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ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをかけると部屋がウィーンになった。

1989年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートをかける。

一曲目のヨハン・シュトラウス2世の「加速度ワルツ」が部屋いっぱいに広がると、ここはもうウィーンだった。

音楽の力の偉大さをしみじみ感じる。

指揮者はカルロス・クライバー、なんて優雅な指揮をするんだろう。

指揮棒を指先でクィと動かす、ぐるっと回すだけで、音に生命がやどります。こんなにワルツがイキイキとして奏でられるなんて驚きです。

クライバーの全身がワルツそのものです。
ワルツ即我の境地。

なかなかこれほどの音楽を作れる指揮者はいない。

カルロス・クライバーは1992年に再び、ニューイヤーコンサートに登場こちらも超名演。

本番は、優雅に舞うように指揮しているけれど、練習のときはまるで違います。神は細部に現れるかの如くかなり細かくこだわって音楽を作ります。

ベートーヴェンの交響曲4番の第2楽章冒頭のセカンドヴァイオリンの弾き方が気に入らなくて、突如、指揮台を降りてそのまま帰ってしまい、そのコンサートは中止になったのは有名です。

指揮をすれば信じられないほどの超名演がとびだすけれど、キャンセルも多くて、ハイリスクハイリターンの指揮者です。

ヨハン・シュトラウス1世と2世について書こうと思ったけれど、選んだアルバムがよくなかったです。

すっかり、カルロス・クライバーの指揮に感動して彼の話になってしまいました。

というか、Youtubeで動画を見ている時間になってしまいました。

それでは、せっかくなので、カルロス・クライバーの可憐なる指揮っぷりを観てみましょう。

こちらは1989年のニューイヤーコンサート全曲です。


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