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今週読んだ本「森崎書店の日々」「3年の星占い」

とにかく本が好きで読むのがとても速いため、基本買わずにすべて図書館で本を3〜4冊ずつ借りては読んでいる私の読書記録。(いいよと聞いたらその場ですぐにオンライン予約)

すっごいいい本に出会ってしまった!わー大ヒット!
もう1度読み返したいなあ。そうしよう。
小説を1冊と、姉がくれた占いの本を1冊読みました。

28.森崎書店の日々

手元に置きたい度:★★★★★

こちらは姉におすすめされて借りてみた本。人気本だけど意外とすんなりと借りられてよかった。
映画化もされているようで、撮影した書店が聖地として巡礼する人たちもいるくらい人気らしい。(海外の人にも人気とか?)

あまりにもひどい失恋をし、そしてそれに対して何も言い返したり怒ったりすることもできず、元恋人が会社の同僚で、そして同じ会社の別の彼女と結婚するというので、いたたまれず会社も辞めてしまい、、、という悲惨な状況から始まる。

そして、最近は連絡をしていなかった叔父さんからの誘いで、叔父さんがやっている書店で暮らしながら午前だけ店番をすることに。
その書店が神保町にあって、またその町並みの情景も良いし、そこで暮らす人々、喫茶店、すべてが目に浮かんでくるなんともいえない良い雰囲気で。

最初はとにかく心をふさぎ、叔父にも街にも近所の人々にも興味を抱かずに、とにかく貪るように寝て寝て寝まくっていた主人公。(私は落ち込むとそこまで寝れないので、こんなに寝れるの羨ましいなあ〜と本編とは関係なく思ってしまった)

そしてだんだんと心がほぐされていき、そして本の世界に目覚め、どっぷりと読書にハマっていく主人公・・・・
それと同時に街や街の人たちとの交流、叔父さんとの交流も増え、優しい世界が広がっていく。

ああ、いいなあ羨ましいなあ。私も書店に住みたい、神保町に住みたい。ただただ本の世界にどっぷりと浸かりたい。
喫茶店がまたよい雰囲気で、ここでずーっと本を読んでいたいなあと思った。

元彼へ思いをぶちまけたり、叔父さんの元?妻が戻ってきたりと、色々ドラマチックな展開はあるんだけど、終始優しくてのんびりとした暖かい素敵な雰囲気が漂っていて、すごく癒やされる。
あと文体に変な独特のクセもないので、すーっと心に入ってきて、あとその世界観が妙に脳みそに残ってしまう、ということもないのがすごくよかった。

そして、いよいよ復活したので独り立ちしますよ、て時に叔父さんが言った言葉に泣いてしまった。
「人を愛すること恐れないでくれ。好きになれるうちにいっぱい人を好きになってほしい。たとえそこから悲しみが生まれようと、誰も愛さないで生きるなんてさみしいことはしないでくれ。(中略)。人を愛した記憶というのは絶対に心から消え去らない。それはいつまでも人の心をじんわりと温めてくれるんだ」

叔父さん・・・。こういうことが言える大人になりたいし、色々諦めてしまっていて(でも渇望している)私の心にも染み渡りました。
基本的に映像化したものを見ることはほとんどないんだけど、この物語なら映画を見てみたいなあと思った。
あー!いい本に出会えて良かった!

29.3年の星占い 蠍座 2024年‐2026年

副交換神経優位度:★★★★☆

姉が買ってくれた本で、久々に借りた以外の本を読んだ。
ただ、なぜか読み始めるとすごいリラックス効果が高すぎて、いつの間にか、すやぁ〜て寝てしまう。
そして、どこまで読んだかを忘れてまた最初から読み始める、を5周くらい繰り返した気がする。
(あれ、結局最後まで読み切れたんだっけ?)

私はずっと上海に戻りたい、もしくは、海外で暮らしたい、と思っているんだけど、いよいよこの3年でそれが叶えられそうな内容に感じた。(勝手に解釈した)

寝る前に読むとすごくいい感じにリラックスできて、良さそう。
そしてこれはずっと手元にあるから、何回でもできて嬉しい!
毎晩読んでしまうかもしれない。

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