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ベンチャースポーツ運営で絶対にやってはいけない3つのこと

スポーツ6種目でクラブ運営してるおかげで得意スポーツが毎日増え続けているまっしーです。

さて、前回ベンチャースポーツの魅力を書かせて頂きましたが、

今回はベンチャースポーツを楽しむために運営側が絶対に外してはいけないポイントを紹介しておこうと思います。

市場が小さいベンチャースポーツだからこそ陥りがちな落とし穴がいくつかあります。
ここを押さえるだけでメンバーたちの満足度が180度変わるので、
クラブを運営している方はぜひ自分と重ね合わせてみてください。

ポイント1:強制をしない

スポーツの活動と言われると、みなさんどんなイメージが浮かぶでしょうか?

だいたいの人は自分の経験から、体育の授業部活の感じを思い浮かべるのではないでしょうか。

・上手くできないと怒られる
・ミスすると迷惑をかける
・上下関係厳しい
・疲れる

こんな印象を持ってる人も多いかと思います。

そもそもスポーツって反則とか細かいルールがあったり、
何かとやらなきゃいけないイメージが付きがちですよね。
この苦手意識でスポーツ離れをしてしまった人も少なくないかと思います。

そして、今スポーツの活動に参加しているのは、
このハードルを超えてスポーツを楽しみに来ている人なわけです。

そのスポーツを続けてもらうためには、
「やっぱりスポーツは窮屈だな」
なんて思いをさせる訳には絶対にいきません。

社会人や大学生は限られた自由な時間にスポーツを選んでいるんです。

・人数不足で活動が休みにくい空気になる
・勝ちたいと思うがあまり技術不足を責める
・用具や会場の準備をするのが同じ人に偏る
・目的がわからないMTGが定例化している

運営側が意識しないとこういった状況はすぐ起こります。

メンバーたちも大人なので、
「社会人になってまでなんでこんな思いをしないといけないの?」
となると、わざわざ文句言ったりせずにただ去って行きます。
そして、メンバーが減ると更に負担が増えてしんどくなる。

こんな悪循環にならないように、
運営側はチームにやらされ感=強制感が生まれていないか、日々気を配ってみましょう。

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ポイント2:活躍の場を奪わない

強制はよくないと書きましたが、
メンバーにとって自分は必要な存在なんだと感じられることはとても重要です。

特にそのスポーツやチームが好きになってくると、メンバーは何かしら自分も貢献したいと思うものです。
メンバーに芽生えるこの貢献欲をしっかり活躍に繋げてあげましょう。

例えば、スポーツの活動を続けるためにやらなければならないことって実はたくさんあります。

会場を手配する
必要な用具を手配する
メンバーを募集する
スケジュール調整をする
練習メニューを考える
活動の進行をする
試合の手配をする
選手起用を考える
保険に入る…etc

こういった運営業務は一見負担そうに見えるため、割とリーダーが抱えがちになります。

ですが、この一つひとつの業務を活躍の場としてメンバーと分け合うことが、実はチームにとっていい雰囲気を作るとても大事な要素なのです。

そのためのポイントがたくさんあるので別途記事にしたいと思いますが、
まずこの3つだけでも押さえてもらえたらと思います。

①メンバーの考えを理解する
②業務の目的(得たい結果)と内容を明確にして役割にする
③活躍(やってくれていること)を讃える

一例ですが、
SNSを比較的よく使っている若手メンバーがいるとします。
他にやる人もいないので流れでメンバー募集の広報担当に決まり、
本人も担当になったので一応発信しますがなかなか新規は来ません。
徐々に更新頻度も減り、いつの間にか自然消滅…

これは最悪のパターンです。

この若手メンバーがチームメンバーを増やしたいと思っているのか、本当に広報が好きでやりたいことなのか。
メンバー募集と言ってもどんな人で何人くらい募集したいのか。役割が振りっぱなしになっていないか。
こういった部分を明確にしないといけません。

本当はその若手メンバーはメンバーを増やすよりも「今いる仲間を大事にしたい」と思っているかもしれない。

その場合は、同じSNSでも目的を、
「メンバー募集」のためではなく「好きな仲間たちとの活動記録を残す」
とするだけで全然結果が変わります。

スポーツとは関係ない飲み会やレジャーのことも本人は楽しんで自由に書いたりして、結果その楽しい雰囲気を感じた参加希望者も出てくるかもしれませんね。

そして最後に一番大事なのが、その頑張りをちゃんと見てあげることです。

その発信に反響があったりすれば注目もされるし活躍を讃えやすいのですが、基本的に運営の作業一つひとつは目立たない場合がほとんどです。

・車手配できる人がいつも用具を運んでくれる
・技術がある人が練習メニューを組んでくれる
・いつも気づく人が片付けを率先してくれる
・近くに住んでる人が会場の予約をしてくれる

みんなの頑張りや活躍を見れていますか?
お互いが感謝し合える、活動しがいの感じるチームをぜひ目指してください。

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ポイント3:申し訳なさを出さない

ベンチャースポーツと呼ぶくらいなので、
多くの競技はまだまだ発展途上で未完成です。

その未完成な部分に対して、運営側が申し訳ない気持ちになっている残念なケースをたまに見かけます。

例えば、

・運営側の人数が足りず参加者に手伝ってもらう
・参加者が少ない
・細かいところでルールがわからなくなる
・技術が伴わずなかなか試合が盛り上がらない

こういったケースはあるあるだったりします。

もちろん至らないことに気が引ける気持ちはわかります。
しかし運営側がそこで申し訳ない感じを出してしまうと、
参加者側も「こんなもんか」と感じて、また来たい気持ちにはなりづらいでしょう。

参加者に手伝ってもらうことになっても、
「一緒に作るのがベンチャースポーツの醍醐味!」

人数が少なかったら、
「一人ひとりに丁寧に教えてあげられる!」

ルールや技術のことも、
「一番になれるチャンスだから上達を楽しもう!」

と参加してる人がいかに楽しい気持ちになれるかを意識しましょう。
至らないことがある分、「私も力になれるんじゃないか」と思ってくれる人も少なからずいます。
ベンチャースポーツに興味を持つような人には特にそんな人が多い気がしますので、仲間に巻き込んで活動を盛り上げましょう。

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まとめ

改めて、ベンチャースポーツの運営をする中で特に気をつけておきたいポイントを3つまとめてみました。

ポイント1:強制しない
ポイント2:活躍の場を奪わない
ポイント3:申し訳なさを出さない

もちろん状況によって強制が必要だったり、メンバーを優先できないことはあると思います。
それでも運営側がこのポイントを意識してるだけで参加しているメンバーが受ける印象や雰囲気はだいぶ変わるでしょう。

スポーツ活動を頑張っている方、頑張ろうと思っている方の参考になれば幸いです。ぜひ豊かなベンチャースポーツライフを!


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