見出し画像

捨てたからこそわかったこと

こんにちは、マストです、

捨てたというと語弊があるのですが
ようやくマイホーム手放しました。

オフィスビルのフロアの一角、
買主さんの事務所の応接にて
最後の手続きに臨みました。

そうです、今回お売りした相手は業者さんでした。

結果的に買取と同じようなことになったのですが、
提示していた価格よりも100万円以上下げて
手放すことにしました。

途中経過は今もなお噛み砕けない(=納得出来ない)
ところはあるものの、いくつかのメリットがあったので
受け入れることにしました。

これ以上無い好条件

まず一番のメリットは
「引き渡し後の瑕疵については、全て免責」だったこと。

これって個人相手だとまず入らない条件です。
すなわちどこか不具合があっても
何一つ問われないことです。

個人相手だと引き渡した後から
「ここが気に入らない」といったトラブルが一番多いとのこと。

決済が終わった後から色々と出費が重なることが少なくないようです。

これが全くないことで、引き渡した瞬間
ほぼ全てのストレスから解放されるわけです。

これが一番の決め手でした。

あとは去年の秋に初めて売りに出してから
すでに半年近く経過していたこと。

2、3月の売り時を完全に逃してしまい
物件としての新鮮さも失ってしまっていたところで
ようやく仲介業者を変えて再チャレンジしたところでした。

仲介業者をチェンジして状況が一変

出直してからも数件個人様の内見はあったのですが
どうしても売出し価格と購入者の予算とが乖離してしまって
成約には結びつきませんでした。

初めの業者さんは、今思い返すと
ほとんど放置プレイで、高値をつけておいて
買い手がついたらラッキー程度の扱いだったように思えます。

変えた後の業者さんは、新築で買った業者の系列だったことや
担当してくださった方が近隣在住で
「買い手が見つからなければ、自分で買う」
営業トークとはわかりながらも、心から安心して任せることができました。

結果、個人さんには条件が合わなかったものの
地域に進出間もない業者さんの目に留まって
足掛かりと言わんばかりの破格の好条件を提示してくださったことが
最終決断を下した理由となりました。

緊張の手続き作業

引き渡しの手続き自体は、応接のテーブルを
相手方とこちらともに司法書士の先生を加えた6人で進めていきます。

最終書類をいくつか準備して
実印を手にし捺印した瞬間「いよいよこの時がきた」と思います。

引き返せないのは、手付けの契約を交わした時点で確定したのですが、
改めて自分の手元から思い出のマイホームが離れる瞬間です。

最後まで書類を揃えたら、買い手さんがネットバンクで
購入代金の振り込みの手続きを始めます。

ちょっとだけ手こずったようですが、
もしかしたら目にする事がないんじゃないかという
8桁の入金を確認して、この日の手続きが全て完了します。

このあとは司法書士さんの手で
抵当権の抹消やら登記関係の手続きが早急に進められます。

あとは残債の解消を残すのみ

この後はその場を離れ、残された作業をこなします。

自分のローンの一括決済と、仲介手数料の支払いです。

もちろん担当さんは片時も離れません(当たり前)

ネット(スマホ)で終わらせられるつもりでいたのですが
詰めが甘く、窓口のある実店舗へ向かって行いました。

ここまでざっくり数時間

朝一番の10時から開始して全部終えたのがお昼前だったので
2時間強で全てが終わりました。

相手が業者さんで色々と手続きが簡略に出来たためですが
契約の時ほどの緊張はありませんでした。

この日をもってローンと管理費の負担が無くなりました。
合わせて月平均で14万円ほどです。

そして固定資産税も日割りで精算して
年末までの精算金と合わせて振り込まれました。

こちらの収納自体は私が行う必要があるので
あと3回、10万円強を振り込む必要があります。

始めに書きましたが
引き渡し後の瑕疵が全て免責なので
手放した物件に関しては追い金は発生しません。

ようやく一つ、肩の荷を下ろせました

少しだけ視界が良くなった気がします。

重い荷物を背負っていると
視線がどうしても下を向くじゃないですか?

今までずっとそんな状況でした。

いろんな方の助けもあって
ある程度身の回りを整えられるだけの余裕も手にできたので
これを契機に全ての固定費を見直していこうと思います。

俺みたいになるな!

いかがでしたでしょうか?
コロナ渦以降、経済的困窮から住宅ローンを
支払えなくなる方が多くいらっしゃるようですが

私のように単身赴任が前提の状況ではなくて
生活を続けなくてはならない場合がほとんどではないでしょうか?

そんな時はまず、安易に手放すことを考えずに
金融機関に相談されるのが一番と思います。

私の場合は家族は息子の進学のタイミングで
実家の近くへ引っ越すことを早くから決めていたので
一人で倍以上の住居費を負担して住み続ける選択肢はありませんでした。

加えて転職を繰り返していろんな面で迷惑をかけて
借金もそれなりにあったこともこうなった一因です。

今こうやって静かなワンルームで
色々なことを思い巡らすのですが

もうこれ以上堕ちてはいけない。

これが今一番の思いです。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?