月曜日、冷雨、ポケットに飴。
月曜日、冷雨、ポケットに飴。
交通規制、自殺、滲んだ血。
お爺さん、傘杖代わり、震える足。
憂鬱、サラリーマン、突然倒れる。
だいたいそんなもんですよ。
昔からそうそう変わってない。
上級國民は天空から、
我々市民を眺めてる。
月曜日、学校、苦痛の始まり。
同級生、嫌い、みんな嫌い。
グラウンド、ぐちゃぐちゃ、世も末。
教科書、先生、必要なものは何?
考えちゃうお年頃なんですよ。
子供はそんなに馬鹿じゃない。
むしろ繊細で違和感に敏感で、
大人たちを蔑んでいる。
月曜日、有給、のはずが出勤。
仕事、終わらない、なんで?
赤の他人、幸せ、知るかよ。
今日もまた、働き、疲れる。
自己中で行こうと決めた昨日。
しかし社会は助け合い。
大事なことだとわかってるが、
俺はそろそろ自分を愛したい。
そうだ、ポケットに飴、あるじゃん。
袋を開け、取り出して、手に取る。
はずだったのに、飴玉は、転がった。
月曜日、飴玉は、雨に濡れた。
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