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第99回おうちでレガシー カバレージ Round3 Setoline(ディミーアリアニメイト) VS Swimmy(ヨーリオンデスタク)

「このデッキはイカレてます。」

そう言いながら先週全勝した「Setoline」。使用したデッキは「ディミーアリアニメイト」。先週も説明した通り、「ディミーアテンポ」と「リアニメイト」の合わせ技であるこのデッキは、非常に柔軟な攻め方ができるため、今最もレガシーで愛されているデッキである。

Setolineは今回このデッキを片手におうちでレガシーに参加。その強さを見せつけるかのように、先週同様に全勝決定戦にまで歩を進めてきた。

これに対するは「Swimmy」の「ヨーリオンデスタク」。相手の行動を縛り付ける、いわゆる「ヘイトベア」と呼ばれるカードで構成されるデッキであり、コチラも対応力の非常に高いデッキである。

柔軟な攻め方ができるデッキと、対応力の高いデッキ。果たしてどちらのデッキが、今週の全勝を勝ち取るのか。

■Game 1

《霊気の薬瓶》を展開しつつ、《リシャーダの港》でSetolineの行動を阻害しにかかるSwimmy。しかし、Setolineは対応し、《渦まく知識》をプレイしながらライブラリーを調整すると、《地下街の下水道》をセット。ライブラリーの上に積み込んだ《偉大なる統一者、アトラクサ》を墓地へ送り込む。

その上でSetolineは《不毛の大地》で《リシャーダの港》を割りつつ《再活性》をプレイ。墓地の《偉大なる統一者、アトラクサ》を盤面に引き戻す。EtB能力で手札に《不毛の大地》《渦まく知識》《再活性》を手札に加え、いきなり圧力を高めていく。

Swimmyは《剣を鍬に》で対処していくが、Setolineは《納墓》をプレイ。二の矢として《残虐の執政官》を墓地に埋めると、次にそれを《再活性》で掘り起こしていく。

一方で、Swimmyは《護衛募集員》を展開。対処カードである《孤独》をサーチし、《残虐の執政官》を処理していく。が、Setolineはさらに《納墓》。2枚目の《偉大なる統一者、アトラクサ》を墓地へ送り、それに対し《動く死体》をプレイしていく。

手札をしっかり補充した状態で、Setolineは更に《オークの弓使い》をプレイ。それを呼び水とし、更に《甦る死滅都市、ホガーク》も叩きつけていく。流石にここまで大型クリーチャーを並べられては対処できないか、Swimmyが盤面を畳んだ。

Setoline1ーSwimmy0

■Game 2

続くゲーム、Swimmyは《虚空の力線》を2枚貼り付けた状態でゲームスタート。《霊気の薬瓶》を展開し、ターンを進めていく。

リアニメイト以外の手段でもゲームをできるのがディミーアリアニメイトの強みではあるのだが、墓地を押さえられては流石にゲーム速度はその分遅くなってしまう。

その遅くなったSetolineの動きに乗じ、Swimmyが動く。《霊気の薬瓶》から《石鍛冶の神秘家》を展開すると、《カルドラの完成体》をサーチ。Setolineは《致命的な一押し》で対処していくが、更に2体目の《石鍛冶の神秘家》も展開。

流石に2体目は処理できなかったか、Swimmyは帰ってきたターンで《カルドラの完成体》をプレイ。しかし、これは《些細な盗み》でトークンを処理される。更にSetolineは《悲嘆》をプレイし、手札の《殴打頭蓋》も処理していく。

が、公開された手札には《孤独》が2枚。更にSwimmyはターンを貰うと、相棒指定していた《空を放浪するもの、ヨーリオン》を手札に加える。流石にこれ以上盤面を維持できないと感じたか、次はSetolineが盤面を畳んだ。

Setoline1ーSwimmy1

■Game 3

最終ゲーム。《虚空の力線》を貼り付けるSwimmyを嘲笑うかのように、Setolineは《ダウスィーの虚空歩き》をプレイ。Swimmyは許容できないか、《剣を鍬に》で対応していく。

Setolineは続けざまに《オークの弓使い》をプレイ。着実にSwimmyのライフを削りつつ、《思案》で手札を整えていく。更に、Setolineは《些細な盗み》で《虚空の力線》をバウンス。盤面を自身に有利な状況へ整えていく。

当然、Swimmyも黙っていない。エンドステップに《敵対工作員》を展開し、更に《護衛募集員》から《オークの弓使い》をサーチしていく。これを脅威と判断したか、Setolineは《厚かましい借り手》も盤面に送り込む。

更に《不毛の大地》を自身の土地へ起動し、紛争を達成した状態で《致命的な一押し》をプレイ。《敵対工作員》を処理しつつフルパン。Swimmyは《護衛募集員》を《オークの弓使い》へ差し出しつつ、《オークの弓使い》で《厚かましい借り手》を処理していく。

が、Setolineは続けざまに《再活性》。先ほど墓地に送られた《オークの弓使い》を盤面に戻し、Swimmyの《オークの弓使い》を処理していく。

ギリギリの状態まで追い込まれたSwimmyは、ここで《カノプテック・スカラベ・スウォーム》をプレイ。自分の墓地を全て吹き飛ばし、1/1飛行の昆虫トークンを4体生成する。

Setolineの展開する《ダウスィーの虚空歩き》には《議会の採決》がヒット。このまま盤面を押し返したSwimmyが勢いに乗っていくのか、そう思われた。

しかし、ここでSetolineは乾坤一擲の《仕組まれた爆薬》ドロー。X=0で展開し、Swimmyの盤面のトークンを全て吹き飛ばす。その上で《オークの弓使い》を走らせるが、これは《カノプテック・スカラベ・スウォーム》と相打ち。再び盤面が更地に戻る。

が、その上でSetolineは《悲嘆》をプレイ。ライフ2点まで削られた上での威迫持ちクリーチャーを前に、Swimmyは悲鳴を上げる。

何とか状況を打開したいSwimmyが引いてきたカードは《セラの模範》。本来であれば墓地からクリーチャーを展開し、《悲嘆》のブロックに回れるカードなのだが、先ほどの《カノプテック・スカラベ・スウォーム》により、自身のリソースは枯渇していた。

ここで試合終了。Setolineが先週に引き続き、「イカレている」デッキで全勝を獲得した。

Setoline2ーSwimmy1

■デッキリスト

■対戦動画


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