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文化、法、社会、ファッションとデザイン、 国際関係

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2020年6月の記事一覧

読書

先輩者の教うる如く、良書の熟読ということが読書の第一原則でなければならぬ。繰り返しは学習の母という古人の格言もこの間の消息を語るものである。書物は最初にざっと目を通し次に詳しく(場合によっては部分的に特に詳しく)少なくとも二回読まなければ読んだとは云えぬ、という主張は尤もだと思う。単に読むのではなく、考えながら静かに読むこと、熟読する本はできるならば自分に所有すること、なども適切な注意であろう。(

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デザインを学問とするっていうことを理解していない。デザインは手法であり、その手法云々を掘り下げたところで深淵な学問とはならないと思う。

サラリーマンの末路

サラリーマンの末路

今まで郊外に住んできたサラリーマンは、好きで郊外に住んだわけではない。人口が増え続け、物件的にも価格的にも都心には住めなかったんだ。それで高額のローンを長年払い続けながら郊外に家を持ち、都心のオフィスに長時間の通勤時間をかけて通い続けた。で、会社を定年退職してから愕然とするわけだ。郊外にありがちな土地の勾配は高齢者が移動するにはきつい。駅も遠く、充実した商店街もない。豊かな老後を楽しむには近所に映

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ヨット

越谷レイクタウンの“ヨット”も再開。
オリンピックの準備を行う関係で江ノ島では今年ヨットに乗れないので、レイクタウンは貴重な場所。
この写真の湖面の細波は風がある証拠。
風を帆に受けて静かに、そしてグイグイ艇が動く感触はたまらない。

富里

今年は富里のスイカロードレースも開催中止。
このロードレースは朝から午後まで富里スイカを食べ放題。さらにはコース上には給水場のほかに給スイカ場まである徹底ぶり。
ラディソンホテルのテントが出すワイルドステーキも絶品。
ちょうど今の時期は富里スイカの最盛期。
関東のスイカといえば、俺の頭の中では富里と三浦がトップを競う。どちらも里山が素晴らしい地域。
空気に湿気が混じりだすと、スイカが美味しい季節に

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偶然ってのはほぼ無いから偶然なのに、世の中偶然が多すぎる。

いつでも正義のために立つ者は少数である。それでわれわれのなすべきことはいつでも少数の正義の方に立って、そうしてその正義のために多勢の不義の徒に向って石撃をやらなければなりません。(内村鑑三)

三権分立と言えば、司法、行政、立法だけど、まあ司法と行政もそうなんだけど、立法府と行政府の曖昧な線引きが気になる。もっと言うと、行政への過度な政治的な関与が気になる。選挙で勝てばなんでもあり!の状態になることを見ていると、行政の公平性を担保する仕組が必要と思える。

国会がすべてに優先する権限をもっていても、自由な選挙が行われ国民の意思が敏感に国会に反映するため、国会がその権限を専断的に行使することが抑制され、国民の人権を侵すような法律を制定することがなく、法の支配と矛盾するようなことが起こらないのである。(英米法概説 田中和夫著 P74)

西部開拓時代

メイフラワー号がマサチューセッツ州プリマスに渡ったのは1620年。そして、いわゆる西部劇の西部開拓時代が1860年代に始まり1890年まで。
バックトゥザフューチャー3で、ドクの元にマーティが向かったその年も1885年。
西部劇ってそんな昔の話じゃないんだな。
明治時代に日本に獨逸学協会ができたのが1881年。獨逸学協会学校ができたのが1883年。そのころまだアメリカじゃ西部の荒地を開拓してたなん

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ワイン

ワイン

暑くて蒸した1日でしたね。
今日は、コロナの関係で3月から暫く行くのを控えていた実家に寄ってきました。
マスクをして行ってきました。
買い出しとかして。
実家の緑も大分濃くなっていました。
で、父親から安ワインを3本もらってきました。
タラニはカベルネ・ソーヴィニヨンですが
モンプレジールはマルスランとカラドックという飲んだことが無い品種。
コンドール・アンディーノも品種はマルベック。
マルベック

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法は固定的な規範としてのみ構想せらるべきではなく、それは一つの変化発展を伴うものとして構想せられねばならないのである。すなわち、それは一つの過程たる形相を持つものである。(英米法源理論 高柳賢三)

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

ネトフリでシン・ゴジラを見た。
これはまさにシン・コロナを迎え撃つ政府を彷彿とさせる。😀
公務員の動きを良く知るベテラン公務員としては、政治家や政府の動きがすごいリアル感満載だなあと感じる。
今現在のガバメントのスタイルは教科書に書いてあるイメージとは異なり、もちろん最良の形で仕上がったものじゃないし、これ以外の形が想定できないものでもない。それに、ガバナンスは、国や自治体が各々独立しているわけ

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最後の木が枯れ、最後の川が汚染され、最後の魚が捕らえられたとき、私たちは金銭が食べられないことに気づくであろうか。カムラン・モフィッド