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ワーママがスムーズに復帰するための2つのポイント

産休・育休明け、いままでとライフスタイルが変化した中で職場復帰をする際、今までとは時間的制約がどうしてもでてきてしまいます。
そして、突発的な家庭の事情により仕事を中断やお休みすることなどもしばしば。
復帰前も、復帰後もココロはいつも不安でいっぱいです。
そういった方や、そういう方と一緒に働くことがある方に、なにか少しでもヒントになればいいなと思い、今回noteを書いてみました。

そんな私はというと、大和証券、リクルートを経験し、現在リブセンスという会社で人事企画という仕事をしています。産休に入る前は、採用の仕事を行っていましたが、3年半の育休を経て復帰するにあたり上長と対話を重ねる中で新しい仕事領域にチャレンジすることになりました。


これは、実際に私自身が職場復帰して1か月半がたち、実際に「こうすれば少しでもうまくいった!」ということを、おうちと会社の2つの場面でおつたえします。

おうち編:ベストではなく、最低限を決める


働くママさん、パパさんが最初に陥るのは「今までできていた家事ができない!」「物理的に時間が足りない」ではないでしょうか。私自身、育休中にはルールがあり、一例ですが「必ず毎日2回洗濯をする。掃除機がけや家の掃除を毎朝30分~1時間かけてきれいな状態にする。」ということがルールでした。すべては、こどもに安全で快適な暮らしをということから自分に課していました。(こどもが生まれる前は、超ずぼらだったのに…)

でも、時間が大幅に足りなくなった中で同じベストを尽くすのは不可能です。そんな中夫婦で話し合って決めたのは、「最低限」どんな状態になっていればいいのかというラインを決めることです。
家の中のさまざまな家事のタスクがありますが、我が家の場合は主に負担になりそうな、「洗濯」関連、「ご飯」関連において最低限をきめました。

洗濯の頻度:乾燥機にかけるものは、毎日。干す洗濯物は、2~3日に1回。
洗濯のたたみ方:タオルパジャマはたたまなくても良しとする。洗濯物がハンガーにかかっているままでも良しとする。

ご飯の買い出し:毎回ママじゃなくて、いけるほうが行く。大体はお昼休みに行けるときはママが行う。いけなかったときはパパが会社帰りに行う。
ご飯の献立:平日の週に数日は手抜き料理でも良しとする。(チャーハン、カレー、焼きそば、ラーメン)

この決め事をしたことで、全然家事ができていない…というココロの負担が減ると同時に2つのいいことがありました。
1つは、最低限以上のことをしてくれた時に「ありがとう」が生まれる。朝起きて、洗濯ものが回っていたり干してあると感動します。2つめは、家事の細かなタスクを夫婦で共有できる。ご飯といっても、献立決め→買い出し→下準備→食器洗い→食器の収納と、細かなタスクにあふれています。それを、あらためて、ここは最低限どうする?と話すことにより、今まで見えていなかったどちらかが行っていたことが可視化されました。能動的に、夫婦で細かなタスクについて言動することが増えました。

会社編:ストレッチした仕事に少し長めの期限を設けて


まず、仕事復帰する前のママさんが常にいつも会話をして過ごしてきたのは小さい子供です。復帰した際は、会話や思考のスピードが全然追い付かない。。頭が回らない…という状態です。(バリバリ最初からいけたで~!というママさんもいると思います)
とはいえ、子育てと仕事を両立させ、キャリアを築いていきたいと奮い立ち覚悟を持って復帰しています。マミートラックという言葉があるように復帰前とは違う簡単な単調な仕事だけ与えられるというのも抵抗があります。

今回、復帰した際、自分自身では経験したことがない領域かつ少しストレッチした仕事を最初に与えてもらいました。そのために、
・学習する
・思考する
・具体化する
というサイクルを何度か回さなければいけませんでしたが、学習するのが初めての領域かつ思考するスピードも落ちているという状態でした。

偶然だったのか、意図していたのかは分かりませんが、その時の上司や同僚の私へのスタンスが、
・マイクロマネジメントや進捗管理をしない
・納期まである程度の猶予を設ける
という2つでした。

振り返ってみても、この2つが復帰直後の自分への最初の仕事による自信を改めて取り戻せたきっかけだったと思っています。
なぜよかったのかという観点で振り返ると、

仕事を依頼されてから納品までの過程をすべて自分自身で完遂できたこと

当たり前ですが、自分でスケジュール作成し、詳細のタスクに落とし込み、そのために何を実際にすればいいのか。復帰前には当たり前にやっていたことでも、ブランクを経て自分一人で、時には同僚に相談しながら進捗していくことができたことが復帰直後の立ち上がりをいい角度にできたと思っています。そして、学習し、思考するための時間を多めにとってもらえたことで、焦らずかつ、とはいえ早めに納品できた!というのも、小さな成功体験を復帰第一弾でつめました。

フルタイムや時短勤務など働き方はそれぞれ違いますが、以前よりも時間的制約があることは基本全員にいえると思います。限られた中で最高のパフォーマンスを出すことを、自身も職場もよい緊張感をもちながら求めていくことが必要なのではないでしょうか。



2つを上げましたが、大前提として職場や家族の暖かい協力があってからこそです。リブセンスの上司や同僚および、仕事で関わらせていただく方々、そして家族に「ありがとう」という気持ちを忘れずに。
また、仕事や働き方を何かnoteに記していこうと思います。


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