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Pitt Family Tree ピット首相の先祖

ウィリアム・ピット首相(William Pitt the Younger: 小ピット)の家系図。(判明分のみ記載。配偶者については省略)。ノルマンディー出身のフランス人Gervase de la Puetteは12世紀に軍人としてイングランドに渡り、定住したと考えられる。息子トマスはイングランドで誕生している。姓の綴りはPuette, Pitte, Putte, Pyte, Pyts, Pitts, Pittなど、多様である。ピット首相の曽祖父トマス・ピットも青年時代にPittsと綴っていたことがある。

  1. Gervase de la Puette of Normandy (1162 or 1182生):ノルマンディー出身。

  2. Thomas de la Pitte of  Sommerset, England (1225 生).

  3. Simon de la Pitte,(1216-1272):ヘンリー3世治世の軍人

  4. Thomas Putte, living near Worcestershire in 1278.

  5. Robert Pyte (1284-1361)

  6. Simon Atte Putte,  (1327-1377):エドワード3世治世の軍人

  7. Richard Pyts, soldier of King Henry IV (1399-1433)

  8. Johannas (John) Pitt of de Curvyard (没1438)

  9. William Pitt of de la Perry (没1400頃)

  10. Sir Edward Pitt of Kior in Worcestershire (没1455)

  11. William Blithe Pitt (没1528)

  12. Nicholas Pitt (1474 - 1545)

  13. William Pitt (1489頃 - 1540)

  14. John Pitt (1523頃 - 1596) —————Thomas Pitt (1525 - 1613)

  15. Thomas Pitt (1555 頃- 1643頃)

  16. Rev. John Pitt (1610 - 1672)

  17. Thomas Pitt (1653 - 1726)

  18. Robert Pitt  (1680 - 1727)

  19. William Pitt (1708 - 1778) チャタム伯

  20. William Pitt(1759-1806)

12番のニコラス・ピットはドーセット出身。その孫ジョン・ピットはエリザベス1世治世の財務大臣Clerk of the Exchequerである。以降、この家系は大ピット、小ピットに至るまで多くの政治家を輩出し、リヴァース、ロンドンデリー、キャメルフォード、チャタムら4つの貴族も創設されている。
ニコラスの孫ジョン・ピットの2歳違いの弟トマスは1613年にブリストルで死去。その孫ロバートは軍人となり、アメリカに移住しヴァージニア州アイルオブワイト郡で逝去した。ロバート・ピットの子孫は18世紀に数世代に渡りPittsと名乗っていた。19世紀にPittと姓を改め、現代に至る。俳優ブラッド・ピットはロバートの子孫であると考えられる。


※参考文献は後ほど追記。米国に移住したロバート・ピット以降の家系については家系図サイトなどインターネットの情報も取り入れていますが、生没年、配偶者などの情報に諸説や曖昧な点が見られます。


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