第51回おうちでレガシー カバレージ Round2 柳統也(ナヤミッドレンジ) VS Masuda(スニーク・ショー)
好きなカードを使い、それが輝くようなデッキを組む。これはMTGに限らず、カードゲームの醍醐味の一つであることは間違いないだろう。
今回フィーチャー卓に進んだ「柳統也」が使おうとしたカードは《潜伏工作員、アジャニ》。彼は今回、「団結のドミナリア」で新たに収録されたこのプレインズウォーカーを軸として戦う「ナヤミッドレンジ」を用意した。
対するは「Masuda」。彼が使うのは「スニーク・ショー」。《実物提示教育》《騙し討ち》で《グリセルブランド》や《残虐の執政官》、《引き裂かれし永劫、エムラクール》を叩きつけるコンボデッキだ。
打ち消しに乏しい柳にとって、スニーク・ショーを擁するMasudaの相手は荷が重いに違いない。しかし、彼はこう断言する。
「私が《潜伏工作員、アジャニ》を救います。」
果たして、柳は自身のコンセプトを活かしきることができるのだろうか。
■Game 1
柳は先手を得ると、怒涛の勢いでMasudaを攻め立てる。まず《Savannah》から《極楽鳥》を展開すると、返すターンで《古えの墳墓》を設置し、《時を超えた英雄、ミンスクとブー》をプレイ。
流石にこれはMasudaの《意志の力》で打ち消される、が、続くターンで柳は《潜入工作員、アジャニ》を招聘。盤面にデッキの核となるコンセプトが降り立つ。
Masudaは土地を並べつつターンを回すが、さらに柳は《不毛の大地》でMasudaの土地を縛りつつ、2枚目の《時を超えた英雄、ミンスクとブー》を招聘。Masudaの顔面に4/4の《ブー》が殴り掛かる。
追い込まれたMasudaは《実物提示教育》をプレイ。《スカイクレイブの亡霊》を展開した柳に対し、Masudaが提示したものは《グリセルブランド》。
だが、ここでMasudaの手が止まる。現状自分のライフは12点。仮にここで7点ライフを支払いドローしたとすると、次のターンで《潜入工作員、アジャニ》の能力で《ブー》の上に+1/+1カウンターが乗り、そのまま《時を超えた英雄、ミンスクとブー》で投げ飛ばされて敗北となる。
そうなるならむしろ7/7絆魂として運用し、当座をしのぐことに注力した方が良いだろうと考えたか、Masudaはそのままターンを回す。
が、柳の攻め手は緩まない。Masudaのエンドステップ、柳は《孤独》を早期コストでプレイ。Masudaの《グリセルブランド》を処理しにかかる。
やむなくMasudaは《グリセルブランド》の能力でドロー。そのまま《孤独》を通し、差し引きライフの損失がゼロの状態でターンを改めて渡すも、盤面には既にMasudaを食い殺すだけのクロックが出そろっていた。
柳1ーMasuda0
■Game 2
続くゲームも柳は快調な攻めを見せる。《思案》と《定業》からゆっくりと準備に入るMasudaに対し、甘いと言わんばかりに《下賤の教主》から《時を超えた英雄、ミンスクとブー》をプレイ。
これまた1ゲーム目と同様に《意志の力》で処理されるが、ここでMasudaが追放したカードは《実物提示教育》。これをチャンスと見たか、柳が大きく動く。
まず、柳は《迷宮の霊魂》をプレイ。Masudaのドローを封印し、《グリセルブランド》のルートを潰していく。
更に柳は《溜め込み屋のアウフ》もプレイ。これで《水連の花びら》を封印し、Masudaのマナ加速も飛ばしていく。
これだけでも十分シビアな状況だが、柳はトドメにダメ押しと言わんばかりに《スレイベンの守護者、サリア》もプレイ。徹底的に動きを縛られ、何も出来ないMasudaのライフを、あっという間に柳のクリーチャーが削り取った。
柳2ーMasuda0
■デッキリスト
■対戦動画
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