第115回おうちでレガシー カバレージ Round3 Oops(エルドラージ) VS アサカワタキ(ディミーアミッドレンジ)
「モダンホライゾン3」の恩恵を受けたレガシーのデッキを挙げると言われた場合、皆様は何を思い浮かべるだろうか。色々あるだろうが、あえてここではこの2つを挙げたい。「Oops」の用いる「エルドラージ」と「アサカワタキ」の用いる「ディミーアミッドレンジ」である。
エルドラージは言うまでもない。エキスパンション単位でテコ入れがされ、《まばゆい肉掻き》《運命を貪るもの》《まき散らす菌糸生物》といった強力なエルドラージと、《コジレックの命令》という強力な干渉手段を確保。今現在、大きな影響力を見せているデッキの一つである。
対する「ディミーアミッドレンジ」も、強力な打点とアドバンテージ源を持つ《超能力蛙》や、高打点をたたき出す《ネザーゴイフ》、あらゆる状況に対応可能な《知りたがりの学徒、タミヨウ》を獲得し、強烈な色気を放つデッキへと熟成されている。
モダンホライゾン3の祝福を受けた2つのデッキが激突する。果たして、本日全勝の栄冠に輝くのはどちらか。
■Round 1
Oopsが展開する《ウギンの目》をアサカワが《不毛の大地》が粉砕するところからゲームの幕が開ける。Oopsの展開を遅らせたアサカワは《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開。《まばゆい肉掻き》を尻目に《渦まく知識》で《老練の学匠、タミヨウ》へ変身させていく。
そのまま《渦まく知識》で引き込んだ《不毛の大地》でOopsの土地を削りつつ、Oopsの展開する《荒景学院の戦闘魔道士》も《目くらまし》で打ち消しつつ、優位を定着させようとしていく。
Oopsは2体目の《まばゆい肉搔き》を展開。なんとかアサカワに食いついていこうとするが、アサカワは《思案》で手札を整えつつ《濁浪の執政》を展開。Oopsに圧をかけていく。
追いつめられたOops。しかし、ここで《まき散らす菌糸生物》をキッカー込みでプレイ。《不毛の大地》をサーチしつつ、アサカワの土地を全てかち割っていく。
リソースを失い一気に形勢を逆転されたアサカワは《老練の学匠、タミヨウ》の奥義を目指すが、ここでOopsが唱えたのは《運命を貪るもの》。唯一相手の攻勢をしのぐ《濁浪の執政》を吹き飛ばされたアサカワは、盤面を畳むこととなった。
Oops1ーアサカワ0
■Round 2
2ゲーム目、アサカワは《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開。《苛立たしいガラクタ》をOopsが展開する中、続くターンで《渦まく知識》をプレイし、《老練の学匠、タミヨウ》へひっくり返していく。
Oopsは《難題の予見者》を展開してアサカワの手札を覗きにかかるが、アサカワはこれを《記憶への放逐》で打ち消していく。そのままアサカワは《超能力蛙》を展開。盤面の優位を確保していく。
Oopsは《苛立たしいガラクタ》をクラックしてカードを引きつつ、《無霊破》で《超能力蛙》を破壊しようとする。しかし、これにスタックしてアサカワは《渦まく知識》。そして盤面から《苛立たしいガラクタ》が消えたことを確認し、《意志の力》をプレイ。
ここでOopsが投了。勝負の行方は3ゲーム目に持ち越された。
Oops1ーアサカワ1
■Round 3
ゲーム開始時、Oopsは《運命を貪るもの》を公開。早速ライブラリートップの質を上げていく。そのまま《古えの墳墓》に《エルフの指導霊》を絡めつつ、Oopsは《まばゆい肉搔き》を展開。今度はこちらが圧力をかけていく。
対するアサカワは《ミシュラのガラクタ》でOopsのライブラリートップを確認しに行く。Oopsの積んだカードは《無霊破》。アサカワはそのまま《地下街の下水道》をプレイ。ターンをOopsへ回していく。
ターンを貰ったOopsは《不毛の大地》でアサカワの土地を粉砕。アサカワの行動を封じつつ、このまま一気に押し切ろうとする。
しかし、ここでOopsの行動が裏目に出る。カードを引くOopsの顔が渋い。そう、土地が引けず、エルドラージの強みである3マナの動きが出来ない状態に追い込まれてしまったのである。
この隙をアサカワは見逃さない。《致命的な一押し》で《まばゆい肉搔き》を吹き飛ばすと、《知りたがりの学徒、タミヨウ》を展開。その上で続くターン、もたつくOopsに対し《不毛の大地》を突き刺していく。
一転攻勢。リソースが切れたOopsに対し、今度はアサカワが《ダウスィーの虚空歩き》でプレッシャーをかけていく。なんとか引き込んだ《エルドラージの寺院》も追加の《不毛の大地》で吹き飛ばされる。
万策尽きたOops。土地を引き込みつつアサカワの《超能力蛙》は《無霊破》で吹き飛ばすが、彼が出来たことはそこまでだった。
Oops1ーアサカワ2
■デッキリスト
■対戦動画
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