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鏡のもつ意味を知ろう

自信をつけるためのアイテムである鏡。

鏡は古来、不思議なパワーをもつものとされてきました。

鏡の歴史をひもといてみると、古代世界では事物をそっくりに映し出すことが神秘的ととらえられ、宗教的な意味合いで使われていたようです。

今でも神社などでは、鏡をご神体としてまつっているところが少なくありません。
これは、鏡を神様の姿を映すものと考えているからです。

古代日本の巫女王である卑弥呼が、大陸の魏王から銅鏡を贈られたと『魏志』に記されている有名です。

卑弥呼は鏡を使って太陽のパワーを自分に取り入れ、若さを取り戻そうとしたといわれています。

現代でも、鏡が割れると不吉なことが起こる前兆とされたり、鏡台にカバーをかけたりする習慣がありますよね。
「鏡が霊力をもっている」という思想は古代だけでなく、現代にも根を下ろしているのです。

また鏡は真実の姿を映し出すとも信じられていました。

地獄で人間を裁く閻魔大王は、人間の善行や悪行を映し出す「浄玻璃の鏡」という特別な鏡をもっているといわれます。

グリム童話『白雪姫』では、いじわるな王妃が鏡に向かって「鏡よ鏡、世界でいちばん美しいのは誰?」と尋ねると、「白雪姫」と答えます。
鏡はウソをつけないのです。

西洋では、近代になってものをクリアに映す鏡が発明されてからはより「真実を映し出すもの」の意味合いが強くなりました。

イギリスの新聞『ミラー』やドイツの雑誌『シュピーゲル』は「鏡」という意味で、その名のとおり「鏡のように世相をはっきりと映す」という意味が込められています。

そうじ力では、鏡を磨くことは「素の自分を磨くこと」と考えます。

ピカピカに磨かれた鏡には真実が映ります。

鏡に映る自分をより美しくしたいという思いで自分磨きをし、磨いて輝いた自分をもっとよく見たいから鏡を磨く…これはとてもいい循環です。
そしてそこに映った自分を見て、人は自信をつけるのです。

自信は成功につながるキーワード。

あなたの家の鏡もきれいに磨いて、成功や幸運を引き寄せましょう。

『実践する「そうじ力」トイレ水回り編』P.108

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