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第95回おうちでレガシー カバレージ Round3 グリクシスデルバー(今岡) VS ゴブリン(ナコツコ)

レガシーで今一番勢いのあるデッキは何だろうか。おおよその人はこう答えるだろう。「ゴブリン」であると。

《___ Goblin》によるマナ加速を軸に一気にゴブリンを展開。最終的には《上流階級のゴブリン、マクサス》を叩きつけて盤面を掌握し勝利する、高速ストンピィデッキである。最近は更に《舷側砲の砲撃手》も加入したことにより、盤面への圧力も増加。一気にトップメタへと躍り出た。

今回全勝決定戦に挑む「ナコツコ」は更に《食物連鎖》も採用。より高マナ域のゴブリンも展開できる工夫がなされている。

しかし、今回の全勝決定戦でコレを迎え撃つ男は「今岡」。筆者の知る限り、MOに潜ってはしょっちゅうゴブリンや赤単プリズンと取っ組み合いを繰り広げており、その対処法をよく知っているプレイヤーと言える。

彼が用意したデッキは「グリクシスデルバー」。《オークの弓使い》を採用することでより前のめりにゲームを進めることが出来るデッキであり、こういうアグロ相手としては最適なデッキとも言えるかもしれない。

ゴブリンの勢いがデルバーを飲み込むか。はたまたデルバーがゴブリンの群れを捌き切るか。果たして。

■Game 1

先手を貰ったナコツコは《魂の洞窟》から《下賤の教主》を展開。対する今岡は《秘密を掘り下げる者》を展開。続くターンで《意志の力》を公開し変身させるが、土地が止まってしまう。

対するナコツコは《___ Goblin》を展開。母音が4つのステッカーを貼り付けつつ、捻出したマナから《舷側砲の砲撃手》を展開する。当然これは先ほど公開された《意志の力》の的となるが、ナコツコは続けざまに2枚目の《舷側砲の砲撃手》も展開していく。

着地した《舷側砲の砲撃手》が攻撃し、《___ Goblin》を生贄に吹き飛ぶ《昆虫の逸脱者》。食い下がりたい今岡だが土地が引けず、このまま続けるのも意味がないと悟ったか、このまま盤面を畳んだ。

今岡0ーナコツコ1

■Game 2

続くゲーム。今岡は《秘密を掘り下げる者》《ミシュラのガラクタ》を展開。《下賤の教主》を展開するナコツコに対し《ミシュラのガラクタ》を起動してライブラリートップを確認する。

続くターンで《稲妻》を公開し変身させる。更に《オークの弓使い》を展開し、盤面を今岡有利にしつつ、ナコツコのライフを削っていく。

これを見たナコツコは《激情》を想起コストで展開。一度盤面をフラットな状態にしていく。

が、今岡の勢いは止まらない。返すターンで《秘密を掘り下げる者》を展開しつつ、続くターンで《ドラゴンの怒りの媒介者》を展開しつつ《渦まく知識》をプレイ。

ナコツコの展開する《雄叫ぶゴブリン》は《目くらまし》で受け流しつつ、先ほど積んだ《渦まく知識》を公開して《秘密を掘り下げる者》を《昆虫の逸脱者》に変身させる。そのまま追加の《ドラゴンの怒りの媒介者》も展開されるにあたり、ナコツコは盤面を畳んだ。

今岡1ーナコツコ1

■Game 3

ナコツコは《Taiga》から《下賤の教主》を展開。対する今岡は《ミシュラのガラクタ》でライブラリートップを確認しつつ、《邪悪な熱気》で《下賤の教主》を処理していく。

この今岡の動きに対し、ナコツコは《Taiga》を展開しつつ《花の絨毯》を展開。青い土地を多数展開するデルバーに対しては、最適なサイドボードともいえる。

が、ここで土地を引き込み優位に立ちたいナコツコだが、土地を引き込むことが出来ない。これを見た今岡は《秘密を掘り下げる者》を展開しつつ、冷静に《不毛の大地》を連打し、《Taiga》を処理。相手の土地を空にすると、2マナ捻出し、グリクシスデルバーならではの「とっておき」をナコツコにお見舞いする。

今岡が取り出したとっておき、それは《溶鉄の崩壊》。1マナ以下という制限はつくものの、赤黒でありながら置物にも対処可能というこのカードで、ナコツコの最後のマナ供給源である《花の絨毯》をかち割っていく。

一切のリソースを奪われたナコツコはこれ以上のゲームができないと判断したか、今岡に対して右手を差し出した。

今岡2ーナコツコ1

■デッキリスト

■対戦動画


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