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思えば旅の1歩目は福岡だった
「人生は移動距離で変わる。」
ネタ集めであり、面白い体験をした者勝ちである。人生も旅もハプニングはつきものだが、些細なトラブルも楽しめるゆとりを持つことが豊かさにつながるのではないか。
旅の原体験は?
原体験とは「その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの」
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身の回りに旅人が多く、この言葉は何度も耳にする。果たして自分にとってはどこだろうか。はじめてのソロフライト、はじめての泊出張、はじめての現地集合旅、いずれも福岡であった。「福岡」には間接的に育てられた節がある。人生における基点で自分の成長を伴走してくれている。例えるならば、子どもの頃壁に背丈を鉛筆で印つけていた、「背くらべ線」のような存在だ。
今、旅をしている。福岡行きフライトの2次元コードを片手に、成田空港国際線ターミナルをまごついている。重大な間違い「国内線」であることに気付き、慌てて階を降りる。LCC搭乗ではお馴染みの「手荷物7kg ライン」は5.2kgで余裕の通過。ここでまたしてもやらかし。搭乗発券機をも通過していた。保安検査の締切時間はあと5分に迫る。階段を下って上がって機内へ。着席してまもなくすると飛行機の扉は閉まり、気付けば福岡の空気を吸い込んでいた。
福岡の魅力とは
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・食の宝庫
・懐の深い人ばかり
・あたらしい取り組みに主体的
・街並みがお洒落
・方言がかわいい
何日でも滞在出来る空間だ。九州の玄関口であり、佐賀や熊本方面へ行く際にも福岡空港を使う。中心地から乗り換えなしで約10分というアクセスのよさが、玄関口として開かれている証拠だ。
夏の放生会はいちばんの思い出
放生会とは、福岡エリアで毎年9月ごろ開かれる。九州一の夏祭り。出店やお化け屋敷が連なり、夏の風物詩となっている。
はじめての泊がけ出張で9月の福岡へ。前職にて、40名ほどの同期は全国各地に配属となっていた。九州支社勤務の同期メンバーから、放生会の期間真っ只中で案内すると連絡をもらった。現地で生活スタイルや夏祭りで地元商店が店を出している様子を伺えた。郷に従えば郷に従えのスタイルで、地元を案内してもらう姿は大きく見えた。
旅は生き方の羅針盤
学生から社会人へとその時々の年齢でライフステージが変わるタイミングに寄り添っていた街、福岡。旅は”はじめて”機会の連続だ。情報収集や予約手配からはじまり、現地で見聞きするものは新鮮そのもの。この自己決定を何度も迫られ成長させてくれる。そんな時こそ、生活においての羅針盤となる旅を。1歩目を踏み出す時は来ている。自身のモットーにこの言葉を掲げている。
「移動距離の総量が人生の深みになる。」
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