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Pod出版:ロシア・ウクライナ・ポーランド関連論文

アマゾンにPod出版という出版方法があるということを知ったのは最近のことです。原稿を規格に合わせてアップロードするだけで、本が完成するのだという。出版費用もかからず、設定もそれほど難しくなさそうですので、いつか自分でもこの方法で本を作ってみたいと思っていました。

そこでこのたび、以前書いた論文をPod出版してみることにしました。
この論文については、これまで近所の印刷屋に持ち込み、簡易的に製本してもらい、読みたいという人に差し上げていました。
Pod出版という方法なら、こうした手間が省け、希望する人の手に容易に行きわたることになります。コンビニのコピー機に頼ることもなく、大学のコピー機を占領することもなく。

タイトルは『ロシア・ポーランド関係史における教会の一致思想 —―エキュメニズムの発生と発展について』です。

「キリスト教教会の分裂から和解と一致へ向けた歩みを、ロシアとポーランドの闘争の歴史を通じて辿る」というのが大まかな内容です。二国のはざまに位置するウクライナを舞台に、教会史、紛争史を簡潔にまとめています。同時に、エキュメニズムなど現代カトリックの教義が完成するまでの道のりを、二国の闘争の歴史から描き出しています。

この論文は筆者が大学院神学研究科時代に執筆した修士論文(その後大学紀要に載せた論文も含まれます)に加筆・修正したものです。ジャンル的には神学(教会史)に位置づけられますので、教会憲章に基づき「神の働き」や「救済」などといった表現も、当たり前のように頻出します(このような論文に慣れていない方は、驚かれることでしょう)。

お手に取ってご覧いただければ幸いです。

追記:自分で編集したものですので、レイアウトなどかなり見劣りがします。


K. O.


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