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第111回おうちでレガシー カバレージ Round3 けんだま(エスパー石鍛冶) VS アサカワタキ(ジェスカイコントロール)

おうちでレガシーには「門番」がいる。

2024年のおうちでレガシーは、そう囁かれて久しい。実は今年に入り、本イベントにおいて、全勝ラインにいるプレイヤーをことごとく粉砕し、全勝をかっさらい続けるプレイヤーがいるのである。

彼の名は「けんだま」。レガシーで最もオールラウンドに戦うことが出来る「エスパー石鍛冶」を片手に、今日も今日とて全勝ラインに来た挑戦者を迎え撃つ構えを取る。

対するは「アサカワタキ」。今回彼は「ジェスカイコントロール」でけんだまに挑む。エスパー石鍛冶ほどオールラウンドにふるまうことは難しいものの、その対応力は極めて強烈である。

果たして双方、どちらが全勝の栄冠に輝くか。第111回おうちでレガシー全勝決定戦、その模様を見ていこう。

■Round 1

先手を貰ったけんだまは《石鍛冶の神秘家》をプレイしていくが、これはアサカワが《意志の力》で弾く。ターンを貰ったアサカワは《時を解す者、テフェリー》を展開していく。

行動を大きく制限されたけんだまは苦笑いをしつつ、再度《石鍛冶の神秘家》を展開。《謎めいた外套》を手札に加えてターンを回す。が、アサカワは《時を解す者、テフェリー》で《石鍛冶の神秘家》をバウンスしつつ、《覆いを割く者、ナーセット》を叩きつける。

追加ドローも封じられたけんだま。相当きつい状況に追い込まれつつも、更に《石鍛冶の神秘家》を展開。《梅澤の十手》をサーチしつつ、更に先ほどサーチした《謎めいた外套》をプレイ。少しでも盤面を構築していく。

が、3マナ3/2のクリーチャーでは状況を崩すことはできない。アサカワは心を折るべく、けんだまのドローステップに《一日のやり直し》をプレイ。けんだまの手札をすべて吹き飛ばし、こちらは手札を7枚補充していく。

本来なら心が折れてもいい盤面。しかし、けんだまはあきらめず《謎めいた外套》で《時を解す者、テフェリー》を落とすと、起動型能力で手札へ戻し再展開。クロックを増やす方向に舵を切っていく。

が、手札が再補充されたアサカワは迷うことなく《意志の力》。《謎めいた外套》を打ち消し、自分のターンで《進め、エオルの家の子よ!》を全力でプレイ。ここに至るにあたり、けんだまはようやく盤面を畳んだ。

けんだま0ーアサカワ1

■Round 2

続くゲーム。けんだまは早速《石鍛冶の神秘家》をプレイ。《カルドラの完成体》をサーチしつつアサカワにターンを渡す。当然これを看過できないアサカワは《虹色の終焉》でけんだまの《石鍛冶の神秘家》を吹き飛ばしていく。

が、これはけんだまのジャブ。けんだまはターンを貰うと、本命である《覆いを割く者、ナーセット》を展開していく。アサカワの《赤霊破》はけんだまが《意志の力》で跳ねのけていき、そのまま《覆いを割く者、ナーセット》を定着していく。

アサカワの動きが止まったところでけんだまの《思考囲い》が突き刺さる。公開された手札は《進め、エオルの家の子よ!》《瞬唱の魔道士》《至高の評決》《基本に帰れ》。けんだまは《瞬唱の魔道士》を抜き去りつつ、更に自身は《瞬唱の魔道士》をプレイし、《思考囲い》をフラッシュバック。《進め、エオルの家の子よ!》を抜き去っていく。

アサカワは《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》を展開し、けん制していく。その間に土地を並べていくけんだま。アサカワは何かに感づいたか、満を持して《覆いを割く者、ナーセット》に殴り掛かるが、これは《瞬唱の魔道士》と相打ちしていく。

けんだまが展開する《オークの弓使い》に《激しい叱責》があてられるものの、けんだまは土地を並べ切ると、冒頭でサーチした《カルドラの完成体》を展開。アサカワのライフを一気に詰めにかかる。

これ以上の対応ができないと判断したアサカワは、ここで盤面を畳んだ。

けんだま1ーアサカワ1

■Round 3

最終ゲーム。互いに《思案》《渦まく知識》で手札を整えつつ、土地をセットしパス。静かな立ち上がりを見せていく。

先に動いたのはアサカワ。リソースを並べたアサカワは《覆いを割く者、ナーセット》をプレイ。忠誠度能力で《進め、エオルの家の子よ!》をサーチし、ターンを渡す。けんだまは《オークの弓使い》で《覆いを割く者、ナーセット》を落としにかかるが、これは《意志の力》で阻まれる。

けんだまはターンを貰うと《石鍛冶の神秘家》をプレイ。そのまま《謎めいた外套》をサーチし、攻め手の起点を作ろうとする。アサカワは《剣を鍬に》で《石鍛冶の神秘家》を処理する。

続くターンでアサカワは《覆いを割く者、ナーセット》起動型能力を起動。手札に加えたのは《紅蓮破》。本来であればこれを構えておきたいが、展開した土地で赤マナが捻出できるのは《山》のみ。

けんだまに対応手段がないと踏んだか、ここでアサカワは思い切って《進め、エオルの家の子よ!》をプレイする。しかし、この動きにけんだまがお返しと言わんばかりに《水流破》。

大ぶりなアサカワの動きを咎めつつ、けんだまが次に出したのは《オークの弓使い》。《覆いを割く者、ナーセット》を処理しつつ、今度はけんだまもアサカワのドローに目を光らせていく。その上で《石鍛冶の神秘家》を展開。《カルドラの完成体》をサーチしつつ、アサカワに圧力をかけていく。

追いつめられるアサカワだが、ここで2枚目の《覆いを割く者、ナーセット》をプレイ。忠誠度能力で《虹色の終焉》を探し当てると、そのまま《石鍛冶の神秘家》にぶつけていく。

ギリギリの状態で持ちこたえるアサカワ。が、ここでけんだまが《コジレックの審問》をプレイ。《紅蓮破》を捨てさせつつ、更に《瞬唱の魔道士》でフラッシュバック。アサカワの引いてきた《進め、エオルの家の子よ!》を捨てていく。

苦しくなったアサカワは、何とか引き当てた《至高の評決》をプレイし盤面を一度クリアにしていく。しかしここでけんだまは《瞬唱の魔道士》をプレイし《渦まく知識》をフラッシュバック。更に《思考囲い》でアサカワの手札を確認する。

有効な手立てがないことを判断したけんだまは、改めて《謎めいた外套》をプレイする。これ以上の手立てが無くなったか、ここでアサカワが投了した。

けんだま2ーアサカワ1

■デッキリスト

■対戦動画


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