニケーションを取ることも意識して仕事に臨むべきなのだろうなぁと、自戒しました。


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