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今週読んだ本「同志少女よ、敵を撃て」「ほったらかし投資術」

とにかく本が好きで読むのがとても速いため、基本買わずにすべて図書館で本を3〜4冊ずつ借りては読んでいる私の読書記録。(いいよと聞いたらその場ですぐにオンライン予約)

人気の2冊がやっと借りられて、嬉しい週でした。しかもどっちもそれぞれに大当たり!大変良い本でした!おすすめしたい!!

同志少女よ、敵を撃て

手元に置きたい度:★★★★☆

会社の方に進められて借りてみた本。大人気でちょっと時間がかかったけど、文庫じゃないほうにしたら比較的早めに借りられた。
直木賞、本屋大賞、アガサ・クリスティ大賞などなど、数々の賞を受賞している本、というのは読み終わったあとに知った。
しかもデビュー作ということだった。

舞台は、第2次世界対戦真っ只中の1942年のドイツソ連戦。
猟師の娘として平凡に村で生き、モスクワの大学進学が決まっていた主人公だが、ある日村に突然ドイツ兵が現れ、すべての村人が殺され、村のすべてが燃やされ略奪されてしまう。
そしてそこで殺されそうになったところで出会った赤軍の女性兵士イリーナに「戦いたいのか?死にたいのか?」と問われ、母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために、イリーナが教官を務める女性狙撃手訓練学校で、一流の狙撃兵となるための訓練を始める…

とにかく展開が早くて、どうなる?どうなる?と先が気になって、ひたすら読み続けてしまった。
一貫して「戦争とは」「死とは」「正義とは」といったことを、主人公たちは考え続け、そして考えさせられる。
私はドイツソ連戦のこのあたりの歴史が全く知識がなかったので、そういう意味でも非常に興味深かった。

敵とはなんなのか、味方とはなんなのか、そこは目線によって切り替わってしまうすごく曖昧なもので、それは国籍だけで分けられるものではなく、立場や性別、そして民族、色々な背景によって今現在として対峙しているもので変わってしまう。

それを考え続けて、考え続けて、自分の曲げられない信念はなんなのか、主人公はそれに基づいて最終的に結論を出して行動に移していた。
終わり方としても、すごく、良い終わり方で、とにかくおすすめしたい本。
あと、このときはソ連はウクライナに対して色々と恩恵を与え、クリミナル半島も与え…等々と書いてあったし、とにかく登場人物全員が「平和な世界」「国を超えて自分のやりたいことができる世界」をのぞんでいたのに、現状また同じことが引き起こされてしまっていることに胸が痛んだ。

【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術

手元に置きたい度:★★★★☆

借りたいリクエストをしてかなり時間がかかって借りられた本だったので、「あれ、なんだっけこれ?もう読んだ本だっけな?」くらいの感じで読み始めたのだけど、大変大変参考になった!

インデックス投資の良さはわかっているし、はいはい、どうせそんな内容でしょと思っていたら、まだまだ勉強不足でした!
ためになるお話がたくさんあって、「え!知らなかった」がまだまだあって、それがきちんと根拠や理論に基づいて「こうだから、こう言える」と言っているので、ものすごい説得力だった。

他の本やYoutubeや様々なSNSで語られているこの理論、こうこうこう意味で間違ってますよ。という指摘だったり、こうしたほうがよりリスクがないと言えるであったり、このリスクに関しては気にする必要はない、であったり、大変わかりやすかった。
私は早速言われるがままに、SBI証券の設定をすぐさま変えておいた。
新NISAの成長投資枠は今年分はもう全部終えてるので、来年以降どうしていくかは、また考えよう。

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