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さいたま市役所の位置に関する条例の改正案が議会で可決されました。
さいたま市役所が浦和から大宮へ。
私は2年間、さいたま市本庁舎整備審議会を担当する課長でした。
それだけにいろいろな思いが心に浮かびます。
また、浦和生まれの浦和育ちですから、素直に言えばやっぱりいろいろな思いが頭を巡ります。
テレビや新聞が言うような、単純に、合併協議で残された課題の解決がなされたということではないように思いますし、また、映画"翔んで埼玉"に揶揄されそうな面白い話題と感じ取ることもできません。
静岡市には政令指定都市となった後も、市役所は静岡庁舎と清水庁舎➕区役所庁舎の三つが合併前の旧市の位置にあり、本庁舎は一つにまとめられてはいません。
軋轢というものは、そもそものこだわり(課題)を頭の中から排除することで無くなります。
そのこだわりの排除が両者の融和を近づけます。
どちらかを選択すれば、その時にわだかまりは発生します。
得る者と失う者が明確になるからです。
今まで本庁舎整備審議会では、審議期間を十分取ってそのわだかまりが顕在化するのを懸命に抑えてきたということもあるんだろうなと思います。
少し前、コクヨさんと、DXの時代にふさわしい庁舎の在り方について情報交換をさせていただきました。今後DXが推進されるにつれて、物理的な庁舎の在り方、その存在意義の程度も相当変化していくと思います。
リアルな庁舎がどこに存在するのかということは、今、誰にとってどれほどのどういった意味があるのでしょうか。
まあ、自分が担当だったのはるか昔のこと。
今は自分のマターでは無いので、さいたま市により良い未来がやってくることを祈るのみです。

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