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第105回おうちでレガシー カバレージ Round1 Sator(世界魂ランプ) VS ぺぽ(ボロスイニシアチブ)

「やられる前にやれ。」暴力渦巻くレガシーにおける金言である。レガシーはカードプールの広さから、相手の戦略が分からないことも多く、打ち消しで受け流すよりも、こちらの戦略を押し付けたほうが強いことが多々あるのだ。

特に最近は押し付ける系統のデッキは強化されている。その恩恵を一身に受けているデッキを一つ挙げるならば、「ぺぽ」の持ち込んだ「ボロスイニシアチブ」が該当するだろう。

相手の動きを《虚空の杯》《エメリアのアルコン》で封じつつ、イニシアチブ能力を持つ《練達の地下探検家》などで勝負を仕掛ける、典型的なストンピィデッキである。最近は《舷側砲の砲撃手》も獲得し、よりその牙に磨きがかかったと言える。

対戦相手は「Sator」。彼は独自の調整を施した「世界魂ランプ」でこのデッキに挑む。《世界魂の憤怒》などを軸としたスタンダードのランプデッキに、レガシーならではの要素を加えたこのデッキは、果たしてレガシー随一の暴力に対抗できるのだろうか。試合を見ていこう。

■Round 1

ぺぽは《選定された平和の番人》を展開。Satorの手札にあった《イス卿の迷路》に追加マナを課していく。Satorは《古えの墳墓》を展開しつつ、《イス卿の迷路》を起動していくが、起動の度にライフをすり減らしていく。

ぺぽは更に《虚空の杯》をX=1で展開。Satorの《踏査》などの展開を抑えようとする。一方でSatorは《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》を展開。《ラムナプの採鉱者》《事件現場の分析者》を展開しつつ、ぺぽに対してバリケードを築いていく。

が、ぺぽはここで《練達の地下探検家》を展開。一気にSatorに圧力をかけていく。圧力に耐えかねたSatorは、ここで白旗を上げた。

Sator0ーぺぽ1

■Round 2

2ゲーム目、《踏査》を展開しつつ、次のターンに弾みをつけていきたいSatorだが、ぺぽは《猿人の指導霊》《金属モックス》《裏切り者の都》を一気に放出し、《混沌の洞窟の冒険家》を盤面に投下。1ターン目にイニシアチブを得られたぺぽは、水を得た魚のようにSatorを攻め立てる。

こうなってはSatorもたまらない。サイドボード後は何らかの対策カードを展開してくることを想定しているという事もあり、いきなり右ストレートで顔面を殴られることは想定していない。

果たして、有効な手立ても取れないまま、Satorのライフが一気に削られ試合終了。「やられる前にやれ。」という鉄則を忠実に実行したぺぽが、勝利を勝ち取った。

■Round 3

■デッキリスト

■対戦動画



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