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第63回おうちでレガシー カバレージ Round2 ぴかいち(多色コントロール) VS ぷにぷにワッカ仮面(Doomsday)


おうちでレガシーには、たまに仮面をかぶって現れるプレイヤーがいる。いやそもそもほぼ全員がハンドルネームで遊んでいるので仮面もクソもないのだが、たまには違う「顔」をつけて遊んでみたい。そういうことだろうか。

今回フィーチャーに現れた「ぷにぷにワッカ仮面」もそんなプレイヤーの一人である。もう旬も終わったのに被る仮面は本当にそれでいいのか。

彼が今回使用するデッキは、愛機「Doomsday」。《最後の審判》を使用し、ライフの半分を差し出してライブラリーを積み込み、《タッサの神託者》で特殊勝利するコンボデッキである。

仮面の対面に座るのは「ぴかいち」。彼は愛機である「多色コントロール」を用意しこれを迎え撃つ。コチラは相手のライフを詰める手段が限られており、いかに仮面のコンボ達成までに《時を超えた英雄、ミンスクとブー》までたどり着くことができるかがカギとなりそうだ。

「これは究極召喚である」と仮面は嘯く。果たして彼は自身の究極召喚を持って、荒れ狂うレガシーに安寧をもたらすことができるのだろうか。

■Game 1

先手はぴかいち。ひとまずは土地を置きつつ様子を伺うが、相手は手練れのコンボプレイヤー。緊張が走る。

対する仮面は、相手がゆったりとしたスタートを切ったことからコントロールと判断。一気に2マナから《陰謀団の儀式》をプレイ。更に《最後の審判》へとつなげていく。

ぴかいちは顔をしかめる。何せ多色コントロールは盤面に対して強くふるまえるが、打ち消しは《意志の力》くらいしか搭載されていないため、相手のコンボに対しては強く出られないのだ。

一応ぴかいちは《渦まく知識》で解答を探しに行くが、仮面のスピードには届かない。仮面はターを貰い、《通りの悪霊》をサイクリングしつつ《渦まく知識》。ライブラリーを2枚にすると、《魂の洞窟》をマーフォーク指定でセット。そのまま《タッサの神託者》を送り込む。

最後の抵抗と言わんばかりにぴかいちは《激しい叱責》を唱えるが、マナをすべて使い切ったところに仮面の《目くらまし》が突き刺さる。

デッキ相性の強みを活かし、仮面がまず1本目を取っていく。

ぴかいち0ー仮面1

■Game 2

2ゲーム目、まずぴかいちは《花の絨毯》をプレイ。仮面の土地はほぼ《Underground Sea》であることから、一気にマナに差をつける狙いがあるのだろう。

対して仮面は《強迫》で前方確認。しかし、公開された手札を見て仮面は目を覆う。《渦まく知識》《渦まく知識》《緻密》《意志の力》《意志の力》と、何があってもコンボを通さないという手札がそこにはあった。

ひとまず《意志の力》を捨て、さらに続くターンで《最後の審判》で残った《意志の力》を誘い出す。これで続くターンでコンボに走れるか。仮面に希望の光が差し込む。

だが、ここまで準備を整えたぴかいちが、そのまま仮面のコンボを黙って見過ごすわけはなかった。

ぴかいちは土地と《花の絨毯》からマナを4マナ供給。そして、《時を超えた英雄、ミンスクとブー》を招聘。早速生成された《ブー》を4/4にして仮面のライフを詰めていく。

こうなると辛いのが仮面。Doomsdayはコンボにライフを半分差し出す必要があり、あまりにライフを詰めてくるような状況では、《最後の審判》を撃ってもそのまま押し切られることが少なくないのだ。

ハムスターにライフを詰められ、コンボに持ち込めない仮面は投了を選択。2本目はぴかいちが取っていった。

ぴかいち1ー仮面1

■Game 3

先ほどの激しいゲームとは異なり、手札を整える仮面に対し、ぴかいちも静かに立ち上がる。

動きがあったのは3ターン目、仮面の《定業》は《紅蓮破》でかき消されるが、続く《渦まく知識》は通る。そして3枚目の《Underground Sea》をセットし、仮面は《思考囲い》をプレイ。ぴかいちの手札から唯一の妨害手段である《意志の力》を引き抜く。

そして、《水蓮の花びら》をプレイ。即座に起動し《暗黒の儀式》をプレイし3マナ供給。ここからコンボが決まってしまうのだろうか。


「キャラクターの物理ダメージは攻撃力の3乗に比例する。」

昨年話題を呼んだゲーム、FF10のダメージ計算式である。実はFF10、召喚獣といったマジカルな要素を売りにしている一方で、ゴリゴリの物理攻撃がものをいうゲームなのである。

とどのつまり、攻撃力を上げていれば、召喚獣の助けなど一切不要、ボールをぶつけるだけでクリアできるのだ。

何故ここでこんな話をしたのか。仮面は気が付いてしまったのである。

究極召喚ドゥームズデイに頼らず、物理で殴ったほうが早くカタがつく、と。


仮面は更に《陰謀団の儀式》をプレイ。マナプールに4マナを放り込むと、それをすべて使い、《黙示録、シェオルドレッド》を盤面に送り込む。

4/5というマッシブボディ。そしてぴかいちがドローするたび2点ライフロス。極めて攻撃的なクリーチャーを前に、ぴかいちは顔を覆う。何とかしたいが、おそらく枚数を減らしているのか、なかなか除去にアクセスすることができない。

がら空きになったぴかいちのボディに容赦なく突き刺さるファイレクシアンパンチ。刻一刻とぴかいちのライフが0へと近づいていく。

ライフを4点まで詰められたぴかいちは最後の手段として《激しい叱責》をプレイ。《黙示録、シェオルドレッド》のライフロス能力をかき消し、自身のターンで《紅蓮破》で《激しい𠮟責》を割る。

その上で《時を超えた英雄、ミンスクとブー》から《ブー》を生成。4/4の壁を作っていく。

が、ぴかいちの必死の延命措置もむなしく、最後はドローによるライフロスでゲームセット。

勝ったのは仮面。持ち前のコンボ、そしてサブプランの《黙示録、シェオルドレッド》を活かした見事なマッチ勝利だった。

ぴかいち1ー仮面2

■デッキリスト

■対戦動画

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