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第97回おうちでレガシー カバレージ Round3 クリコマ(4Cマークタイド) VS 今岡(スニーク・ショー)

現在、レガシーにおけるデルバーデッキは、青赤カラーを基調に2通り存在する。

1つは《ティムールデルバー》。これは緑を足すことで《探索するドルイド》を採用。序盤のキレはあまりないものの、後半以降の伸びがかなり強く、中盤~後半を戦っていく上で非常に強力なタイプのデルバーデッキである。

もう1つは《グリクシスデルバー》。黒を足すことで《オークの弓使い》を採用し、序盤からかなりの圧力をかけていくことが出来るタイプのデルバーデッキである。また、《思考囲い》や《溶鉄の崩壊》など、対応力に富むのも特徴である。

双方似通った構造でありながら、プレイ感覚が異なる2つのデッキ。ならば、こう考える人が現れてもおかしくはない。

「1個に混ぜてもいいんじゃない?」

その思想で生まれたのが「クリコマ」の持ち込んだ「4Cマークタイド」である。《秘密を掘り下げる者》をオミットし、色拘束を犠牲に 両者のデッキの美味しい所を両取りしたデッキである。

今回このデッキに対するは「今岡」の「スニーク・ショー」。《実物提示教育》《騙し討ち》を軸とした踏み倒し系のコンボデッキではあるが、軽量の打ち消しを多数搭載し、序盤から攻め立ててくるクロックパーミッションを苦手とする側面も持っているデッキである。

果たして、クリコマの4Cマークタイドは、今岡のスニーク・ショーを下すことが出来るのか。

■Game 1

クリコマはまず《ドラゴンの怒りの媒介者》→《ミシュラのガラクタ》から好スタートを切っていく。今岡はこれに対し、《定業》で手札を整えていくが、あまり動き出しが芳しくない。

対するクリコマは《思案》で手札を整えつつ、《思考囲い》で手札を確認していく。公開された今岡の手札は《意志の力》《グリセルブランド》《騙し討ち》に土地2枚。この時点で今岡はかなり苦しいが、更に《騙し討ち》も捨てられ、いよいよ攻め手を欠く状態になる。

何もできない今岡に対し、着実にライフを削っていく《ドラゴンの怒りの媒介者》。更にクリコマは《オークの弓使い》も追加しつつ、《稲妻》で今岡のライフを即死圏内に収めていく。これに対応する手段はなかったか、今岡は盤面を畳んだ。

クリコマ0ー今岡1

■Game 2

続く2ゲーム目、今岡は《渦まく知識》を唱えていくが、展開する土地が止まってしまう。ここは搦め手で《防御の光網》を設置しようとしていく。が、これはクリコマの打ち消しでキレイに処理されていく。

今岡がジタバタもがいている間、クリコマは《オークの弓使い》を丁寧に並べていく。1枚、2枚、ここまではまだ今岡も「ギリギリ何とかなるかもしれない」と思っていたかもしれない。

が、3枚目の《オークの弓使い》が投下されるに至り、今岡の顔が曇る。何もできない中、4枚目の《オークの弓使い》を前にして、今岡のライフも精神力も底をつくことになった。

クリコマ0ー今岡2

■デッキリスト

■対戦動画

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